☆しろの雑記帳☆


5/29 やっぱり、意外?

3月に続いて、本業の大阪出張が入りました。今度は研修会です。
会場は、前にもやはり研修会で利用したことがあるのですが
なぜか小さいギャラリーがあって、なぜかとんぼ玉が展示されているのです。
今回は特別展でガラスエッチングの展示即売会もやってました。
魚や海藻をエッチングしたガラスを重ねて奥行きを出していて、涼しげできれいでした。

でも、このホールの利用者が、ギャラリーをのぞくのかなあ。
少なくとも、私の参加した研修会ととんぼ玉は何の関係もありません。
ケースをじっと見ていたのは、観察した範囲では、私だけでしたが…???

さて、このホール、東急ハンズ心斎橋店と同じ地下鉄の沿線にあります。
前回江坂店に佐竹さんのガラス棒がなくて意外だったので、今度は心斎橋店をのぞいてみました。
心斎橋店は江坂店より広くて、ビル全体が東急ハンズです。
とんぼ玉コーナーもこちらの方がお道具や材料もいろいろある感じでした。
佐竹のガラス棒も並んでました。ただ…全色鉛ガラスでソーダがなかったんです。
…大阪では点打ちにソーダの白を使わないのかな?私は鉛だとにじんじゃうんですが…
う〜ん、やっぱり、ちょっと意外…かな?

それはさておき、全館くまなく巡って、楽しくウィンドウショッピングしましたよ。
可愛いイグサのクッションがあったので、バーナーの作業台のイス用に購入。
それから、パーツ入れが安かったのでまとめ買いいたしました。
たまにおよその町でお買い物するのも、気分が変わって楽しいですね。


5/26 色、いろいろ

常に新しいことに挑戦し続けるしろがね屋、来月のテーマは「海の生き物」です。
海の底の住人たちの、何ていうか、有機的な不思議でカラフルな色合いを出したいのですが
うちにあるのは、いわゆる「きれい」な色のガラスばかり。
原色ではないけれどインパクトのある強い色、がほしくて、ハンズのガラス売り場に行って来ました。

さんざん悩んだあげく購入したのは
ソーダガラスの不透明の黄土色、茶色、鉛ガラスの不透明赤紫、灰茶色、など。
お花玉ばかり作っていたときは、こんな色のガラス誰が使うんだろうと、首をかしげていたのですが
こういう人が使うんだったんですね(笑

さて、買ってきたガラスで、さっそくヒトデを作りました。
全体は鉛の赤紫で、ソーダの黄土色でぶつぶつ模様を入れて、花パーツの応用で組み立ててました。
なかなか変な色で良い感じです(笑)で、さっそく玉に入れてみたのですが…
おやや〜???、黄土色だったぶつぶつが、なぜか真っ黒に…

ソーダの黄色は鉛と合わせると境界が黒っぽくなるのですが、黄土色がここまで真っ黒になるとは…!
まあヒトデですから、黄土色でも黒でも、模様が目立てば問題ないのですが…
お花パーツとかでなくて良かった。(お花に黄土色は使いませんけどね。)

今まで使ったことない色って、いろんなことがおきるんですね〜
新しいことに挑戦すると、新しい経験があります。まだまだ知らないことだらけ。
いやいや、ガラスって、奥が深いです。


5/25 夏のアクセ

あいかわらず変な天候ですが、それでもだんだん初夏っぽくなってきました。
街で見かけるアクセサリーも、だんだん夏仕様になってきたみたい。
職場の若い女性たちのアクセも、透明感のあるものに変わってきて
ガラスアクセサリーショップの店主としては、気になって仕方がありません。

ビーズのパレッタや、とんぼ玉風ピアス、ガラスのペンダントなど
つい、立ち止まってじ〜〜っと見てしまいます。
本人ほとんどアクセサリーつけないくせに、人のをじ〜っと見てるんだから
さぞ、変なやつと思われてることでしょうね(笑

このビーズを結んだテグスは、ここに通してあるんだ、とか
このガラス玉をはめてる金具、金具だけどっかに売ってないかな、とか
見るポイントも、たぶん人とはずれてるような…(笑
こうした観察から、何か良いアイデアが生まれると良いのですが…さて、どうでしょうね。


5/23 お久しぶり

前、瀬戸に住んでいた陶芸家のお友達が、名古屋で個展を開きました。
彼女は食器とお人形を作るのですが、今回はビスクドール中心にお人形の展示です。
久しぶりに会って、作品をたくさん見せてもらって、ちょっとだけお買い物をしました。
買ったのは左のお人形です。ほんとは買った人が布で手足を作って、お洋服を着せるのですが
このままでも彫像みたいで、とってもきれい。
 

私の作ったとんぼ玉をプレゼントして、かわりに晩ご飯をごちそうになりました。
作るところを見たいって言われたので、うちにきてもらって、見てもらいました。
人に見られながら作るのは初めてでキンチョーしちゃいました。
でも、失敗しなくて良かった〜〜

いつも思うのですが、彼女は一見とっても芸術家気質なのですが
実は自営業者の職業人として、すごくいろんなことを考えてるんです。
自分の作りたい物を作りながら、それでちゃんと生活できるよう、とっても工夫してます。
手作りものの売れ行きは世の中の動きに左右されるので
どうしたら売れるか常に考えていなくちゃいけないんですよね。

でも、私の買ったお人形の彫像、たったの3000円でした。
ギャラリーの委託料を差し引いたら、ほんとに安くなっちゃいます。こんなに手が込んでるのに。
時給100円くらいかな、って彼女は笑ってましたけど…アーティストって、ほんとに大変。
それでも自分の人生をきっちり生き抜いている彼女は、ほんとにすてきだなって思いました。


5/20 模様替え

うちの工房?は、小さい座卓と釣り用の折りたたみイスでできております。
狭いし、それに作業台が低いので膝に肘をついてるんです。すごい姿勢で作業してます。
もうトシだし、いつまでもこんな状態で長時間作業してたら体に悪いと、ずっと思ってました。
実は作業台にぴったりの机があるのですが、台所で物置になってまして…
机の上にカラーボックスを置いて、食器棚に入らない食器を入れてるんです。
食器も好きなので増えちゃってるのですが、食器棚は高くて買えず、こんなことに…

そんなとき、職場の隣の課が新しい書棚を購入することになりました。
家庭用の合板組み立て式のを、書籍が増えたのでちゃんとしたオフィス家具に買い換えることに。
古いのは捨てると聞き、これ、うちの食器棚にならないかなあと、思いついたわけです。
もちろんほんとの食器棚じゃないけど、カラーボックスよりは絶対マシ!
隣の課の課長さんにお願いしたら、快くお譲り下さり、社用車でうちまで運んで頂いちゃいました♪

というわけで、これを機会に、工房の模様替えをしたわけです。
食器はもらってきた書棚に収納し、物置になってた机を作業台にし
今まで使ってた作業台にカラーボックスを置いて、道具棚にしました。
作業を初めてガラスクズで散らかる前に、とりあえず写真撮影!

机の上や足下にごちゃごちゃしていたものをカラーボックスに収納し、徐冷剤の入れ物を作業台の上に。
手前が集中炎、奥が拡散炎のバーナー、赤い四角いのは電気炉です。
この机、お教室で2人で使ってる作業台と同じくらい広さがあります。
作業台が狭くて置き場所がなかった、熱いガラスを立てかける道具がやっと日の目を見ました。
これだけ広ければ、ガラス棒の余熱用スタンドや、肘をのせる台も置けるかも♪

しかし…これでこの六畳和室のほとんどが工房スペースとなっちゃいました。
画像には写ってないですけど、作業台のこちら側はガラス置き場なんですよ。
現在20kg近いガラスの在庫が、スタンドに立ったり床に転がったりしてます。
隣の部屋はPCと発送用の道具で、お店スペースと化していますし…いったい生活の場はどこに??
というのはさておき、これで姿勢正しく作業ができて、身体の負担が減るのがありがたいです。

そうそう、先日ポンプが壊れて、ポンプのつなぎ方を変えたら、すごく調子が良いです。
拡散炎も空気圧が上がって、大きい炎で使えるようになったし
逆にこれまでエアが多すぎてガラスがよく濁ってしまった集中炎も、使いやすくなりました。
これはケガの功名かも。やっぱり、金魚のブクブクより大型ポンプですね。
というわけで模様替えした工房で、心機一転がんばります!


5/19 お道具 その3

久々の、お道具紹介、今回はクイ切りです。
パーツ大好きしろには、なくてはならないお道具。私が持ってるのは2タイプです。
左はタイルニッパー、これはもともとガラス用じゃないみたい。刃の形がまっすぐなタイプです。
右はパーツカッター、これは刃がちょっとカーブしていて、管ガラスを切ったりするのが専門みたいです。

パーツカッターは、刃が持ち手と平行なので、ガラスが熱いうちでも切れるのが便利。
タイルニッパーだとガラスが持ち手にさわってしまうため、危険です。
引き立てのパーツを切って、熱いまま電気炉や徐冷剤に入れることができます。
また、パーツを円錐形にするとき、先をとがらせたミルフィオリをカーブした刃に当てて
くるっと回して傷を付けてから切ると、きれいに切れます。

でも、形の丸くないパーツを薄く切るのは、私はタイルニッパーの方が慣れてます。
うちのパーツカッターでは、なぜか三角や四角のパーツはきれいに切れなくて…
これはどちらかというと刃の形よりは製品のばらつきによるようで
カッターは両方の刃がぴったり合っていないと、切れ味が悪いそうです。
刃がずれているといっても、1ミリの何分の一かのことなのですけどね。
先日A3さんで新しいパーツカッターを購入したとき、箱を全部開けて刃を確認して買いましたが
確かに、前のよりずっと切れ味が良いです。
これで、不定形のパーツをきれいに切れるように練習してみようかな。

カッターにはあと、丸い刃が2枚ついたローラーニッパーというのがあって、切れ味は一番よいようです。
細い丸いパーツをざくざく切るには、早くきれいに切れて便利だそうです。
刃の間隔が狭くて、あんまり太いパーツは切れないので、私は使ってないのですが…
とはいえ、いずれにせよ手動カッターではきれいに切れるパーツの太さには限界がありますね。
というわけで導入されましたのが、電動式のダイヤモンドカッター。
次はこちらのご紹介をいたしますね。


5/14 バーナーの…

ポンプが壊れました(泣

うちのバーナーとポンプはすごいアンバランスな構成になっていて
集中炎には排気量30Lの巨大ポンプ(住宅の浄化漕用らしいです)、
一方拡散炎は廉価品(金魚のブクブク、と言われてます)を2連にしてます。
その金魚のブクブク(熱帯魚水槽用のポンプ)が片方壊れてしまいました。
それも、本体ではなく、コンセントの中が断線しちゃったみたいなんです。
安物なので大事に使おうと思って、こまめにコンセントを抜き差ししてたんですよ。そしたら…
考えてみれば、水槽用ポンプって連続使用が当然だから、コンセントが丈夫じゃないのかも(浅知恵)。

水槽用ポンプ2台の方が、バーナー用のポンプ1台より安いんですけど
いまさら水槽用を買い直すというのはちょっと…。私、ヘビーユーザーですから…
でも、専用のは安くないし…通販で買うとしたら、届くのに数日かかるし…
更新前の忙しいときなんです。すぐ必要なんですよ〜〜

そのとき、ふと思い出したのです。そういえば30Lの巨大ポンプを手に入れたとき
分岐して両方のバーナーで使おうかと思って、ホースや分岐用の三つ又を買い込んでたはず…
ホースの口径がいまいち合わなくて、放ってあったのですが、再度挑戦してみようか…!
押入から機材を引っ張り出し、水槽用のポンプをつないでいたホースや接続部品を寄せ集め
あっちをこっちにつなぎ、こちらをあちらにつなぎ…パズルのように組み立てて…
やったあ!何とか動くじゃないですか!
口径の違うホースをつなぐのに三つ又を使ったりしてるので
ところどころ二股になってまた合流したりと、わけわかんない流路になってるし
口径の合わないところはガムテープで補強したり、かなり場当たり的な状態ですが
一応エアの漏れもなく、バーナーにつながってるようです。

これでいつまでもつかわからないけど、まあとりあえず使えるんだからいいや。
…って、いつまでもこんなことやってるから、突然壊れて困ったりするんですよね。
やっぱり専用のポンプを買った方が良いでしょうかね…


5/7 マーブル♪

行ってまいりました、大鎌章弘先生のマーブル講習会♪
前々から作りたいな〜とあこがれていた、鉛ガラスのマーブル。
丸いものって基本的に大好きで、ホウケイ酸ガラスのマーブルがポピュラーになってきて
これがとんぼ玉の技法で加飾されたら、どんなにきれいだろうって思ってたんです。
ホウケイ酸のマーブルの講習会はときどきあるので、いつか参加して鉛ガラスで応用しようと思ってたら
大鎌先生が鉛のマーブルの講習会されると聞き、即決で申し込んでしまいました。

講習は2日間、百合のお花や葉っぱのパーツ作りから、マーブル作成まで、みっちりでした。
パーツをぴったり合わせる技法、色の使い方、電気炉を使った余熱や徐冷、金属箔の使い方
各工程にいろんな技法がびっちり詰め込まれてます。
そしてマーブルの作り方。
デモを見ていると、まるで魔法のように丸い玉ができあがっていくのですが
これがやってみるとた〜いへん(まあ、当たり前ですよね、初めてなんですから)
特にポンテのガラス棒をはずすのが難しくて、先生に泣きついちゃいました。
でも、とにもかくにも、まあるいガラスの玉ができあがりましたよ!

直径2.5cmくらいでしょうか。マーブルとしては小さめ。
こちらは模様が割とゆがんでいない面ですが、ポンテを何度も付け替えてちょっとガラスが曇ってます。
かずかず難はあれど、ともかく割れずに形になったのは、大鎌先生のご指導のたまもの。
ありがとうございました!ほんとに嬉しいです。

この講習会、京都のA3インターナショナルさんで行われました。関東3名、愛知3名を含み、受講生は9名。
さすが、マニアックな講習会に参加されるだけあり、どなたもお上手でした。
今まで参加した講習会で一番少人数でしたが、少数精鋭って感じ。先生方も感心されてました。
お隣の席にのぶちん工房さんがいらっしゃって、いろいろ教えていただいちゃいました。
それにお店のギャラリーで大鎌先生のプチ個展が行われてて
新作のとんぼ玉やマーブルをたくさん見られたんです。(受講生に限り写真撮影可!)
やっぱり、一流の先生の講習会って、いろいろおいしいことがありますね♪
名古屋から一緒に参加された方はこれまでもいろいろ講習会でご一緒していただいてます。
お世話になりました!またいずれよろしくお願いいたしますね!

さて〜、問題は、自宅でマーブルが再現できるかどうかです。
一番最後の工程を先生に助けていただいちゃってるので、そこを自分でできないと、玉が割れるでしょうね〜〜
まあ、割れたらまた電気炉でペンダントに加工するからいいかな(笑
がんばって復習してみます。
って、その前に、次の更新の準備をしなくちゃ〜〜(汗・汗・汗
やりたいことがいっぱいで、忙しいです。がんばりま〜す。


5/3 リアル系ムシの玉??

アゲハが何とか形になったことに気をよくしたしろは、また身の程知らずなことを思いつきました。
もっと他の昆虫に挑戦してみたいなあと…
実は、いつか作ってみたい玉の一つに、蜻蛉のパーツというのがありまして
その練習もかねて、いろんな虫に挑戦してみたいと思ってるのです。
で、選んだのはミツバチ。
虫とはいっても、ミツバチなら可愛いから、とんぼ玉になるのではないかと思ったわけです。

…ところが、ところが
とりあえず何とか形はできたのです。虫としては結構細かくリアルなのですが…
…どうみても、アブ。(泣
どこかでデフォルメを間違ったようです。
先日お教室に持っていって皆さんに見ていただいたのですが
生徒さんの一人が、マジで「ぎゃっ」って叫んでいらっしゃいました。
どうやらちゃんと虫には見えるようで…リアル系アブの玉…(大泣

で、もっとマンガチックに可愛く作ろうかと、方向転換したのですが
これが難しいのなんの…ちっとも可愛くなりません。
もう玉作りに入らないと、次の更新に間に合わないのに〜(泣
身の程知らずのバチが当たったのでしょうか…
現在必死でがんばっておりますが、この連休中に何とかなればよいのですが…
次の更新が大変心許ないしろがね屋です。




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