☆しろの雑記帳☆


9/27 またまた昭和記念公園

民家園のヒガンバナが咲いたという記事が上がってたのが気になり、また昭和記念公園へ…
…暑かった。暑いのは知ってたんですが、週末雨の予報だったし(あてにならないとはいえ)、月曜日は民家園閉園だし(公園自体は開園)…
で、ヒガンバナは咲いてました。赤も白も咲いてましたが、でもやっぱり白が少ないなあ…とりあえず、赤白の写真が撮れて良かった。
よく見たら、大きめの白の株がまだつぼみでした。火曜日の方が良かったかなあ…まあしょうがないですね。

ブーケガーデンはどんどん花が咲いてます。隣のイエローコスモスも、つぼみが付き始めてました。良かった〜〜♪
前回見かけなかったクマバチがたくさんいました。…日によって、見られる昆虫が違うのはなんでなのかな。不思議。
ホウジャクもたくさんいました。ヒメクロホウジャクを見かけたけど、あれはものすごーくすばしっこいので、動画すら全く撮れず。
盆栽園のホトトギスが咲いてました。日本庭園も雑木林もまだでしたが、鉢だと花期を調節できるのかな。


見ごろの秋のブーケガーデン   クマバチ        アオスジアゲハ             赤と白のヒガンバナ            盆栽園のホトトギス   

公園ではこのところ、雑木林のやぶ蚊がすごいです。虫よけを塗れない顔とかめがけてさしてくるので、動画とか撮ってると大変なことに…
あと、今回はスズメバチをあちこちで見ました。ハーブ園で獲物を肉団子に丸めてました。花を目当てに来る昆虫を狩ってるんでしょうね。
団子を丸め終わったら、写真撮ってた私の方に飛んできたので、思わず悲鳴を…たまたま巣がそっちの方角だっただけのようでしたが…
あとで画像を確認したら…オオスズメバチでした!!こわ!…昆虫が活発な時期、皆様もどうぞお気をつけて。

暑くて疲れたけど、でもまあ、目的は達成されたので良かった。次回は、気持ちの良い秋晴れを期待したいです。


9/22 昭和記念公園の虫

涼しくなったかな…と思うとまた暑さがぶり返し…8月より夏バテ気味のしろですが、久々に昭和記念公園に行ってきました。
秋のブーケガーデンはまあまあ咲きそろってきてました。(でも隣のイエローコスモスはまだつぼみもない状態で、ちょっと心配。)
しろのお目当ては、秋の虫撮りですが、コスモスとキバナコスモスが見ごろで、昆虫たちがたくさん吸蜜に来てました。
今年もお会いできた、ツマグロヒョウモンのメス。黒のふち飾りがおしゃれなメスは、秋の虫見の花形ですね。
他に、キタテハ、ヒメアカタテハなども飛んでて、ネットでよく見る「間違いやすいヒョウ柄蝶」の一覧表みたいでした。

そして、スズメガがあちらにもこちらにもいっぱい飛んでました。なんと、スカシバさんにも2回も遭遇できました♪
…しかし、素早くて写真が難しく…この日は薄曇りでどうしてもピントが合わず、写真はあきらめて動画中心に撮ってみました。
で、うちに帰って、ピントが合っているコマを探して、切り出したら、写真よりはだいぶんマシな感じです。これからはこの手もありかも。
スカシバの透明な羽根も、ギリギリ映ってました。シックな緑の太めのボディに軽やかな透明の羽根が、しろ的には大変ツボ。
午前中はミツバチが全然いなくて、今年はもう店じまいかと思ってたら、午後から見かけるようになりました。なんでかなあ。


ツマグロヒョウモン(オス)  ツマグロヒョウモン(メス)       キタテハ         ヒメアカタテハ        ナミアゲハ   


モンキチョウ(メス)         オオスカシバ          オオスカシバ         スズメガ(ホシホウジャク)      ミツバチ   

秋のお花は、ヒガンバナが咲き出してました。いつだったか民家園の土手で赤と白が同じくらい咲いてて、すごくきれいだったのですが
今年は今のところ赤だけ。これから咲き出すとよいのですが…。白は日本庭園に咲いてましたが、花壇の奥で写真撮るのにちょっと遠い…
雑木林にホトトギスが咲き出してました。調べたところ、ヤマジノホトトギスとヤマホトトギスのようです。
…去年まで見てたのは普通のホトトギスだったと思うのですが、こちらはまだ全然咲いてなくて、花期が違うということでしょうか。
日本庭園の普通のホトトギスも、まだ咲いてなかったですしね。雑木林ではカリガネソウもたくさん咲いていて、すごくきれいでした。
民家園のシュウメイギクも見ごろ初め。雑木林ではガマズミの実が色づき始めてました。実物では、日本庭園のコムラサキや盆栽園のツリバナも。


ヒガンバナ(赤)      ヤマジノホトトギス     ヤマホトトギス      カリガネソウ     シュウメイギク       ガマズミ

天気予報で涼しそうな日を狙ってたんですが、毎日全然当たらないので、結局適当な日に行っちゃいました。
後で気温を確認したら最高気温30℃で薄曇りだったけど、けっこう蒸し暑かったなあ…。翌日の方が涼しかったけど、仕方ないですね。
それより、これから涼しくなってほしい…!「気持ちの良い秋晴れ」はいったいいつになるのでしょう。


9/11 お出かけその2

先日お出かけしたばかりですが、ちょっと都心に所要がありまして、ついでに展覧会にもよってきました。
見てきたのは山種美術館東山魁夷と日本の夏インターメディアテク海の人類史-パイオニアたちの100万年

魁夷先生、さすがの大人気。山種美術館、激混みでした。皆さんのお目当ては、あまり公開されないという「満ち来る潮」。
幅9mの大きな画面に、躍動する波、岩に当たって砕けるしぶきが、金箔プラチナ箔のきらめきを使って描かれた、素晴らしい大作です。
でも、この絵のグッズは絵葉書のみで、クリアファイルも大判プリントも売られてません。この絵が入ったチラシもすでになくなってて…涙。
他の作品では、魁夷先生の「白い嶺」が良かった。画題は蔵王ですが、北欧から帰られた直後の作品だそうで、北欧シリーズに雰囲気似てます。
魁夷先生の四季の風景や、奥村土牛の「水蓮」、截金で夜の蓮を描いた並木秀俊の「不忍蓮夜図」も良かったです。
ほぼ撮影禁止でしたので、画像はネットで盗みました。


              東山魁夷「満ち来る潮」                      東山魁夷「白い嶺」             奥村土牛「水蓮」

インターメディアテク、撮影が解禁されてると聞いてびっくり。えええ、いつの間に??(調べたら1年以上前・汗)館長さんが変わったから??
それならいろいろ撮影せねばと、張り切って出かけました。

まずは特別展示「海の人類史-パイオニアたちの100万年」。海を越えて行き来する古代人類の研究です。
一番見たかったのはフローレス原人の骨。西欧の古人類学の本を読むと、ネアンデルタールさんに対する思い入れを感じますが
アジア在住のしろとしては、フローレスさんにぜひお会いしたかったのです。推定身長105pというのも、身長低めなしろ的にはツボ。
インドネシアのフローレス島で見つかって、島嶼効果で小型化したといわれてますが、この島にどうやってたどり着いたかは謎。
日本の縄文時代の研究では、離島産の黒曜石が日本本島のあちこちで出土したり、あちこちの離島で縄文遺跡が見つかったり。
離島とのかかわりの証拠はあっても、島に渡った手段や理由は、不明なことが多いのだとか。
縄文時代の漁具の展示も面白かったです。モリやヤスの先や、釣り針など、骨などを材料に実に精巧に作られています。縄文人器用。

特別展以外にも、新しい展示物や、前々から撮りたかった展示物がいろいろありました。
古代オリエントのガラス壺、古代ペルシャのガラスネックレス、東大旧校舎の模型、アールヌーボーの花瓶、モース博士収集の日本陶器。
それから、野村重次郎先生の昆虫画。これは美しい〜〜。前にも一部出ていたと思うけど、たくさん出ていて写真も撮れて、嬉しい。
館内が暗いので、天井付近にかけてある展示物とかはちょっと難しいですが、でも撮りたいものを撮れる自由はやっぱり素晴らしい〜〜。


沖縄港川遺跡のホモサピエンス(左)とフローレス原人(右) フローレス島の島嶼化した動物  縄文の回転式離頭銛  古代オリエントのガラス壺  野村重次郎昆虫画  東大旧校舎模型

ついでに見に行った展覧会でしたが、満足満足。特にインターメディアテクは、またぜひ写真撮りに伺いたいです。


9/7 今月のお出かけ

まだまだ暑い中、今月も展覧会巡りです。今回は日本民芸館生誕130年芹沢_介の世界
国立科学博物館の企画展高山植物〜高嶺の花たちの多様性と生命のつながり〜と、東京国立博物館の常設展を見てまいりました。

型染一般大好きなのですが、芹沢先生のセンスはやっぱり素晴らしい。布だけではなく、紙モノが多いのもツボです。
民芸館の入口ホールや階段踊り場、廊下などに、芹沢先生装丁の美装本がずらりと並んでました。
もちろん着物やのれんなど布物も充実。屏風やうちわ、箱、掛け軸、額装品などのほか、先生彩色のお皿などもありました。
しろのお気に入りは沖縄の風景を描いたシリーズ。色鮮やかに図案化された市場や家並…沖縄戦で失われた今はない風景です。
あと、伊曾保物語を12題図案化して染めた屏風や、キリシタン物語という書籍の挿絵など、異国趣味なものもステキ。
一部型紙が展示されてて、それで気づいたのですが、紙に染めるときも、布と同様、型で糊を置いて、染めてから洗ってたのだとか。
…紙に染めるときは、布と逆に、型で色を置いてるんだと思い込んでました。和紙って丈夫!!
一部を除いて撮影禁止で、お気に入りの作品で写せなかったものも多く、結局ほぼネットで盗んだ画像です。


  沖縄笠団扇紋着物       丸紋伊呂波八曲屏風    伊曾保物語四曲屏風1932        沖縄風物1949      キリシタン物語1985(展示は白黒バージョンでした)

科博さんの企画展、とっても充実してるのに、常設展料金で見られるのはお得。(年間パスなら無料です。)
今回の企画展は、高山植物の多様性、研究、保護、高山植物を楽しむために…などの章立てで、豊富な資料と解説が展示されてます。
まず、お花の写真がいっぱいで、とってもきれい。それから、樹脂標本のお花もきれい。学びとともに、目にも楽しい企画です。
高山植物と共存する動物、ライチョウやリス、昆虫などの紹介。ライチョウのヒナ、めっちゃ可愛い。オコジョ、思ったよりすごく小さい。
送粉者のチョウやハチ、高山のハチはやっぱりモフモフ度が高く、これも大変可愛いのですが、小さすぎて写真がうまく撮れません…

一方、温暖化で生育環境が変わったり、低地の動物が高地に侵出したり、お花畑がいくつも絶滅しているとか。
シカの食害は高山植物以外でもよく聞きますが、サルやイノシシの害も多いのだとか。
高山植物を見に行こう…ということで、装備などのレクチャーも。…うーん、素人登山で怖い経験をしたので、私はちょっと…
個人的には書籍などの紹介コーナーの方が嬉しかった。切手の高山植物シリーズと、その原画も数点展示されてました。美しい〜〜♪
昔の切手、きれいだったなあ…もうこういう切手は作られないんですかねえ。お札が作れるんだから、技術的には可能と思うんですが…
お花の写真もたくさん入った小冊子も無料です。まだまだ続く残暑の中、涼しげな高山植物はいかがでしょう。


   企画展入口看板     コマクサ樹脂標本   ボンボリトウヒレン模型  ライチョウ(オス冬毛)はく製   鹿柵ジオラマ 高山植物切手シリーズミヤマシオガマ原画

その後トーハクさんに移動。お目当ては特集展示の江戸時代の図譜文化―堀田正敦編『禽譜』とその魅力でしたが、他にもいろいろ面白かったです。
特集展示では、鳥の他に様々な図譜が紹介されてて、本草とか魚などの他、西洋銭譜とか更紗図譜なんてのも。なんか学研の図鑑シリーズみたい。
仏像や工芸品もいろいろ面白かったですが、和ガラスがいくつか出てたのが良かったです。薩摩切子、きれいですねえ。
着物はもう、秋草や菊などの秋柄のものが展示されてました。17Cの着物が出ていて、江戸初期のものは貴重だし、柄が独特ですてきです。

アイヌと沖縄のコーナーは、夏期は沖縄中心になるとかで、紅型や宝飾品、生活用品など、いろいろなものが展示されてました。
ビーズを編んだ首飾りが美しい。ビーズを普通につないだ首飾りもたくさん出ていて、暑い地域ではガラスの装飾品は好まれたでしょうね。
勾玉の首飾り、沖縄にもあったって知りませんでした。錫製の水差しも涼しげだし、やちむん(焼き物)も、形が独特でおしゃれ。
日本の絵画における西欧の影響というテーマで、あちこちに展示がありました。黒田清輝のデッサンやラグーサお玉の油彩画。
古いところでは南蛮屏風とか、南蛮人柄の漆器。幕末の銅版画や、渡辺崋山をはじめとする日本画家の描いた肖像画なども。


 于らん王 康円作 鎌倉時代  豆兎蒔絵螺鈿硯箱18C   ドゥジン(胴衣)19C琉球    玉ハベル19C奄美大島  チューカー・カラカラ18末-19C沖縄 切子胴赤色被せガラス鉢1881


振袖白綸子地大菊小花模様17C  振袖白綸子地菊雲模様18C(部分)  堀田正敦編「禽譜」水禽2より18-19C  佐藤一斎(五十歳)像 渡辺崋山作1821     南蛮屏風17C    

けっこう盛りだくさんで、楽しかったけど、疲れました〜。
あと、ちょうど16時半ごろトーハクに移動したら、切符の自販機が使用不可で、窓口に20分も並ぶ羽目に…
夜間営業日も他の日と同様、16時半で中のお金を数える仕組みになってるそうで…そんなことどこに書いてありましたっけ…!!??
トーハクの夜間営業日の夕方から行かれる方は、ネットでチケット購入された方が良いと思います。

秋にはまだまだあちこちに行きたい展覧会がありますので、スケジュール調整にちょっと困っております。
展覧会は年中あるとはいえ、やっぱり「芸術の秋」には面白そうなものが多い気がして、よくばりなしろは目移りしてしまうんですよね。(笑


9/4 9月の昭和記念公園

今日は薄曇り…という予報でしたが、幸か不幸かピーカン。…まだまだ暑い昭和記念公園でした。
秋のブーケガーデンが解禁されたと聞いて、夏の終わりの虫見時を期待して来たのですが、あまり珍しい虫は見つからず…
ブーケガーデンのお花もまだ少なく、でも色とりどりのマツバボタンとポーチュラカ(どちらもスベリヒユの園芸品種)は満開でした。
これからコスモスがたくさん咲いてくると、にぎやかなお花畑になると思います。
雨続きの晴れ間ですから、たくさんのミツバチが元気に働いてて、スマホを動画にして追いかけまわして、遊んでいただきました。
あとは定番の赤トンボとか、モンキチョウとか…ホウジャクさんも一瞬お見かけしたけど、すぐにいなくなっちゃいました。

公園内では初めてのお花としては、花木園のあたりの花壇でクルクマが咲きかかってました。
ダリアは、民家園の裏とダリアの庭に咲いてはいるのですが…台風で茎は折れてるし、花は雨で傷んでるし、おまけにコガネムシの食害が…
ボランティアの方に聞いたら、これからどんどん咲くから大丈夫だろうとのことでしたが、心配…画像は数少ないまあまあ元気なお花です。
雑木林でサネカズラが咲いてました。あと、でっかいキノコが生えてて、調べたらノウタケらしいです。…脳みそに似てるからノウタケ…
検索では食べるとおいしいとありましたが、ちょっと試す気にはなれないかも…
暑い日の楽しみの盆栽園のメダカの鉢は、上に蓋がされてました。(涙)…日射で水温が上がって、メダカがゆだっちゃいますからね。
ベンチで休み休みゆっくり回って、早めに帰ってきましたが、ひところよりは涼しいとはいえ、やっぱりお天気の日は暑いですね。


秋のブーケガーデンのスベリヒユ部分 キバナコスモスとモンキチョウ マツバボタンとミツバチ リスアカネ オス(多分)      ダリア(一部食害)         クルクマ    

今年は中央広場の大花壇に、イエローコスモスばかりの一角ができるようです。これはちょっと楽しみ。(まだ葉っぱしかなかったけど。)
もう少し涼しくなって、満開のころにはコガネムシが退散してくれるとよいのですが…(コスモスもコガネムシの大好物…)
またあまり晴れてない日を狙って、見に行こうと思います。




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