☆しろの雑記帳☆


10/27 ゴミ捨て

みなさま、ガラスゴミ、どうやって捨てていらっしゃいますか?
私、作業台の下に大きなおせんべいの空き缶をおいて、そこにどんどん放り込んでたんですよね。
缶を設置したのはだいぶん昔で、当時は「いっぱいになったら箱ごと捨てよう」とか思ってたんです。
ところが、だんだん缶がいっぱいになってきて、もしかしてやばいかな〜と気づきはじめたのですが
結局そのまま捨て続けてて、最近とうとう完全にいっぱいになってしまいまして…
ご想像通り、大きな缶いっぱいの鉛ガラスなんて、重くてびくとも持ち上がりません。
どうやって捨てたものか、途方に暮れてしまいました。

名古屋では不燃ゴミは市指定の透明ゴミ袋に入れるのですが
ガラス屑をたくさん入れたら、あっというまに破れちゃうでしょう。
考えたあげく、丈夫な持ち手の付いたビニールコーティングの厚手の紙袋をいくつか探してきて
おせんべいの缶から紙袋に、いらない陶器の器ですくって移し
指定のビニール袋をかぶせ、紙袋の持ち手を外に出して、持ち手で持ち上げられるようにしました。

これをゴミ捨て場所に運ぶのが大変で…
いくつかに分けたとはいえ、一個一個が重いのなんの…何度か往復してゴミ出しを終えましたが…
ゴミの収集の人、さぞびっくりされるでしょうね。
一見、大して重そうに見えないただの紙袋、持ってみたらずっしり!
もしかして、下手に中をあけて、ケガなどされてないと良いのですが…
今度出すときは「ガラスゴミ」って袋に書いておいた方が良いかな。

今度…って、今度捨てるときって、いつかなあ。
実は、空になった缶、また利用しておりまして…(汗
だって、ゴミ箱が近くにあると便利なんだもん。って、その割りに作業台が散らかってるんですけどね。(大汗
でも、今度はあんまりいっぱいにならないうちに捨てようと思ってます。
いっぱいになると、とっても大変でしたからね。


10/26 秋の花…

す、すいません…また雑記帳の更新が遅れてしまっております。
作っていないわけではないのですが〜〜(汗)
あいかわらず、秋の花に悩んでおります。
だいたい、秋とはいっても昼間は暑いくらいで、先日通りがかった庭先で満開の朝顔を見たくらい。
職場では腕まくりして扇風機に当たってるんだもん。秋らしい題材を追求する気力がでなくて…
で、もう、秋っぽくなくても良いから、なんか秋に咲く花を…と思って探したら
サフランって、秋に咲くんだと初めて知りました。

サフランってクロッカスに似てるんですが、クロッカスと違って上から撮った画像が多いみたい。
これなら開くお花の技法で作れるかなあ…と思って作ってみましたが…
う〜ん、サフランに見えるかなあ。色がかなりビミョウ…
そういえば、サフランって花芯が赤と黄色で、香辛料に使うのは赤い方の花芯なんだそうです。初めて知りました。
 

あいかわらず、こんな玉ですが、よろしかったら見てやってくださいませ…


10/13 お月見〜〜

秋ですねえ…秋冬って、なかなか派手なお花がないのが悩みの種。
いえ、地味なお花が嫌いなわけではないのです。むしろ小さな野の花は大好きなのですが
八重でぱっと開いた派手な花の方が、ごまかしがききやすいというだけのことでして…(汗
とはいえ、やはり秋には秋の玉…というわけで、伝統和柄、「月に萩」に挑戦してみました。

 

萩の花って、豆科なんですよね。よく見ると豆のお花の形してます。
お花とつぼみと、それらしい形にパーツを引いて、細く細くのばして切って…
問題はここからでございます。
小さいパーツ入れるのって、ほんとに難しいんですよ〜(泣

小さいパーツを余熱台にたくさん乗せて、つまんで一個一個のせていくのですが
…私、やっぱりそろそろ老眼かも。目が疲れる、疲れる…
最小で1〜2mmのパーツですから、下手に火で予熱すると溶けてへたってしまいます。
余熱をかけにくい上、接着面が小さいわけで、地玉の温度を上げないと、パーツが地玉にくっつきません。
それでつい暖めすぎた地玉に、パーツをぐいぐい押しつけるから、そのうち玉の形がぐにゃぐにゃに…
これを丸く戻すのがまた大変で…あんまり時間がかかると、パーツがにじんで輪郭がぼけるし
いくらか丸くなった頃には、今度は下地の月や隣の桔梗がぐちゃぐちゃ…(泣

結局、月も、萩の花も、桔梗の花も、玉の形も、どれもこれもいまいちな…
とりあえず、またまたたくさん作って、マシなのを選ぼうとしたのですが
どこがマシなんだか、自分でもちょっとよくわからないような…(汗

話は変わりますが、萩は確かに秋に咲くけど、同じく秋の七草の桔梗って7月頃ですよね。
旧暦ではどちらも秋なのかもしれないけど、咲く時期はずれているような…
和柄ではよく一緒に描かれてるし、しろの腕では萩だけでは絵にならないので、入れてみたのですが
こういう情景って、リアルにはあんまりないのかも…(汗

こんな玉ですが、とりあえずupしてみますので、よろしければ見てやってくださいませ。


10/12 ペーパーウェイト

展示会で購入した大鎌章弘先生のペーパーウェイトが届きました。
いえ、ほんとはもっと早く届いたはずなんですが、昼間は会社、夜はバーナーしてるもので、宅急便がなかなか受け取れず…
この週末にやっと受け取ることができました。



きれいでしょ〜♪
縦横約3.5cm、高さ約3.8cmくらいです。
中に入っているお花はとっても小さいのに、上から見るとガラスのレンズ効果で、大きく咲いて見えます。
表面は機械で削った真っ平らじゃないので、動かすと中のお花がちょっとゆらゆらします。
まるで空中に浮かんだお水の中にお花が咲いてるみたい。
ホウ珪酸ガラスってあんまり透明すぎて、表面がつるつるだと、ときどきプラスチックみたいに見えるんですが
こういう加工の方が私好きかも♪

大鎌先生の展示会って、いつも何か新しい分野の作品が合って、すごいなあって思います。
今度はどんな新しいものを見せていただけるのかなあ。次の展示会がまた楽しみです♪


10/11 クイ切り修行中

このところ、グチと言い訳ばかりのしろがね屋でしたので、今回は良いことがあったお話をひとつ…


画像は私の持ってるクイ切りです。どれも同じタイプのです。(タイプの違うのもいくつか持ってます。)
一番左が一番古いので、もう8年以上(!)使ってます。ベテランさんで、私の片腕でございます。
残りの3本はここ1、2年の間に購入した新人さんたちです。
隣のはとある講習会、そのまた隣はなんとオーストラリアのDIYショップ、右側は東急ハンズで入手しました。

8年も使ってるというと、みなさん「ええ〜っ」と驚かれます。
たいていどこのお教室でも、切れ味の良い新しいのを使うようにって言われますよね。
私ももっともだと思って、新しいのをいくつも買ってみたのですが、なぜか古い方が切りやすいんです。
どれも刃が平行になってるか、隙間が空きすぎてないか、じっくり選んで買ったはずなのに…

なんでだか、私もず〜っと不思議だったのですが、とある先生が
「ガラスは切るんじゃなくて、割るんだから、ちょっとなまった方が切りやすいんだよ。」
と、おっしゃるのをきいて、「そうか〜、そうだったのか〜〜!」と初めて納得したのです。

ただ、「あまり丸くなると切りにくくなるから、新しいのを平行して使ってナマしてるところ」、とも伺い
急遽、お蔵にしていた新人さんたちを引っ張り出し、新人教育を開始しました。
パーツのいらない部分やロッドを切るときは、なるべく新しいのを使うことにしたんです。
とはいえ、新しいから切りにくいのか、道具が良くないのかは、使い込んでみないとわかんないんですよね。
1年くらいたって、どうやら左から2番目が筋が良さそうとわかりました。
最近、細いパーツならきれいに切れるようになってくれて、とっても嬉しいです。
パーツ大好きしろがね屋にとっては、クイ切りの切れ味(割り味?)は死活問題でして…
ベテランさんもちょっとこのところ老化を感じるので、後継者が早く育ってくれると嬉しいなあ。

というわけで、長年の疑問が解決したのですが
新しい道具と古い道具とどちらが使いやすいかは、きっと人それぞれなんだと思います。
新しいクイ切りが良いとおっしゃる先生が多いんだから、たいていの方はそうなんでしょうね。
でも少数派って必ずいるもので、私の場合、自分と同じタイプの先生に出会うまで何年もかかったわけです。
おかげで、古いのがダメになる前に、新しいのの修行を開始することができました。
その先生と出会えて、ほんとにラッキーでした。ありがとうございました。

技法なんかもきっと同じなんじゃないかと思うんですよね。
デモを見てると、同じことをするにも、先生によって全然違うやり方をされるんですよ。
自分で新しい技法を考えつけない凡人のしろがね屋としては
機会があるたび、いろんな先生の技を拝見して、自分に合う方法を探せたらなあと…
先生方には、今後ともなにとぞよろしくお願いいたします。


10/7 問題解決…??

またまた、更新が間遠くて、大変申し訳ございません。
いろいろ作ってはいるのですが、なかなか手が回らず…(泣

実は先日エアバーナーのポンプを買い換えたのですが、それ以来バーナーの調子が悪くて…
出力は問題ないんです。とんぼ玉やパーツを作るには特に困らないのですが、マーブルが…
まず、火の調子が変わって、前と同じ高さで作るとススが入るようになりました。
まあ、これは良いんですよ、ちょっと手を上に上げれば問題ありません。
…マーブルだと、腕が余分に疲れますけどね。

問題は、集中炎が集中しなくなっちゃったことなんです。
おかげでポンテ跡がうまく消せないんです。(泣
火が集中する点がはっきりしなくて、あぶる位置をいろいろ変えてうろうろしてると
ポンテ跡は消えずに、ポンテの周りのガラスが荒れてザラザラに…(大泣
ザラザラは研磨機で磨けば消せるのですが、かなり広範囲なのでルーターではとてもムリ!
結局、またお教室に出かけて研磨機をお借りすることに…

ええと、先日、お教室の研磨機を壊しちゃった話はしましたよねえ。
ホームセンターのお手頃研磨機を、しろが耐用時間遙かに越えて使用したため、お亡くなりになってしまったのです。
その後同様の機械を設置していただいたのですが、これ以上破壊活動は続けられません。
それで、もう一個の平盤の研磨機(こちらは一応工芸用)をお借りしたのですが、こちらは時間がかかるんですよね〜
ポンテ跡が失敗したのを山ほどかかえて出かけたんです。磨いても磨いても終わらない…(泣
焦ってぎゅうぎゅう押しつけたら…マーブル、傷だらけになっちゃった…(大泣
…これはもう、あきらめてペーパーウェイトにするしかないかなあ…

そもそも、なんでポンプ換えたらバーナーがおかしくなるのでしょう。
一度バーナーの方をメンテしてもらった方がよいのかも。
思いあまって購入先のA3 インターナショナルさんに電話してみました。
そしたら、エアのノズルの位置がずれているのではないかと。
私の使ってるB10タイプはキャップの網の部分が分厚い格子になってるので
格子の枠の部分にエアが当たると分散して炎が集中しないのだそうです。
ノズルを格子の穴部分に調整してくださいといわれて、その通りにずらしたら…
なんと、今まで見たこともないくらい集中した炎が目の前に…!!!

どうやら、ポンプを換えてエアの調子が変わったために、エアが格子にばっちりぶつかるようになったみたい。
それで炎が乱れて余分なところが加熱されて、ガラスの表面が荒れちゃうことになったんですね。
さすがは専門家、感動です〜!やれやれ、良かった良かった〜〜(涙
早く相談すれば良かったです。あんなに悩んでたのがウソみたい。

納得はしたけど〜〜、マーブルってほんとにちょっとしたことが大きな問題になるんですね。
何度も言うけど、とんぼ玉作るには全然問題なかったんですよ。
佐竹の鉛ってもともと大きいものを作るようなガラスじゃないから、いろんなことがムリムリのギリギリなんです。
失敗を修正するのもものすごく大変だし、道具や材料もものすごく気を遣って整えないとダメです。
私みたいなイイカゲンな人間には向いてないんでしょうけど、でも佐竹のマーブル好きなんですよね。
困ったもんです。


で、こちらが新たに作り直したマーブルです。
秋向きの鯉と紅葉。いかがでしょう。
ポンテ跡は…う〜む、まあまあかな。集中度の高い集中炎に、今度はかえってとまどってしまいました(笑
慣れるまでまたちょっと練習がいるかな。
いろいろ困難の多いマーブル作りですが、懲りずに何とかぼちぼちやって参ります。




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