☆しろの雑記帳☆


5/26 矢車菊

すいません〜〜、ドイツ旅行の影響でなかなか玉作りが進まず…
いえ、作ってはいたのですが、なかなか写真撮影にまでいきつかず…
それでもなんとか5月中に1回更新できたので、ほっといたしました。や、やれやれです…(汗

せっかくドイツに行ったんだから、ドイツのお花を作ろうと思ったのですが
春の来るのが遅れていたため、撮ってきたお花が全部初春のもので、ちょっと季節的にどうかなあと…
それで、例によってドイツの国花をネット検索したところ、日本語のサイトでは矢車菊とありました。
でも、あちらの方に聞いたら特定の国の花はないっていう話なんですよね。
イタリアのときもあやしかったし、国花についての情報ってウソが多いのかも。
とはいえ、矢車菊はきれいだし、作ったことないし、季節的にもあってるので
今回は矢車菊を作ることにいたしました。(い〜かげんですいません…)

とんぼ玉と帯留めと…それから今回ふと思いついて、立方体の玉を作ってみました。
筋っぽい葉っぱのお花だから、葉っぱは中心に巻き付けて作って、その上にお花を咲かせたんですが
まあ、涼しげで良いかなあとは思うのですが…
実は、お花を各面2個ずつ入れたらどうしても大きくなってしまって、1辺が2cm近くあるんです。
2cmの立方体のガラスって、けっこう重いんですよ〜。それにチョーカーにしたら襟元でごろごろしそうだし…
もっとお花を小さくするべきだったかな〜〜〜
…申し訳ございません、もしご購入いただける場合は、そのあたりをご考慮いただけますとありがたいでございます。

とりあえず、こんな感じです。よろしくお願いいたします。

  


5/22 ガラス展示会

この間までなんだか肌寒かったのに、突然夏になったかのような陽気、
いよいよガラスの季節到来ですね〜(作るのにはつらい季節ですが…)
というわけで、金曜日のお仕事帰り、職場の近くの名古屋三越のガラス展示会に行ってきました。
とんぼ玉の加澤尚美先生、宮野美樹先生、それから吹きガラスの高山浩子先生の展示会です。



購入したのはこちら、加澤先生おなじみのアマゴちゃんのペーパーウェイトです。
大きさが4.5×3.8×1.5cmくらいかな。
透明なガラスの中と表面を、小さなアマゴちゃんがたくさん泳いでて、可愛いんですよ♪
鉛ガラスのみゃくりが水の流れのようで、良い感じ。
鉛ガラスの大きめの作品を見ると、つい買っちゃうんですよね〜
最近は、鉛のペーパーウェイトも増えてきて、しろ的には嬉しいです。

この他にも、加澤先生のとっても楽しいモザイクのリバーシブルペンダントや
宮野先生の新作の唐草文様の玉や、定番の野菜シリーズもすてきでした。
展示会は火曜日までです。お近くの方はぜひどうぞ。



新緑のガラス ガラスの器とアクセサリー
2010年5月19日(水)−5月25日(火) 10:00−20:00
名古屋栄三越 6階 リビングイベントスペース第一会場


5/17 マーブル委託

いつもお世話になっている東京は高円寺の蜻蛉玉専門店蜻蛉玉ばぶるすさんに
新しいマーブルをお送りいたしました。
…といっても、あんまり新しいお花でもないのですが…
ほんとはGW前にお送りするべきだったのですが、ドイツ行きでばたばたしていて遅くなってしまって…(汗
ちょっと季節はずれになってしまいましたが、よろしかったら見てやってくださいませ。

マーガレットに水仙、クリスマスローズです。
画像をクリックすると大きな画像が見られます。



この春はなんだか天候不順でしたが、やっとガラスが似合うさわやかな季節になってきました。
ばぶるすさんにはマーブルの他に、すてきな蜻蛉玉がたくさん展示されています。
この機会にどうぞ足をお運びくださいませね。


5/16 久々のお買い物♪

久々に海外からkobuki先生のマーブルを購入いたしました。
以前に買ったこともある薔薇マーブルの色違いです。
色違いを買うのはどうかな〜とも思ったのですが
最近kobuki先生この手のマーブルあんまり作られてないんですよね。
だから、とあるお店で見かけたとき、つい飛びついちゃいました。
ほんとは、ドイツ旅行前に注文しておいたんですが
帰ってきてから発送をお願いしたので、届いたのが今週末でした。



以前購入したのより、濃い色合いで、シックでとってもすてきです。
この花びら、レース棒で作るんだと思うんだけど、こういうタイプの八重花、大好き♪
こういうの、またたくさん作ってくださると嬉しいんですけどね〜

というわけで、久々のお買い物紹介でした。


5/9 Glas macht Spaβ! その3

さて、お上手な方は全然問題なかったお教室ですが…しろ的にはちょっとカルチャーショックなところもありました。
欧米人だとある程度経験のある方は、自分のやり方でやりたい方が多いようで
でも、その経験が佐竹じゃないのでやり方がぜんぜん違ったりして、それがうまくいく場合もあればいかない場合もあって
おまけに私にはモレッティの経験がないから、うまくいく方法なのかどうか判断がつかず…
日本の生徒さんなら、だいたい似たようなガラスで似たような技法ですから
経験値やどんな技法が得意かとか、手伝ってほしいかどうかとか、なんとなくわかるんですけど
上手な方に手を出そうとすると断られちゃったりして、じゃあ、向こうから呼ばれるまで待ってようかと思うと
もうちょっと早く呼んでくれないとどうしようもない状態になっちゃってたりして…む、難しいです…
まあ、欧米人だから、自己責任で判断して、手伝ってほしい方は声をかけてくれださるんでしょうけど…
あれでよかったのかなあ…

私は一度だけアメリカの先生のペーパーウェイトワークショップにいったことはありますが
先生はいろんなお花のデモをどんどんされて、生徒は手の空いたときに見たいのだけ見て
先生もあんまり生徒のやってることを積極的に手伝われるという感じでもなかったんですよね。
お花が作れなくて葉っぱだけのペーパーウェイトになっちゃった初心者の方もいたけど、それはそれという感じで…
まあ、どんなお花をいくつ入れてもペーパーウェイトはできあがるんですが
パーツのお花は、工程を順にクリアしていかないと、最後の玉までたどり着かないじゃないですか。
なのに、次の工程に進もうとして声をかけても、なかなか皆さん寄ってきてくださらなかったり…
パーツ初めての方で、玉までたどり着かなかった方もいたのですが…あれでよかったのかなあ。
初めに、コスモスは工程が多いので最後までいかないかもしれないと、念は押したんですけどね。

日本の講習会だと、なるべくレベルのそろった生徒さんを集めて、みんながいっせいに同じことをやって
ついてこられない方は先生が手伝って、みんな最後までたどり着くのが普通なんですが…
なんか感覚が違って、とまどってしまいます。
あれでほんとによかったのかなあ。

それに…やっぱり文化の違う場所で何かするって難しいですね。
スタジオのオーナーさんとメールでやりとりしたのですが、コミュニケーションがなんかうまくいかなくて…
お願いしたお道具を用意していただけなかったり…
もちろん、海外で日本のお店から道具を取り寄せるのは大変ですから
用意できないならそういってくだされば、こちらで用意したのですが…
そのほか、いろいろ行き違いもありまして…事前の準備でちょっと疲れちゃいました。
(もし、ドイツからお声のかかった作家さんがいらっしゃいましたら、ご連絡ください。
もしこちらの工房のことでしたら、くわしいお話を差し上げますので…)

それに今回、直前にアイスランドの噴火があって、ヨーロッパの空の便が麻痺して大騒ぎになって
本業の上司に、もう一度噴火があったら帰ってこれないかもしれないのに
こんなときに旅行に出るのはまずいんじゃないかと言われて、ちょっともめたんですよ。
まあ、結局帰ってこれたから良かったのですが、上司の言い分はもっともなわけですから
やっぱり、本業が勤め人の副業作家がこういう仕事を引き受けるのは
何かあったときあちこちにご迷惑がかかるんだから、無理があるんだなあと実感しました。
個人授業でしたらまだ自分の責任で何とかなりますが、オープンなクラスだと何かあったときのご迷惑の規模が違いますよね。
今回、ほんとに貴重な経験をさせていただいたんですが、この先は、こういうお話があってもお断りしようと決めました。

というわけで、最初で最後の大冒険となったドイツのワークショップでした。
いろいろありましたが、ほんとに良い経験をさせていただきました。
これを今後に活かせるようにこれからもがんばっていきたいと思いますので
今後ともなにとぞよろしくお願いいたしますね。


5/8 Glas macht Spaβ! その2

さて、そんなこんなででかけたドイツです。
いつも貧乏個人旅行のしろがね屋、こんな季節の良いときにヨーロッパに行けたのは初めてで
たくさんお花が咲いてるのを見て、感激しちゃいました。
今年はヨーロッパも春が来るのが遅くて、イースター頃に咲く八重桜や水仙や山吹なんかが咲いてました。
山吹なんて、ヨーロッパにもあるんですね。日本でよく見るお花でも、海外で見ると雰囲気違いますねえ。
空き時間にちょっとだけ観光に出かけたりもして、博物館や朝市も楽しませていただきました。
スタジオは郊外の住宅地というか、団地群の近くにあったのですが、日本の団地とぜんぜん違う〜〜
1棟ごとにデザインの違うきれいな建物で、間の緑地に花がいっぱいで、こんなところに住んでみたいなあ。
観光旅行じゃわからないドイツの生活が垣間見られたのも、とってもうれしかったです。


スタジオ近くの団地の庭の山吹                    市内の湖のほとりの満開の水仙                              朝市のお花屋さん                  

スタジオはとってもきれいで、広いスペースの作業台にエアバーナーがずらっと設置されてました。
あれだけ広ければエアバーナーたくさんつけても暑くないよなあ。
(いや、ドイツの方は暑がっておられましたが(笑)しろはもちろん平気。普段の暑さはこんなもんじゃないですからね。)
壁に作りつけの棚に、これまで講師でいらっしゃった先生方のビーズなどがたくさん飾られていて
しろでも知ってる有名作家さんもいらっしゃって、しろなんかが混じっちゃって良いのかしらと、ちょっと汗…


イタリアの超有名スカラプチャ作家        神戸のフェスタでお会いしたアメリカの        私もお気に入りのドイツ在住         こちらは某日本の大先生
Lucio Bubacco先生                Kimberly Affleck先生                Lavender Creek先生             お名前わかりますよね

ワークショップのお題はクレマチスと八重咲きコスモス。
クレマチスは初心者用に6弁の簡単なつくりにしましたが、八重咲きコスモスはけっこう工程多いし、難しいんですよ。
2日間のクラスが2回で、どちらも生徒さんのレベルに幅があると伺っていたので、両方のお花を並行して作るはずが
生徒さんのご希望で、なぜか最初のクラスは全員クレマチス、2回目は全員コスモスになってしまいました。
(コスモスはドイツ語でKosmeen、クレマチスはクレマチスで通じました。)

コスモスはしろ的にはちょっと不安だったのですが、2回目のクラスは
前に日本の某大先生のとんぼ玉ワークショップに参加された方や、モレッティのパーツのベテランもいらっしゃって
お上手な方には全然問題ありませんでした。
モレッティはベテランでも佐竹は初めてなのに、すっごくきれいなパーツができたりして、しろもびっくり!
今度はモレッティで作ってみるとおっしゃってましたが、技術的には全然問題ないので、あとモレッティがなじむかですよね。
佐竹とモレッティを比べた日本の方のお話では、モレッティは粘性が少ないので、お花を開かせるところが難しいのだそうです。
モレッティだと色もかなり違うし、粘性の都合で開き方も変わるなら、日本のお花とは違う雰囲気でおもしろいのができるのでは。
どんなお花ができるのか、とっても楽しみですよね〜。

 
お題のクレマチスとコスモス。…前回のHPの更新はつまりワークショップの練習ネタだったわけです。申し訳ございません…(笑


5/7 Glas macht Spaβ! その1

ゴールデンウィーク中、実は旅行に出かけてました。ええと〜、旅行先はドイツでございます。
しょっちゅう海外旅行をするリッチな玉屋と思われるかもしれませんが、ええと〜、実は、その、講習会をしに…
す…すいませんっ!その方がずっと身の程知らずって感じですよね〜。もっ申し訳ございません〜〜〜

実は、海外で作品を売り始めて、日本のお花玉を教えてほしいという話はアメリカからときどきあったのです。
でも、私は本業は勤め人の上、日本のガラスとバーナーでないと扱えないわけでして
お正月かGW(つまり、飛行機代が一番高いとき)しかムリだし、バーナーのセッティングにお金がかかるし
そういうことをご説明すると、たいてい話は立ち消えになってたんですね。

でも、このドイツの某工房では、とある大先生がとんぼ玉を教えに行かれたときに、エアバーナーを数台購入されてて
それに、ドイツ人も仕事休みにくいんだそうで(その代わり夏場に長期バカンスするんですが)
問題ないから来てくれといわれ、これって最初で最後のチャンスだよなあと思って
思い切って、お話を受けることにしたわけなんです。
実はむか〜し昔、ヨーロッパを自由旅行した頃、ドイツが一番居心地良かった思い出があって
もう一度いってみたいなあと思ってたんですよね〜

さてさて、お話をお受けしたものの、しろが海外で講習会をするとなると、当然さまざまな問題が…
まず、デモはともかく、私は日本人相手ですら「お教室」は初めてなんです。
とにかく人様にお教えする練習が必要ということで、お友達にお願いして人を集めていただき
以前通っていたお教室の場所をお借りして、2回ほど「お教室ごっこ」をさせていただきました。
所詮練習ですし、もちろんそれで足りるというもんじゃないのですが
あまり何度も人様にご迷惑もかけられず、とりあえずできる範囲の練習ということで…
みなさま、その節はほんとうにお世話になりました。ご多忙の折、お手数おかけしてまことに申し訳ございません…

それから、当然、言語が問題でして…
もちろんドイチュ語(ドイツ語でドイツ語はDeutsch、発音はカタカナ語でドイチュです。)なんぞできませんので
自動的にえ〜ごとなるわけですが…
むか〜しの思い出ではドイツの皆さんは大変英語がお上手でしたので…問題は、当然しろの方…
みなさんしろとメールでえ〜ごのやり取りされて勘違いされるんですが、しろの会話能力はものすご〜く貧弱なのです。
書く方は、ほとんど毎日え〜ごでメール書いているし、最近はアメリカの郵便事故の後始末で鍛えられたりして
ぜんぜん標準的な英語ではないけど、なんとかかんとか複雑なことも通じるようになってはきてるんです。

でもね〜、会話は練習する機会がなくて…とんぼ玉と同じで、練習しなけりゃ上達するはずがない。
だから、メールでやり取りしたあと、しろと直接会って話すと、皆さんあまりの下手さにびっくりされるんですよ。
キーボードを打つときには、一応文法どおりに出てくる単語が
焦れば焦るほど時制も人称変化も、しまいには語順までぐちゃぐちゃになってくる〜〜
これって、英語脳と口がつながってないって言うんですって。…大丈夫でしょうかねえ…こんなんで。

最後に、前回オーストラリアに個人教室に出かけたときも大変だった、お道具や材料の問題です。
金属製のお道具はともかく、「離型剤」があんな大問題になるとは思いもよらず…(詳しくはこちらをご参照ください。)
今回は人数も多いし、足りなさそうなものでかさばるものや、空港でトラブりそうなものは、事前に小包で送りました。
これだけは、前の経験が活かせて、まあ良かったかなと…

(タイトルの「Glas macht Spaβ! 」「ガラスは楽しい!」という意味です。
むか〜しのNHKのTVドイツ語講座のタイトル「Deutsch macht Spaβ! 」(ドイツ語は楽しい!)からいただきました。
ヨーロッパ旅行するために見てたんです。懐かしいなあ…っていうか、知ってる方にはトシ、ばればれですね(笑)




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