☆しろの雑記帳☆
★ 8/27 久々の昭和記念公園 ★
台風のおかげか、今週に入ってやや暑さが和らいできました。じゃあ、本格的に台風来る前に、久々に公園に行こうか!
…と思い立ち、急遽やってきました昭和記念公園。
天気予報は、曇りでやや強風。まあ、写真は撮りにくいけど、ピーカンより涼しいし、風があればなおさら…と思ったのに
晴れたり曇ったり、お天気雨の後、本格的に降り出しました。そして風は大したことなし。…まあ、ひところよりは暑くはなかったけど。
台風もあまり動かないまま迷走してる感じだし、天気予報が全然当たらないのも、温暖化による異常気象のせいなんでしょうね。
見ごろのお花については、夏のお花はほぼ終わって、秋のお花が咲き掛けてる感じ。花の丘のキバナコスモスは満開でした。
民家園では、シュウメイギクが咲き出してる一方、池の蓮がまだ咲き残ってましたよ。
盆栽園の鉢は台風に備えて、建物の中に避難してましたが、おかげで冷房が効いた状態で見られて、これはこれでよかったかな。
あと、タイワンサッコウフジがきれいに咲いてました。南方系の植物は元気ですよね〜。
赤とんぼ系のトンボやツマグロヒョウモンなど、秋っぽい昆虫もいました。チョウはほかにもいろいろ見たけど、写真が撮れず…
見ごろ初めのダリア…たぶんコガネムシでしょうか、虫害で花びらがボロボロで…これからどんどん咲けば大丈夫と思いますが…ちょっと心配。
まだ解禁されてませんが、秋のミックスガーデンが準備中でした。これは楽しみですね〜♪

コノシメトンボ(メス) アカボシゴマダラ(外来種) ツマグロヒョウモン(オス) 花の丘のキバナコスモス タイワンサッコウフジ シュウメイギク
雨足が強くなってきたので、2時ごろに退散。…しばらく公園を歩いてなくて足がなまってましたので、ちょうどよかったかな…
夏の間も、近所のお散歩はなるべく欠かさずしてたのですが、ときどき長距離も歩かないとね。
秋のお花や紅葉を楽しみに、またぼちぼち公園通いしようと思います。
★ 8/4 生き物とビーズと徳川美術館 ★
暑いですねえ…さすがにトシなので、暑さ負けしてます。でも、暑い中、都心の美術館巡りに出かけました。
うちにいるより、電車や美術館にいる方が涼しいですしね(笑)。今月のお出かけは、三の丸尚蔵館の生き物賞玩と
文化学園服飾博物館の世界のビーズとサントリー美術館の徳川美術館展。
三の丸尚蔵館は、現在拡張工事中。現在は開館している建物の周りで工事が行われてる状態です。そのせいか庭園への道が閉鎖されてたような…
とはいえ、以前来た時より、ずっと広くて明るい展示室になってたと思います。展示物は、日本画や明治の工芸品、各国からの贈答品など。
こちらの呼び物は伊藤若冲の動植綵絵だそうで、現在の展示は芦鵞図。ガチョウの羽が立体的に描かれています。ガチョウの造形もリアル。
一番お気に入りだったのは、沈南蘋の餐香宿艶図巻。野に咲く花とその周りの虫や生き物を描いた絵巻物です。
お花も虫もすごくリアル。チョウや花蜂もすてきですが、カエルが大変可愛かった。中国の花虫画が好きなんですが、これは特別良かったです。
鉄版に蒔絵で描いた植物に、金工の虫を磁石で好きな場所に付けられるつい立てとか、宮川香山の工夫にあふれた虫の花瓶も面白かった。
刺繍も良かったです。明治の刺繍画の菊に鳩図、大変立体的な刺繍でびっくり。古い掛け軸の表装のさりげない鳥の刺繍とかも美しい。
あと、海外からの贈答品が大変面白かったのですが、こちらは撮影禁止のものが多く、ネットに画像も出てないようで、残念。なんでかなあ。
こちらは撮影可だった、ダホメ共和国のトカゲの形のカトラリーレストと、フランスのヒヨコとカタツムリのインクスタンドです。

餐香宿艶図巻 沈南蘋(部分) 動植綵絵 芦鵞図 伊藤若冲 刺繍菊に鳩図額 4代飯田新七 インクスタンド 雛と蝸牛 トカゲ型カトラリーレスト
服飾博物館のビーズ展、民族衣装や世界各地のビーズ、ビーズを使った現代の最新モードまで、様々なビーズが展示されてました。
展示物もですが、そのキャプションが面白くて、読んだりメモするのに夢中になってました。古代からのビーズの交易ルートとか
ビーズの様々な素材とか。直径1oくらいの極細の竹の中国のビーズとか、魚のウロコとか、ストローを紙に貼って着色したビーズなどなど。
中空のガラスを伸ばすシードビーズの作り方。…肝心の中空を作るところと引っ張ってるところの写真がない…(泣)でも初めて見ました。貴重。
もちろんベネツィアンビーズの技法などの説明も。でも、交易用と記載があると、奴隷貿易の交換品にされてたことを思い出して、複雑。
服飾では、文化学園卒業のデザイナーさんの、留め袖をリメイクして、柄部分にびっしりビーズ刺繍したドレスとか、素敵でしたよ。
あと、西洋モードでは20〜30年代の、ビーズで編んだウエストのないドレスがやはり好み。ビーズの重さによるたれ感が良いですね。
最後はサントリーの徳川美術館展。サントリーの年間パスで見られるのはこれが最後でした。
徳川美術館は名古屋にあるので、何度も行っているのでは、と思われるでしょうが、うん十年も昔に1度行ったきり…(お庭は何度か行きました)
すみません、江戸時代なら、ブルジョワ文化の方が好みで…今回の展示も、素晴らしく美麗に作られてるけど、なんか遊びがないような…
でも、国宝の将棋盤とか、箏の装飾など、面白いものもありました。技術的には最高級なので、絵柄が好みだと、やっぱり目が釘付けですね。
サントリーさんの所蔵名品図録を、年間パスの割引で購入してきました。やっぱりパスは便利なので、また好みの展示の多い時期に購入したいな。

ドレス フランス 1920-30 着物(部分)日本 19C末 女性用衣装 アフガニスタン 1970-80 銀溜白糸威具足 紅地雷文・四ツ花菱文厚板 箏 銘 青海波(部分) 源氏物語絵巻 橋姫(部分)
うちにいるよりは涼しいとはいえ、やっぱり暑い時期のお出かけは疲れますね。…温暖化で、来年はさらに暑いんだろうなあ…
三の丸尚蔵館は一部を除いて撮影可、服飾博物館と徳川美術館展は撮影不可で、例によってネットで画像を盗みました。
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