☆しろの雑記帳☆


7/23 更新…

久々の更新です。チングルマと八重咲ポピー。
チングルマは前にも作ったのですが、もう少し花びらに透明感を出したかったのですが、あまり変わり映えせず…
で、久々に新しく蝶を作ってみました。シジミチョウっぽい蝶にしてみましたが、どうでしょうか。
ポピーは、スペイン旅行の後、昭和記念公園のポピーが、フラメンコの衣装に見えて気になってならず…
でも、使っているガラスでは深紅を出すのは難しいので、シックにグレーと薄いピンクにしてみました。
グレーといっても、もう少し紫がかった色にしたかったのですが、紫って発色よくないんですよね〜



とんぼ玉3個です。こんな感じですが、よろしければ…


7/20 昆虫と写本

もう梅雨明けなのか、すっかり暑くなった中、国立科学博物館昆虫展と、国立西洋美術館写本-いとも優雅なる中世の小宇宙に行ってきました。

久々の科博さんの昆虫展、本格的な夏休みになる前の駆け込み観賞です。おかげでお子様は割と少なめでしたが、やはりお客さんはそれなりに。
昆虫好きの方、老若男女まんべんなく、たくさんいらっしゃるんですね。皆さん美しい標本や、巨大昆虫模型を楽しく鑑賞されてました。
展示はチョウ(とガ)の扉、トンボ(不完全変態昆虫)の扉、カブトムシ(甲虫)の扉などに分かれ、標本とマニアックなトピックについての解説。
話題は素数ゼミの取材レポートとか、昆虫の多様な寄生生態、様々な擬態、雌雄型の甲虫やチョウなどなど…
個人的には構造色の話が面白かったです。昆虫の構造色って、多層膜干渉、回折格子、フォトニック結晶と3種類あるんだとか。知らなかった。
多層膜は虹色で金属光沢が強い玉虫色。宝石みたいなプラチナコガネ、カブリモドキなど、ほんとにキラキラで大変に美しいです。
回析格子は小さい種類が多くてよくわかりませんでしたが、フォトニック結晶の発色は青系で、ホウセキゾウムシやカミキリムシがきれいでした。

解説も面白いですが、今回は展示の昆虫標本が大変美しいです。カラフルでピカピカで、自然観察より鑑賞に走るしろには、大変ツボでした。
構造色の甲虫たちや、色鮮やかなチョウやガはもちろん、バッタの仲間とかも羽を広げるとすごくきれいなんですよね。
バッタの飛ぶのってほんとに一瞬で、標本でないと羽の美しさを見るのは難しいですし。大きな羽のセミや、南米のクマバチなんかもステキ。
あと、チョウやガの幼虫がめっちゃ可愛かったです。スズメガやゴマダラ、アゲハの芋虫、すごく標本がよくできていて、むちむちでかわいい…
隣にやはり芋虫好きの方がいらしてて、かわいい〜〜、さわりたい〜〜、と黄色い声で合唱してしまいました(笑
展示はその他に、オオセンチコガネの科学絵本の原画や、人と昆虫のかかわり、研究者の昆虫採集道具なども。
充実した展示で昆虫を堪能しました。昆虫って動物としては小さいから、快適な展示空間を保ったまま、展示物たくさん並べられるのかも。


   タテハチョウ科       美しいガの仲間        チョウ      雌雄型のツマグロヒョウモン   南米のクマバチ  テイオウムカシヤンマ(世界最大のトンボ)



  シタムラサキオオバッタ    コガネムシ科     プラチナコガネ     カブリモドキ     ホウセキゾウムシ  「うんこ虫を追え」原画  外来種アカボシゴマダラ

その後西美に移動。内藤裕史氏が寄贈されたヨーロッパ中世写本の零葉(本から分かれたページ)は、以前も小さな展覧会がありましたが
それが大変好評だったようで、今回大きな特別展が催されました。展示室にずらりと並んだ零葉は壮観!
前の展覧会で見たものもありましたが、初めてのものも多かったです。展示替えがあったようで、前半のも見たかったなあ…
手描きの細かな装飾は、どれも繊細で大変美しいです。13世紀から16世紀まで、装飾の様式がだんだんと変わっていくのも興味深い。
ほとんどは字も絵も手がきですが、一部印刷の本に手彩色や、絵だけ手描きの物もありました。こういうのは初めて見たかも。
内藤コレクションのほかに、同じ写本から分かれた零葉で、別団体が所蔵しているものがいっしょに展示されていました。
中世の写本がばらばらになって、その何枚かが様々な経緯をたどって、また日本で同時に展示されてるなんて、なんて不思議…
他館所蔵のもの以外は撮影OKなのも嬉しいです。みなさん小さな画面にくっついて、一生懸命撮影されてましたよ。


     時祷書1405-10フランス、部分            聖務日課聖歌集1400-20ドイツ、部分           誌編集1400-25イングランド、部分


  聖務日課聖歌集(?)1450-75カスティリア、部分   ミサ聖歌集1470-80イタリア、部分    ズヴォレ聖書(部分)1474-6北ネーデルランド 祈祷書1524ドイツ トーナメント書(部分)1530ドイツ

どちらも充実した展覧会でしたが、たくさんの小さいモノを延々と撮影することになり、時間が足りない…
昆虫展に5時間以上費やした上、西美の常設展の展示替え部分を見たりしてて、写本の展示、最後の方はかなり駆け足になってしまいました。
おまけに、コンデジが貴重品になったことを考慮し、スマホを中心に撮影を進めたところ、あっという間に電池切れ。
挿したまま使えるバッテリーというのを持ってますが、挿したまま落としたらスマホごと壊れそうで、やっぱり充電休みを取ることに…
うーん、使いにくそうだけど、長ーいケーブルで充電しながら撮影したらどうかなあ…スマホに疎いのでよくわからないです…
撮りまくった写真を眺めながら、時間とバッテリーの配分について考えこんでしまうのでした。




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