☆しろの雑記帳☆


4/29 ジュエリー展示会

もう一昨日のお話ですが、連休の1日目だけ、ちょっと遊びに出かけました。
ヤマザキマザック美術館の「エマイユの煌き アール・ヌーヴォーの華」
フランス美術と工芸を展示している美術館の、特別展です。
エマイユっていうのは、フランス語のエナメルのことで、日本でいう七宝です。
簡単に定義すれば、ガラスの粉末を焼き付けて作るガラス工芸で
今回は主に、江戸末期や明治の日本の七宝工芸、
19世紀のヨーロッパのアールヌーヴォー、アールデコのアンティークジュエリー
それから、中嶋邦夫先生という現代ジュエリー作家の作品が展示されてました。

 

偶然、中嶋先生のガイドツアーのある日で、いろいろお話を伺えたのですが
先生の作品は、自然の草花をアレンジしたものが多く
西洋的なジュエリーにちょっと和風のニュアンスがあって、とってもツボ♪
先生のアトリエのお庭や周辺の草花をスケッチして、デザインされてるそうです。

七宝にもいろんな技法があるそうですが、同じ材料でパートドヴェールができるというのは、初めて知りました。
パートドヴェールって、花瓶とかオブジェとかのイメージですが
エナメル材料で小さなパートドヴェールを作って、それを金工と組み合わせていて
これがシックで、すっごい可愛いんです♪
それから、プリカジュールっていうのは、金属の枠にエナメルを入れて
ステンドグラスのように加工する技術で、透明感がすばらしい…!
昆虫の羽などに多用される技術のようですが、あんな感じ、とんぼ玉でも出せたらいいのに…

そのほか、金工の話とか、エナメルの発色の温度管理が難しいこととか
いろいろすごくおもしろかったです。
エナメルの材料は、その辺の七宝教室で使ってるのと全く同じなんだそうです。
「「ガラス玉」って言いますが、私の作品はすべてガラス玉ですよ」っておっしゃってたのが印象的。
そうですよね〜、工芸は材料も重要だけど、やっぱり作家の腕ですよね!

展示の中で一番きれいだったのは、フランスのアンティークの蜻蛉と蝉
羽がプリカジュールでできていて、微妙なグラデーションになってるんです。
羽の透明感と色合いが何ともいえず美しい…
胴体は宝石で、蝉の方は小指の先くらいのダイアモンドでしたが(…さぞお高そう)
でも、宝石部分がガラスビーズでも、十分きれいだと思うんですけどね。
(すいません、やっぱり材料より技術に興味がありまして…)

この日は、午前中は市の科学館の海の古生物の特別展を見てきました。
これもおもしろかった〜♪
海の生き物って、流線型のものが多くて、美しいですよね。
特にお気に入りは、天井からつるして空を飛んでるみたいに展示されてた首長竜。
それから、まるでレリーフで彫ったみたいな見事なイクチオサウルスの化石がありました。
どちらも楽しかったけど、この組み合わせで見ているのは、私くらいかも〜(笑

その後、おうちに帰ってまた作業に戻りました。
ええと、次の玉はもうできてるので、連休中には更新いたします。
もう少々お待ちくださいませ〜


4/6 今年の桜は…

ちょっと暖かくなったと思ったら、また寒くなっちゃって…。
おかげで油断してたら、桜の花は咲き始めてるみたいなので、焦って更新です。

毎年、この時期とクリスマスは、新しいデザインを考えるのに悩んでしまいます。
桜にもいろんな種類があるんだけど、それを作り分けられる腕はないし…。
しょうがないので、桜+○○…で何とかすることにいたしました。
春だから、小鳥はどうかと思ったのですが、鳥は最近作ったばかりだし
じゃあ、お魚にしようかなというわけで、桜と金魚です。
金魚もいろいろいるけれど、和柄のTシャツなんかのデザインでは、桜とランチュウが定番みたい。
真似して作ってみることにいたしました。



う〜ん、なんか、ちょっと夏向きのデザインかも…(汗
一応、Tシャツだけじゃなく、ジャケットなんかでもこういうデザインのがありましたが
まあ、夏場まで使えるとんぼ玉ということで…ダメかしら???
そういえば、ランチュウと桜、お洋服では男物が多かったのですが、とんぼ玉はどうでしょう…??
やっぱり、真似して作っても、お洋服とガラスでは、かなり違うのかもですね。

この週末、お花見の方も多いのでしょうね。
夜はきっとまだ寒いでしょうから、どうぞ暖かくしてお出かけくださいませね。




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