☆しろの雑記帳☆


7/30 コアグラス講習会

行ってきました、小暮紀一先生のコアグラス講習会。
名古屋から富山は遠かった〜。行きは特急で3時間半、帰りは鈍行、特急、新幹線を乗り継いで…
でも、知りたかったことをいろいろ学べて、大変有意義な講習会でした。
ランプワークフェスティバルのデモと本だけじゃ、やっぱりポイントがわからないものですね。
そうか、ここが大切だったんだ〜と、目からウロコ!
それに、離型材の塗り方とか、型に塗ったガラスの温度管理とか
難しいところがどこなのか、少しはわかっただけでも、大収穫です。

小暮先生のすばらしいデモには、テレビチャンピオンの感動がよみがえりました。
それに、奥方様の林裕子先生のすばらしいランプワークコレクションを見せていただけたし
スタッフのみなさまにも大変お世話になりました。ありがとうございました。

技術的なことももちろんですが、でも一番カルチャーショックだったのは
コアグラスは使えなければ意味がない、というお言葉だったかも。
だから、持ちやすいように、薄く、軽く、用途に合わせた形で仕上げられているのだとか。
でも、あんな高価な細工物を食器に使うなんて、自分には考えられなくて…
小暮先生のコアグラス、一個だけ持ってますが、大事に棚に飾ってます。すみません、貧乏性で。
きっと小暮先生のお客さまは、皆さまお金持ちなんだろうなあ。…う、うらやましい〜
でも、開くお花を埋め込むと、どうしても地が厚くなっちゃうんですよ。
立体のお花もよう、好きなんだけどなあ。どうしたものやら…

 
とりあえず、今回作ったものの一部です。
杯型の器は、この形は内側(型に接していた方)が表になるのだと教わって
透明ガラスに外側からパーツを入れてみました。ガラス絵みたいですね〜
中は磨いていないので、水で濡らして撮影(←ずるっこです。すいません)
あと、レース棒巻きとか、とんぼ玉を足にしたのもありますが
あまりに出来がひどいので、公開はご容赦下さいませ(汗

マーブルもですが、大きいもの作ると、成形が苦手なのがもろに出ますね。
模様のことより、まずは練習して技術を身につけねば…
とかいって、そんなのいつやるんでしょう???
ランプワークフェスタも近づいてるし、まずはマーブルを練習しないと〜〜(汗・汗・汗
あ〜あ、もっと時間があったらな〜


7/16 突然ですが、ISGB

京都でスタジオモリオを主催されてる豊島守男さんにお声をかけていただき
突然ですが、ISGB(International Society of Glass Beadmakers)のイベントに作品を展示することになりました。
モリオさんと喜南鈴ガラスさんが業者専用ブースで、日本の作家さんの作品を展示・販売されるのですが
そこに、しろがね屋の作品を置いていただけることになったのです。
他の作家さんは有名プロ作家の先生方で、私なんかが混ざってよいのか迷ったのですが
せっかくのお話なので、図々しく参加してしまうことにしてしまいました。

ランプワークフェスタ用に作りためた玉から、できるだけマシなのを選んで
マーブルや、この間作ったばかりのペーパーウェイトと一緒に、モリオさんにお預けしました。
急なお話だったので、大急ぎで一緒に並べる日英語のカードの印刷を頼んだり、ばたばたしちゃいました。
無事に届いて、ちゃんと展示していただけますように…!

下が、そのお送りした玉です。
マーブルは一番気に入ってるクレマチスのを
お客さまのみやびさまに作っていただいたマーブルホルダーと一緒に送りました。
…ホルダーにのせたところ、写真に撮るの忘れちゃいました…すごく合ってたのに…ざ、残念…

マシといってもこの程度…。急いで作った値札が情けない〜(恥

モリオさんは、海外の作家さんを招いて講習会をされていて、アメリカにもたくさんお友達がいらっしゃるのだとか。
今回は逆に、日本のガラスビーズをアメリカで紹介してくださるんですね。
作品展示のとなりのブースで、喜南鈴ガラスさんのエアバーナーやガラスや工具も展示・販売されるそうです。
日本のガラス工芸の技術が、ぜひ欧米の作家さんにも広まるとよいですね。

イベントはミネアポリスで、7月26日から29日までです。
(私はちょうど小暮先生のコアグラスの講習会に参加している頃ですね〜。)
たくさんのお客さまに見ていただけたら嬉しいなあ…
モリオさん、なにとぞよろしくお願いいたします。ありがとうございました!!


7/2 コペルニクス的転換

あいかわらず、マーブルを作るたびにポンテ跡の始末に苦しんでいるしろです。
佐竹の鉛ガラスは重いので、太めのポンテをつけないと心配で、ポンテ跡もでかいです。
ポンテをつけるときに本体との温度差があるとはずしやすいと聞くんですが
私がこれをやるとなぜか本体がえぐれてとれて、おへそみたいになっちゃうし…
それに、形もいびつになりがちで…こんな丸くないマーブル、マーブルじゃない〜〜!
…と叫んで、ふと気がつきました。丸くないなら、マーブルでなくしてしまえばよいのです。

実は、鉛ガラスのペーパーウェイトというのを、ずっと作りたかったんですよ。
そして、通っているお教室の吹きガラス体験にはペーパーウェイトコースがあります。
もしかして○を加工して、平らな面を作れるのではと、思いつきました。
私的にはコペルニクス的発想の転換(笑)
で、昨日出来そこないのマーブルをかかえてお教室に出かけ、研磨機をお借りしてみました。

ろくろの上の丸い板を回転させ、水と研磨砂を流しながら削ります。
単純作業なのに、けっこう難しい。油断すると回転に引きずられて手が滑っちゃいます。
最初は失敗して、マーブルが傷だらけに…(泣
だいたい削れたら砂を細かいのに変えて磨き、さらに別の研磨機でバフというのを使って磨きます。
これがすごい。ざらざらの面がみるまにつるつるになって、びっくりでした。
円盤で付けちゃった傷も、軽いものなら修復できました。
またまたこの機械ほしい〜と思っちゃったしろですが、辺り一面水と砂が飛び散るのでさすがに無理そう。
また借りに伺うのが正解のようです。これ以上機材を増やしても、寝るとこなくなりますしね。

画像ではマーブルと区別が付きにくいですが、下の面が平らになってます。

できたのはこんな感じ。小さいけど、鉛ガラスなのでけっこう重くて、ペーパーウェイトにはいいかも。
また丸くないマーブルがたまったら、順次ペーパーウェイトに加工する予定です。
嗚呼…これでポンテ跡を失敗しても、泣かなくてすむ…う、嬉しい…(感涙
できたのは、ランプワークフェスタでマーブルと一緒に販売いたしますね。

ところで、今日のお教室ではひさ〜びさ〜にレース玉を作りました。
コアグラスを習いに行くための練習だったのですが…いやはや〜(笑
あんまりひどいんで、作りながら自分でも大笑い。
これも練習しないとなあ…次のお花も全然できてないし…
あいかわらずやることがいっぱいです〜がんばります。




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