☆しろの雑記帳☆
★ 10/31 カルチャーショック ★
アメリカのオークションではそれなりにお買い上げいただいているしろがね屋のとんぼ玉
なぜか英文HPの方では、さっぱり売れません。
オークションやギャラリーサイトにアドレスを上げてるのに…
商品だってたくさん置いてるし、お値段だってオークションと比べて高くないし
なにより、値段が決まっていた方が、落ち着いてお買い物できるはずなのに…
困るというより、大変不思議だったので、アメリカのお友達に聞いてみたところ
商品が多すぎるし、いつでも展示されてるので、買う気にならないのでは…とのこと。
えええ〜〜〜???そうだったんですか〜!
アメリカ人は、期間限定のレアアイテムに弱いのだとか。
めったに出ない商品を、いついつまでに買わなくちゃ…となると
興奮して、つい購入してしまうらしいです。
そういえば、アメリカのアーティストのHPって、ろくに商品ないんですよね。
あっても、1個か2個。たいていはsold outになってます。
…売る気あるのかよ〜!って、実はちょっと怒ったりもしてたんですが
実はこれこそが、アメリカ流の営業戦略だったんですね!びっくりです。
だからオークションも、こんなに盛んなのでしょう。
私に関していえば、お値段は決まっていた方が安心できるし
商品がたくさんある中から、一番気に入ったものをゆっくり選ぶのが楽しいのですが…
皆様はいかがですか?
でも、ショッピングって、商品もだけど、ショッピング自体も楽しみなんですよね。
それはきっとアメリカの方も同じだと思うんです。
郷に入っては郷に従えと申しますし、アメリカの方がそれがお好きなら
私もアメリカ式の営業方針を身に着けなければ…
でも、私はアメリカ式のネットショッピングは楽しめないな〜〜
欧米のビーズもきれいで、嫌いじゃないんだけど…
どなたか私のために、定額商品をたくさん並べたランプワークビーズショップを開いてくれないかな〜〜
★ 10/29 プチ講習会 ★
先日ご意見募集いたしましたソフトフレックスのプチ講習会に参加しました。
メアリさんがお仕事で名古屋にいらっしゃったのに合わせて
先日ご意見をいただいた方の中から、お近くの方を個人的にお誘いしてみたのです。
私を含めて3人だけの、プチ講習会でした。
今度作ったのはこういうタイプのネックレスです。

カラータイプからブルーを選んで、とシルバーと合わせてみました。
プレーンタイプのグレーや、シルバー、ゴールドの他に10色あるようです。
黒地に金箔の玉とブラックを合わせると、すごくかっこいいです。
ピンクはかなり派手ですが、赤紫があって、これがピンク系の玉にぴったりでした。
ブラックとブロンズと合わせたり、玉の色によってはグリーンなんかもきれいみたい。
…しかし、アクセサリー製作は大変不慣れなもので、時間がかかって大変でした。
でも、シルバーのサイドビーズや専用のプライヤーも分けていただいたので
がんばって練習して、クリスマス用に何か作ろうかな〜
シルバーのサイドビーズがシンプルでとっても使いやすいんです。
シンプルな形のメタルビーズって、日本であんまり見ないような…。なんででしょうね。
お問い合わせをいただいた方にはご連絡しましたが、実は現在シルバーのワイヤーは品切れなんです。
ハリケーンのカトリーナの影響で工場の機械が壊れて、アメリカのお店もずっと在庫なしとか。
プレーン(グレー)やカラーのワイヤーはいくらでも買えるのですが
シルバーは手に入りにくく、あってもプレミア価格で大変お高くなってます。
メアリさんは、日本での販売を考えていらっしゃいますので
早く工場が稼働して、皆様にもお届けできるようになると良いのですが…
また情報がありましたら、こちらでアナウンスいたしますね。
参加者の方はもちろんとんぼ玉作家さんで、どちらも公募展で賞を取られてる方だったんですよ。
ご自分お玉をいろいろお持ち下さって、見せてくださいました。
どれもすばらしい玉で、メアリさんもとっても喜んでくださってました。
ありがとうございました。
一方私の玉はといえば…一応、クリスマス用の新作なんですが〜〜(笑
実は、羽根ペンとメリークリスマスのロゴを組み合わせたつもりなんですよ。
でも、どちらも大変難しくて、ちっとも上手くいきません…
これは自分用だから良いけど、お店に出すならまだまだ練習しないと…
クリスマスまでに間に合うかなあ…自信ないけど、がんばります。
★ 10/25 モレッティ ★
先日の酸素体験がたいへん楽しかったので、ついついモレッティのロッドを注文してしまいました。
それも調子に乗って、こんなにたくさん…
いったい何作るつもりなんでしょうねえ、まったく(笑

佐竹ガラスに比べたら、やっぱり色が鮮やかです。
でも、アメリカの作家さんからもらったのより、ちょっと色が薄いのがありました。
佐竹もそうですが、ロットによって色が違うのかなあ…
それとも、いただいたのは同色の特色だったのでしょうか。初めて買うので、よくわかりません。
モレッティも、かなりの色数あるらしいんです。外国のお店で、手にとってお買い物してみたいなあ。
さて、たくさん買った以上、使わないわけにはいきません。
いったい何ができることやら???
★ 10/22 雪のマーブル ★
そろそろクリスマスの準備をいたさねばならないのですが
クリスマス・お正月って、なまじ題材がきまってるので、新作というと困ってしまうのです。
とりあえず去年作った雪のパーツをマーブルにいたしました。

…これもパーツがたくさん入っているので、作るのが大変…
やっぱりたっぷり2時間かかります。
もう少しパーツが少なくて見栄えのするデザインはないものか〜〜
(楽ばかり考えてちゃいかんですね。)
これは一応ebayで売る予定なのですが…HP用にもう一個作ろうか、現在考え中です。
結構たいへんだったので〜〜どうしようかな、ちょっと小さめのを作ろうかな〜〜
そしたら軽いし、パーツも少なくてすむし…
ああ、ダメです、楽に走ることばかり考えてしまいます〜〜
…根性なしのしろがね屋でした…
★ 10/15 日本伝統工芸展 ★
今日は毎年恒例の日本伝統工芸展に出かけてまいりました。
今年は、毎年楽しみにしているハート・ド・ヴェールのご家族作家さんのお一人
石田 知史先生が賞を取られたので、なんだか嬉しかったです。
細い線を重ねる繊細な表現で、草原をわたる風を表現していらっしゃいました。
いつものようにその他工芸のコーナーをぐるぐるぐるぐる回ってたんですけど
今年は七宝で好みのものがたくさんありましたね。
たまたま染織工芸の先生の解説があったので聞いてみました。
全然知らない分野だと、色や模様の好みでだけで見ることになりますが
(まあ、それが重要なんですから、それで良いんでしょうけどね)
解説を聞きながら聞くとやっぱりおもしろいですね。
単に「ガラス」といってもたくさん技法があるように、染織の世界も奥深いのでしょうね。
そのあと近くのパーツやさんで買い物して帰ってきたのですが
金曜日からお出かけしっぱなしで、疲れて寝てしまいました…
この週末、モレッティで遊んだ以外、ガラスさわってないです〜〜!
HP更新したり、オークション出したり、雑記帳書いたり、単にサボっていたわけではないですが〜〜
次の玉全然準備できてないです。ど、どうしよう〜〜(大汗
…来週は、が、がんばります…!
★ 10/14 緊急続報その2! ★
ソフトフレックスワイヤーの続報です。
メアリさんのブース番号をお知らせしましたが
こちらをごらんになってブースによられたお客様には
メアリさんからちょっとしたプレゼントがあるそうです。
「Ayakoのホームページを見てきました」とお伝え下さい。
(英文のHPでは「しろ」と名乗っておりませんので
「しろ」ではわからないと思います。よろしくお願いします。)
メアリさんにどうぞよろしくお伝え下さいませね〜
★ 10/14 たくさん買いました ★
半年に一度、近所のホールで開かれるアンティークマーケットで、古布のお紐を仕入れてきました。
いつもお世話になっている、古布創作工房 作ヱ門さんです。
すてきなお紐がたくさんあったので、こんなに買っちゃいました♪
たくさん買ったのでおまけしていただいちゃいました。いつもありがとうございます!

実は、うちのHPを見た新聞社からインタビューがあったそうで、びっくり。
こんなページを見てくださってるジャーナリストの方がいらっしゃるとは〜〜
作ヱ門さんの最近のおすすめは、古布の日傘とか。
お手持ちの着物を仕立て直して、すてきな日傘に生まれ変わるそうですよ。
奈良県橿原市東坊城町260-2 電話0744-28-2633 fax 0744-28-3066
アンティークマーケットでは、いつもどおりぐるぐる回って目の保養をしてまいりました。
次回は来年の6月とか、またよろしくお願いいたします。
★ 10/13 酸素体験 ★
酸素バーナーの体験に行ってまいりました。
酸素は見たことはあるけど、使うのは初めて。
外国の作家さんからいただいたモレッティのロッドと小型バーナーで、立体ビーズを作りました。
まえ〜にうちのバーナーでモレッティを溶かしたときは、「とんぼ玉が作れないじゃん!」と怒ったものでしたが
外国のサイトを見るようになって、それぞれ材料には向いた技法があるのだとわかりました。
やっぱり、モレをやるならスカラプチャーだよな〜、というわけで立体のお花に挑戦してみました。
理想型としてはこんな感じですが、まあ、初心者ですから…(笑
伺ったのは名古屋市内のザック・リ ハウスさん。ホウケイ酸のお教室です。
あの超有名マーブル作家Kobuki先生の講習会もあったそうなんです。知らなかった〜!
先生に酸素バーナーについていろいろ教えていただいて、どうやらうちでは導入は無理らしいと判明。
うちは古い賃貸の集合住宅なんです。 ベランダがないので、ボンベを置けない。
小さいジェネレーターじゃ全然出力でないし、大きめのジェネレーターは、吸気のための工事が必要かもと…
古い家は汚しても怒られないのでありがたいですが、ちょっと工事まではねえ…
もし酸素をやるなら、モレッティのパーツが引けるくらいの環境にしたいのですが、どうやら無理そう。
でもうちへ帰って、集中炎にうちの大型ポンプのエアを全部入れて出力最大にしてやってみたら
時間かかるし、火が太いからやりにくかったけど、体験で作ったのと似たようなのができました。
青と黄色のお花は酸素で作ったの、紫はうちの集中炎で作ったのです。
この程度のものを作るだけなら、当面エアバーナーでいけるかなあと…
で、さっそく組み立ててみました♪
鉛と違ってかたいから、花びらがふれあっても全然平気。一応、電気炉で徐冷もしてますしね。
軽いから、着けていて全然気にならないんですよ。さすがはモレッティ!
色もとってもきれいだし、なかなか気に入ってます。

それに、初めてのことって、楽しいですね〜〜
これも入れ込んでいろいろ理想がふくらめば、思うようにいかなくてストレスも感じるだろうけど
はじめたばかりのことって、ヘタクソでも全然気にならない、できただけで嬉しい♪
当面は本格的にモレッティをやるつもりはないけど
なにしろ材料安いし、ちょっと買ってまたやってみようかな〜
★ 10/13 緊急続報! ★
ソフトフレックスワイヤーについて、たくさんのご意見ありがとうございました!
皆様のご意見は、メアリさんにぜひお伝えしますね!
メアリさんからの緊急続報です。
神戸のビーズアートショーのメアリさんのブース番号の連絡をいただきました。
82−83番のCri Cri Masaというブースです。お友達の日本人の方と共同出展とのことです。
ソフトフレックスワイヤーの使い方の講習会もされるそうですし
実物を手にとってごらんになれますよ。
お近くの方は、ぜひおいで下さいませね!
取り急ぎ、緊急続報でした!
★ 10/11 コラボネックレス ★
欧米のサイトに作品を上げるようになって知り合ったジュエリー作家のメアリさんから
アクセサリーの作り方を教わりました。
ソフトフレックスワイヤーといって、日本ではまだ普及していない素材を使うのです。
細い銀線を数十本寄り合わせて、樹脂でコーティングしたもので
日本のビーズ用のワイヤーよりずっと柔らかくしなやかで、丈夫で、銀の光沢も鈍りません。
メアリさんは主にアメリカのランプワークビーズを使ってアクセサリーを作られているのですが
私は自分の玉で試してみました。

日本のとんぼ玉ともけっこう合うかなと思うのですが、いかがでしょう。
ビーズのお仕立ては初心者の私でも、何とかできました。
ビーズはつぶし玉のようなもので固定していくのですが、専用のお道具があるそうです。
今回は普通のペンチだったので、仕上がりがいまいちですが、まあ、よく見なければばれないかなと(笑
日本のとんぼ玉は穴が大きいので、中に粒ビーズをかませてあります。
メアリさんは、日本でもこのワイヤーを普及させたいのだそうです。
皆様、どう思われますか?
このワイヤーを試してみたい、作り方を習いたい、アクセサリーを使ってみたい
などのご意見がありましたら、しろがね屋へご一報いただけませんでしょうか。
よろしくお願いいたします。
★ 10/10 変かな… ★
欧米のビーズで、壺型のビーズをよく見かけます。
おもしろいなあと思って、自分でも作ってみました。

…変かな。
確かに壺には見えると思うのですが、…何かが違うような…???
…やっぱ、変?
なにしろ初めて作るので、よくわからないのですが
アメリカのサイトでよく見るのは、もっとスマートです。
いや、私も細く作りたかったのですが、薔薇のお花を埋めていたらどんどん太ってしまいまして…
で、先っちょだけ無理やり細くして、高台みたいなのをつけてごまかしました。
一応、立たせると立つんですよ、こいつ。(だからどうということはないですね、はい、すいません。)
アメリカの壺型ビーズは、両側の持ち手が輪になってて
そこに金具を通してネックレスになってることが多いのですが
鉛ガラスだとそれじゃ割れちゃうと思って、中心に穴のあいた形にしました。
誰か使ってくれるかなあ…
ううう、やっぱし、私センスないかも〜〜
★ 10/9 薔薇のマーブル ★
先日の雑記の、薔薇のお花を入れて作りたかったものというのは、マーブルでした。
こんな感じです。

ご心配いただきました薔薇パーツは、パーツを円錐形に加工するときにブンゼンであぶったら
何とか使える程度にざらざらが消えました。
ブンゼンって、エアが少ないから、こういうときには便利ですね〜
それは良いのですが…やっぱり薔薇って難しいですね。
百合とか水仙なら花びらの先をひっかいて開かせれば
多少ゆがんでいてもごまかせるのですが
薔薇はきれいに丸く開かせないと、ちっとも美しくない…
マーブル全体に花を散らすと、パーツの数も大量で
全部きれいに開かせるなんて、しろには不可能です〜〜
花に気をとられていると、マーブルの形がゆがむし…
練習をかねてたくさん作ったのですが、どれもこれもいまいち…
こうやって写真に撮ると、丸くないのがまるわかりですね〜
お花の数が多いので、1個作るのに2時間くらいかかるんです。
…へとへとです〜〜
やっぱり、薔薇はまあいいや、と思ってしまうしろがね屋でした。
★ 10/8 す、すごいです…! ★
丸善のとんぼ玉展で小野敦司先生にお会いしたときに
とんぼ玉海外発信計画についてお話ししてみました。
で、小野先生の蜘蛛玉を海外に紹介してみたいとお願いしてみたのです。
日本にはこんなすごい玉を作られる方がいるって、アメリカ人に自慢してやりたいんですよね〜
で、ご無理をいって先生のサイトからお写真をお借りして
いつも画像を上げているアメリカのガラスギャラリーサイトGlassArtists.orgの自分のギャラリーに上げてみました。
こちらです。(「私のコレクション」のページです。玉、購入してないのに、すいません。)
そしたら、画像を上げた直後から、コメントが次から次へと…
みなさん、リアルな蜘蛛さんがかなりの衝撃だったようで
アメージングとか、あまりのすごさにアタマが固まっちゃったとか、こんなの見たことないとか、
こんなのを作れるなんて悪魔に魂を売ったに違いないとか(ひどいなあ(笑)、すごいコメントがどんどん並んで…
私も受けるとは予想していたのですが、ここまでとは思いませんでした。
(でも、アメリカの方のコメントって、おもしろいですね。(笑)
日本のとんぼ玉業界の奥深さをアメリカ人に見せつけることができて、やったね!ってかんじです。
小野先生、どうもありがとうございました〜!
またすてきな作品を見せてくださいね。
★ 10/5 またもや… ★
電気炉買ったからしばらくお買い物は禁止…のはずだったのですが、また買ってしまいました。
小暮紀一先生のコアグラスです。(す、すみません、写真がいまいち…)

名古屋の丸善のとんぼ玉・ランプワーク展です。
小暮先生のコアグラスはテレビチャンピオンを見たときからずっとほしかったのですが
ガラスのミュージアムやギャラリーの常設コーナーに置いてあるのはどれも私には手の届かないお値段で…(涙
でも、個展やグループ展には、何とか購入できるお値段のものも並んでるんですね。
ここをのがしたら、当分買えないよなあ…と思って、購入を決断(大げさ)いたしました。
手のひらでちょうど握れるくらいの大きさです。
すらりとそろったレースが美しいでしょう。*
下側に金粉と桜のパーツが入っていて、「GURE」って彫りこんであります。
クリア部分もきれいに透明で、鉛ガラスのどっしりとした高級感があります。
でも、やっぱりほんとに美しかったのは、鍵付きショーケースに入ってた大きなグラスでした。
お花模様とレースを合わせたり、虹色レースのグラデーション。
お値段もさすがで…でもきっと、あれは美術館でみんなで鑑賞するのが良いですよね。
作家さんの中では小野敦司先生がいらっしゃってて、いろいろお話ししていただきました。
相変わらずの迫力の蜘蛛の玉。
見るたびにどうやって作るのか考え込んじゃうのですが、ナゾですね〜〜。
高橋若菜先生の人面玉は天下一品ですし、沼田恵美子先生のお月見ウサギはほんとに可愛いです。
林裕子先生のアクセサリーも美しかったなあ…。蛇さんの玉が可愛くて、とってもほしかったです。
…最近物欲に負けることの多いしろがね屋…もっとお金持ちなら良いのですが〜〜しょうがないですね。
展示会は10月10日までです。(最終日4時まで)
お近くの方は、ぜひとものぞいてみてくださいね〜
*すみません、この模様は縦レースではなく、小暮先生考案の特別な文様なのだそうです。
生徒さんのしげさんからご指摘いただきました。すみません、もの知らずで失礼いたしました〜*
★ 10/4 ひさびさの… ★
ひさ〜しぶりに、バラパーツを作りました。
バラは私なんかよりお上手な方がたくさんいらっしゃるし、まあいいや…と思っていたのですが
ちょっと作りたいものができまして、パーツがたくさん必要になったもので…
それに、そろそろ涼しくなってきましたしね。(バラは時間がかかるので、夏はちょっとカンベンです。)
この前バラを作ったのは…記憶が定かではないですが、少なくとも1年以上前。
作り方は頭では覚えてますが、手が覚えててくれてるかどうか…???
ひさびさに作るのだから、丁寧にやろうと思ってたら、いつの間にやら種がどんどん大きくなって
最終的に、直径7cm、厚さ3cmほどの、巨大な円盤が…
これを溶かしながらつぶして丸く整えてから引っ張るのですが…溶けない…
花びら重ねている最中も、あまりに重くてシャフトを回せず、反対側が冷め割れしてヒビが…!!
…まあ、大きいから多少欠けてもごまかしは利きますが、こんなこと初めてでした。
バラは中心はなるべく小さく作るので、シャフトは細いのを使うんです。
種の重さにシャフトがしなってました。…あれ、曲がっちゃって、もう使えないかも〜〜
おまけに形の出来上がった種を溶かそうとがんがんあぶったら、表面だけ温度が上がって
パーツの側面が完全に結晶化し、ざらざらのブツブツに…!!
とにかく、とにかく、種を両手で支えながら溶かして、無理やり丸めて、何とか引っ張りましたが
私の手の長さでは引っ張りきれず、シャフト側にとんでもなく太い部分が大量に残ってしまいました。
とにかく切って電気炉に放り込みましたが、この太さだと電気炉徐冷でも危ないかも…
というわけで、冷ます前に細く引きなおすことにしました。
長いままでは引きなおせないので、太い部分を炉から引っ張り出してぶつ切りに。
これがまた大変で…なにしろクイ切りで切れる太さを超えてます。
クイ切りに無理やりはさんで、気合とともに作業台にたたきつけて、何とか切断。
ぐずぐずしてると、温度が下がって割れてきちゃいますし…
…種を作り始めてから引っ張るまで3時間以上、その後引きなおしにさらに2時間近く…
終わったのは夜中の2時です。
使用したガラス棒は、色ガラスがまるまる3本、白が1本半くらい…
…こんなに苦労して作ったのに、表面がここまでざらざらなパーツが果たして使えるのか…
大きく作っただけあって、久しぶりにしては断面の形はまあまあなのですが。
…使えなかったら、しろ、もう泣いちゃうかも…(涙
やっぱりバラはまあいいや…とちょっと思っちゃったしろがね屋でした。
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