☆しろの雑記帳☆


10/26 再度昭和記念公園

またまたですが、歯医者のついでに昭和記念公園に行ってきました。
今回は天気は薄曇り。なので、暑いというほどではなかったですが、でも10月末にしては涼しいとはいいがたい気候。
こんな天候ですが、そろそろ紅葉も始まってます。ケヤキとかヤマボウシとか盆栽園のツタとか。
公園のケヤキはのびのびと放射状に枝が伸びて、見ていて気持ちいいです。(街路樹だと、どうしても剪定されてしまうので…)
モミジはまだちょっと黄色くなってきたくらい。まだ葉っぱより実の方が赤いですね。

前回に引き続き、実物もいろいろ。エノキやマユミ、盆栽園のコムラサキや山柿。民家園の秋祭りに立派な栗が並んでました。
ネットで調べたら、エノキの実って食べられるんですね。種が大きくて食べにくいそうですが…
カラスウリも初めて見ました。発見したのが夕方で、写真がボケボケですが、実物は赤くてきれいでしたよ。

ブーケガーデンは見頃終わり。でも、やっとサーモンピンクの色が出ているイエローコスモスを見つけました。
ピンクのコスモス畑はやっと満開に。…でもコスモスまつり、もう終わってるんですけど。やっぱり季節がずれている…

日本庭園ではもうすぐ秋のライトアップがはじまるので、あちこちに灯りが設置され、風鈴が並んでました。これは前も見たなあ。
なぜかこの公園では風鈴は秋の風物みたいですが、温暖化した秋にはちょうど良いかもしれませんね。涼しげで良い音がします。
日本庭園のホトトギスがちょうど満開でした。大きなハチが来てて、マルハナバチにしてはおしりの白いところがないなと思ったら
後で調べたら、多分トラマルハナバチらしいです。初めて見ました。(写真がうまく撮れておりません。すみません。)
ホトトギスは民家園も満開でしたし、雑木林のもまだまだ咲いてますよ。


 エノキの実     盆栽園のコムラサキ     同じく山柿     日本庭園のマユミ     カラスウリ    イエローコスモス    ピンクのコスモス畑


日本庭園の風鈴   日本庭園のホトトギス    トラマルハナバチ     色づくケヤキ      日本庭園のモミジ      ヤマボウシ     盆栽園のツタ

歯医者の治療は今月の分はおしまい。でも来月検診があるので、また公園に寄ろうかな。
でも歯医者がなくても、紅葉が色づく頃には、また行こうと思ってます。


10/21 今月2度目のお出かけ

今月2度目のお出かけをしてきました。
山種美術館日本画聖地巡礼文化学園服飾博物館日本の洋装化と文化学園のあゆみ
東京国立近代美術館所蔵作品展「MOMATコレクション」 の3つの展覧会です。

まずは服飾博物館から。幕末の洋装事始めから、文明開化、大正文化、戦中戦後までの洋装の歴史の展示です。
呼び物は、明治皇后の大礼服らしいですが、しろ的には、文化学園所蔵の豊富なファッション雑誌や型紙の変遷、
文化学園のテキストや生徒さんのノートなどの、貴重な紙資料に釘付けでした。
気づいたのですが、戦前の雑誌でも洋装関係はなぜか左開きで、横書きも左からのものが多いのです。手描きのテキストやノートも。
通常は横書きは右からだったはずだから、昔の人って右からでも左からでも自由自在に読み書きできたんですね。すごいわ〜。

洋装ドレスもきれいでしたが、幕末の見よう見まねで作った直線立ちの軍服や、第二次大戦中の紙で織った服とかも興味深いです。
三越のカタログでは、戦前のドレスの値段にびっくり。やっぱり上流階級の服装だったんでしょうね。
服飾博物館の展覧会は図録がないことが多いのですが、今回はさすがに立派な図録が売られてました。
でも、写真が小さくて、型紙やテキストの文字が読めない〜〜。服飾博物館さん、紙もの資料の図録出してくれないかなあ…
撮影禁止が口惜しかったです…(画像はネットで盗みました。)


江戸末期 洋式軍装 1928頃 ドレス 1940-1945 国民服        東山魁夷 年暮る                  秋翳                    青響

山種美術館と近代美術館はまとめてご紹介。なぜなら、東山魁夷先生と奥村土牛先生つながりで見に行きましたので…
東山魁夷先生は、山種美術館では京都シリーズが4点、近代美術館でも日本の景色が8点、展示されてました。
しろが見たかったのは、まずは山種の「年暮る」。今は見られない京の町屋の屋並みの上に降る雪。除夜の鐘が聴こえてきそうです。
近代美術館は魁夷先生の絵を多数所蔵されてますが、今回は日本の四季の風景を描いた絵画が並んでました。
青々とした山林に流れる滝に引き込まれそうな「青響」、紅葉の山が美しい「秋翳」や出世作の「残照」も展示されてます。

奥村土牛先生では、何といっても山種の「城」。姫路城を描いたものですが、独特の構図や石垣の質感がツボです。
同じく姫路城の「門」も良かったです。近美では猫の絵が可愛かったです。先生の愛猫なのでしょうか。
出世作だという「胡瓜畑」も、葉っぱの質感が素敵でした。土牛先生のマットな質感、独特ですよね。
山種に「城」のスケッチが展示されてましたが、ほぼアイデアスケッチ的な大変ラフなもので、びっくり。
以前、魁夷先生の「年暮る」のスケッチを見たことがあるのですが、実際の風景を細かく丁寧に写生したものでした。
同じ日本画家でも、制作の過程はそれぞれなのだなあと、大変興味深かったです。

近美では、他にもたくさん作品が展示されてましたが、しろ的には版画がおもしろかったです。
川上澄生の異国情緒たっぷりの南蛮船や地図、見てるとわくわくします。
小口木版の作家、日和崎尊夫、初めて知りましたが、細かく彫り込んだ図柄が神秘的でした。
漆芸の作品もきれいなのがあったし、戦争画と飛行機の特集も面白かったです。
山種美術館は1点のみ撮影可、近美は全部撮影可でした。(ので、ネットで盗んだ画像も混じってます。)


    奥村土牛 城                 閑日                  胡瓜畑            川上澄生 南蛮船図  日和崎尊夫 永劫回帰(部分)

お出かけした日は、都心は10月後半とは思えない陽気で、みなさん半そでで歩いていらっしゃいました。
…とはいえ、しろの場合、朝早くうちを出て、夜帰ってくるので、半そでというわけには…
展覧会は楽しかったのですが、妙な気候がやっぱり気になってしまう、しろでした。


10/18 またまた昭和記念公園

またまた歯医者のついでに昭和記念公園に行ってきました。
今回もほぼピーカンで、暑かったです…10月半ば過ぎなのに…。夕方から曇りでしたが、それでも10月にしては気温高めでした。
とはいえ、さすがに植物は秋に移行してました。コスモスは満開で、キンモクセイが香り、木の実も色づき始めてます。
ブーケガーデンをよく見たら、八重のコスモスが混じってました。花の種類の説明書きにはなかったから、前の年のこぼれ種かな。
あと、私の好きなオレンジがかったピンクの株を見つけました。複雑な色合いが美しいです。
シュウメイギクは引き続き見頃、皇帝ダリアも見頃初めでした。

自転車ルートの一角にハナミズキがたくさん植えられていて、中に1本すごく立派な木があります。
隣のメタセコイアが色づき始めて、そのまた隣のキンモクセイが満開で、秋の彩って感じで、とってもきれいでした。
モミジの実のプロペラが、葉陰にいっぱいぶら下がってました。緑から赤まで様々に色づいて美しいのですが
葉っぱの陰でピントが合いにくく、写真がボケボケ…。日本庭園のサンシュユもきれいだし、盆栽園も実物が出てました。
栗の木に実がなってました。栗の実見つけたの初めて。小さいけどイガにくるまって、ちゃんと栗の実の形をしてましたよ。

日本庭園のホトトギスはまだつぼみでしたが、民家園は咲き始め、雑木林は満開でした。
雑木林のホトトギスは、お庭のホトトギスの花に比べて茎や花びらに厚みがあって、なんか野趣あふれる魅力があります。
色も、真っ白から、雄しべだけ色がついたの、花びらの斑の色も薄いのも濃いのもあって、見て歩くのが楽しいです。
でも、以前は盆栽園と日本庭園と雑木林と一緒に咲いてた気がするのですが…今年は花期がずれてますね。


      ブーケガーデンの八重咲コスモス    オレンジがかったピンクのコスモス  皇帝ダリア  シュウメイギクの白  キンモクセイ/メタセコイア/ハナミズキ


        ハナミズキの実              モミジの実                盆栽園のナツハゼ   同じくカマツカ  日本庭園のサンシュユ


栗の実    民家園のホトトギス          雑木林のホトトギス(白)              雑木林のホトトギス(斑入り)

楽しかったけど、暑かったので、ちょっと疲れました…
歯医者通いはまだ続くので、晴れたらまた公園に行く予定です。
今度はもう少し気温が下がるかなあ…今年の紅葉はいつ頃なんでしょうね。


10/12 秋の初めの昭和記念公園

歯医者のついでにまた昭和記念公園に行ってきました。
お天気も晴れで、良い感じに秋っぽくなってきてましたが、でもやっぱり10月にしては暑い気が…
秋のブーケガーデンはお花が咲き進み、私の大好きなイエローコスモスも咲き始めていました。
…でもなんか、他のお花に負けてる感じだし、色も薄めで、真ん中のサーモンピンクが出てない…
お隣のピンクのコスモスの大花壇も花付きがいまいちな気がするし、やっぱり気候が変だからでしょうかね。
とはいえ、青空に映えるコスモスは、やっぱり美しいです。

日本庭園では、秋の夜間営業の準備が進んでいて、園路や芝生に和傘の装飾が並んでました。
ライトアップでは、ここに灯りをともすんでしょうね。
盆栽園でも秋っぽいお花が見られました。お庭のホトトギスのお花はまだでしたが、盆栽園の白花ホトトギスは咲いてました。
民家園ではシュウメイギクがきれいだったし、カキの実も色づいてました。
でも紅葉はまだまだ先みたいです。日は短くなってる割に、気温がなかなか下がらないので、草木もばらばらと秋に向かってる感じ…


ブーケガーデンのイエローコスモス コスモスとヒメアカタテハ  日本庭園の和傘  和傘にとまったアカトンボ  日本庭園の白花ホトトギス  ヤマラッキョウ


 秋のダリア            シュウメイギクの八重と一重             民家園の柿の木    アメジストセージ

またしばらくは歯医者のついでに公園をのぞきに行く予定です。
次はどの草木が秋を見せてくれるのかな。


10/7 今月のお出かけ

随分涼しくなりましたね。…というか、うちの方ではちょっと寒いんですけど…
そんな中、今月もお出かけ。日本民芸館村田コレクション受贈記念 西洋工芸の美三井記念美術館超絶技巧、未来へ
アーティゾン美術館ジャム・セッション 石橋財団コレクション×山口晃 ここへきて やむに止まれぬ サンサシオンです。

まずは民芸館。個人コレクターさんが収集されたヨーロッパの民具の展示。和洋折衷のおしゃれな館内に、西洋民具が映えてました。
民芸館の推しはスリップウェアですが、しろ的には丁寧に描き込まれたイベリア半島の絵皿や、ドイツのレーマー杯がお気に入り。
ただ、コレクションには南欧から北欧、ロシアやトルコ、時代も16世紀から19世紀までの、様々な物が含まれていて
カトラリーや鍵など細かいものはまとめて展示されて、場所や時代も書いてなかったり。
「民衆が用いた工芸品」といっても、これだけエリアと時代が広いと、民衆の中身も違ってくる気がするのですが…
あらためて、民芸って何だろうと、考えさせられる展示でした。一部撮影可でしたが、ネットで盗んだ画像も混じってます。

三井記念美術館の超絶技巧展シリーズは、今回も充実の内容でした。
明治期と現代の工芸家の作品が並べて展示され、分野も木彫、牙彫、金工、漆芸、七宝、刺しゅう、絵画などなど。
現代のペーパークラフトやバーナーワークもありましたよ。
しろ的にツボだったのは、木彫のリアルなお花や昆虫。水を差すと本当に開くという月下美人や、幻想的な冬虫夏草、
台座を彫り残して表現した水滴に集まる蝶なども…。傷み方までリアルな牙彫の果物も素敵でした。
明治期では旭玉山の可愛い家鴨の木彫象嵌や、作者不詳の牙彫の小鳥(タイトルは鳩だけど、鳩に見えない…)の群れも…
じっくり見てたら、時間がどんどん過ぎていって焦りました。入口で流してた制作風景の映像、もう一回見たかったのに〜残念!
特定の作品のみ撮影可でしたが、照明が暗くて私のカメラにはちょっと大変でした。画像はネットで盗んだものも混じってます。

 
ボウバックアームチェア英国19C レーマー杯 ドイツ17-18C 鍵看板 ドイツ又はフランス15−16C  福田亨 吸水(部分) 福田亨 Niwa-カタクリ(部分) 作者不詳 鳩の親子(部分)

最後は山口晃先生。ひたすら緻密で細かく、遊び心いっぱいの不思議な風景画に興味津々。
場所が日本橋近くだったせいか、日本橋周辺を描いた作品が多かった気がします。
江戸の太鼓橋と水運、明治の石橋、その上の首都高速などの、時代的、物理的な重層感を、アーティスティックに表現されてました。
アーティゾンの所蔵作品と絡めた展示もありましたが、むしろマンガ風のペン画や、エッセイマンガがおもしろかったです。
東京五輪のポスターを依頼された顛末を描いたマンガに、中学生の頃、学校で名古屋五輪誘致のポスターの課題に
誘致反対のポスター描いたことを思い出しました。中学生と違って、プロの作家さんは、大人の事情でいろいろ大変ですね〜
完成作品の他に、制作用の下図やスケッチなども展示されてます。そしてほぼ全作撮影可でした!なんて太っ腹♪

…入口付近に錯覚の部屋があるのですが、しろはアタマぐらぐらで大変でしたので、どうぞお気をつけ下さいませ。

 
   大竹亮峯 月光      大竹亮峯 祈り      旭玉山 家鴨図文庫    山口晃 日本橋南詰盛況乃圖(部分)  趣都 日本橋編(部分)  当世壁の落書き 五輪パラ輪(部分)

秋の訪れにふさわしい、充実した展覧会めぐりでした。満足、満足。
今月はもう一回お出かけの予定。(8月は暑いし、展覧会も少なくて、出かけなかったので、その代わりに…)
天候は相変わらず変ですが、皆さまも秋の連休、楽しんでくださいませね。




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