☆しろの雑記帳☆


12/17 根付とボタニカルアート

今月のお出かけは、まずは東京国立博物館…というと、国宝展と思われるかもしれませんが、見に行ったのは根付です。
根付 高円宮コレクション根付 郷コレクション。すみません、しろの好みは国宝より、細かい細工物…

高円宮コレクションは、主に、海外を含む現代作家の作品約500点。それが全品展示されたんです。
常設展でも一部公開されてますが、作品保護のためか照明が暗くて…でも、今回はいつもより明るい部屋で、ギリギリ撮影可能。
全部写真撮るぞ!と張り切ったのですが、広いケースに小さな物がずらっと並ぶと、私のカメラ的にはかなり距離があり
明るいといってもそこまでではなく、なかなかピントが合わず、500点全部撮影するのに3時間以上かかり、疲労困憊…
そんな鮮明な写真でもなく、後で見返すとちょっと悲しいキモチ…。まあでも、とりあえず、全部見られたのは嬉しかったです。
少ししかご紹介できなくて残念ですが、どれも繊細で、工夫にあふれ、題材も材料も様々で、見飽きません。
リアル系焼き魚シリーズに、おどけた人物像、次の干支の兎もたくさんありました。海外作家さんの独特のウィットも楽しいです。
郷コレクションは江戸から明治辺りの古い作品で、さすがの風格。でも、こちらは部屋が暗くて、写真はあまり撮れず…

この他常設展では、康円作の文殊菩薩騎獅像及び侍者立像が目玉。菩薩も良いですが、4体の侍者もリアルで、やはり慶派は大好き。
表慶館で撮影可の展示をしてました。撮影不可の特別展以外は、閉館してることが多いので、貴重な機会です。
明治の洋館大好きなので、全体を回って、ホールの天井やら階段やら、あちこち写真撮りまくり。来てよかった〜〜♪
トーハクさんご自慢の、重要文化財のイケメン菩薩立像について、スライドトークがありました。
証明が暗くていつもよく見えない、お顔の造りや、衣や冠の装飾など、スライドの拡大写真でじっくり見られました。
でも、衣に截金がかなり残ってるなんて、教えてもらって実物を見直してもやっぱりわからず…写真集の冊子を出してほしい…


     羽衣 岸一舟 象牙   新巻鮭 栗原仁 象牙  待宵草 太田弥光 象牙 葡萄牙人 駒田柳之 マンモス牙  猫に鈴 スーザンレイト 黄楊/金 象陶製根付 郷コレクション

お次はSOMPO美術館おいしいボタニカル・アート。植物画の展覧会は逃せません。
キューガーデン協力とあったので、現地で見たものとダブるかなと思ったのですが、全然そんなことはなく
キューガーデンだけでなく、個人蔵のものも多くて、それがかなりの部分撮影可。なんて太っ腹なコレクターさんなのでしょう。
展示は、野菜、果物、飲料、スパイスなどに分けられて、古今の貴重な植物画がたくさん並んでました。
品種によって描き分けられた果物の絵とか、とってもおいしそうで、夕方だったのでちょっとお腹が減りました。
ビクトリア時代のテーブルセットやクリスマスの飾りつけなどもあって、アンティークな食器も素敵でした。

 
康円作 文殊菩薩騎獅像及び侍者立像   表慶館ホール   ウィリアムフッカー作 リンゴ ロビンソンズピピン  ブドウ レザンドカルム  サクランボ エルトン

こうやって書くと、なんか1日撮影会してたみたい…でも、しろ的には細かくてきれいなものをたくさん見られて、ゴキゲンでした。
今年の展覧会もこれでおしまいでしょうか。今年はコロナで延期になってた展覧会がいくつか見られてよかったけど
コロナのほか、戦争やら円安やらで、海外の作品は、ここしばらくはあまり見られなくなるかもですね。
でもめげずに情報をチェックして、小さな美術館や展覧会も探していけたらと思います。
博物館や美術館のスタッフの皆様、今年もありがとうございました。いろいろお疲れさまでした。


12/14 再度の昭和記念公園

停電の直った昭和記念公園 にまたでかけてきました。今度は安心の通常営業、ほっといたします。
相変わらず、お目当ては雑木林のモミジです。前回から10日くらいたって、紅葉のきれいな場所が移動してました。
前回紅葉していた場所は見頃終わりで、その東側が見頃になってました。毎年そうだったのかなあ、気づかなかったけど…
とりあえず、今年もお気に入りのモミジを堪能できて、満足です。

紅葉は、日本庭園もまだきれいでした。一部葉が落ちて、白い樹影と赤いモミジが重なって、池に映ってました。
前回も咲いていた菜の花は更に咲き進んでましたが、これはいつまでもつのかなあ…さすがに寒くなってきましたしね。
そして、やっぱりあまり鳥を見かけないのです。…見たのはセキレイとガビチョウくらい…
最近は、鳥撮りの方すら少ないような…自分で鳥を発見できないしろは、鳥撮りの方を目印に鳥を探してたのになあ…
一方、お天気はピーカンで気持ちよくて、日向を歩くと薄いダウンでも暑いくらい…って、やっぱり温暖化ですよねえ…


雑木林のモミジなど…

次に行くのは年明けになるかなあ…今度は鳥が見られるとよいのですが…


12/11 宮川香山 眞葛ミュージアム

横浜に所要があって出かけることになり、ついでに宮川香山 眞葛ミュージアムに行ってきました。
眞葛焼は、宮川香山が生んだ超絶技巧の陶器。明治期に海外で爆発的な人気を呼びました。
宮川香山 眞葛ミュージアムは、その眞葛焼の個人コレクターの方の収集品を展示している美術館です。

眞葛焼には、華やかで精緻な立体彫刻を施したものと、滲むような色合いの植物模様が美しい作品と、2タイプあるのですが
以前、名古屋のヤマザキマザック美術館の展覧会で見て、大好きになったのはやっぱり立体彫刻。
壺に松が絡まって鷹が留まってたり、鳥の巣があって雛がいたり、葉っぱが重なって立体的になってたり
松の枝や枯れた葉っぱ、枝に積もった雪などの質感表現も、どうやって作ったのか謎ですが、ほんとに見事です。
でも、今回一番素敵だったのは、小さな沢蟹が留まってる作品。
香山先生は蟹がお好きみたいで、東京国立博物館のもう少し大きな蟹のいる重要文化財の壺も、大変美しいですが
この沢蟹は、小さな蟹の柔らかな色合いや質感、それに目の表情まで、ほんとにかわいいのです。おすすめです♪


ミュージアムの美しい眞葛焼(画像はネットで盗みました)

ただ…横浜駅周辺って、海や川が入り込んでるせいか、空中回廊や地下道が複雑に駅や商業施設を巡っていて
googleマップの示す道がどこをどう通ってるのか、しろにはさっぱり把握できず…
大好きなラムボールを買おうと喜久家さんの出店にも行ったのですが、どちらに行くにも無茶苦茶迷って、へとへとに…
横浜は素敵なお店や美術館がいろいろあるみたいだけど、私には敷居が高いかも…ちょっと横浜トラウマなしろがねでした。


12/4 久々の昭和記念公園

11月はいろいろあって昭和記念公園 に行けず、12月になってやっと行こうとしたら、何と臨時閉園。
園内で停電だそうで…確か前にも似たようなことがあったような…ここ、避難場所にもなってるはずで、ちょっと心配だなあ…
とはいえ、紅葉が終わっちゃうし、来週もまた工事の続きがあるようだし、仮開園された土曜日にとりあえずでかけてきました。
ほとんどの施設は開いてるんですが、紅葉の見どころの多い公園の北半分のトイレが全滅で、中高年にはちょっとつらかった…
(それでも、キューガーデンよりはトイレ多いと思いますけど。)お出かけの方はご注意くださいませ。

園内の紅葉は大体見頃過ぎですが、しろのお気に入りの雑木林は、まだ見頃初め、日本庭園もギリギリ見頃と思います。
雑木林のモミジは、林のこもれびの中に、赤い色が滲むようで、本当にきれいなんですよね。
園内には、秋のハーブや、サザンカ、皇帝ダリアなども見頃でした。あと、盆栽園や雑木林などに、いろんな実がなってます。
そしてなぜか、菜の花が咲いてました…なぜ!?やっぱり温暖化!?…私は菜の花大好きだし、ミツバチも喜んではいましたが…
以前菜の花畑だった大花壇のあぜ道に咲いてたので、多分こぼれ種だと思いますが…。なんかちょっとショーゲキでした。


今年も美しい雑木林のモミジ

 
  園内のイイギリ    盆栽園のキンズ     盆栽園のフユイチゴ    盆栽園のコムラサキ   雑木林のサネカズラ  ケヤキの紅葉と菜の花の狂い咲き

公園は当面仮開園、12月8日(木)・9日(金)は工事で閉園、10日(土)から通常営業だそうです。
お出かけの方は、公園のサイトでご確認くださいませ。




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