☆しろの雑記帳☆


7/23 スイレン

かなりサボってしまいましたが、久々の更新でございます。
イギリス旅行から、何か題材を…と思ったのですが、あちこちに咲いてたのは薔薇ですが、前回作りましたし
じゃあ、キューガーデンのスイレンはどうかと思いました。ちょうど夏向きで良いかなあと…
ウォーターリリーハウスで咲いてた、熱帯睡蓮をイメージいたしました。
熱帯睡蓮は温室で咲いてることが多いので、あまり昆虫とかいないのですが、ちょっと寂しいので、イトトンボを足してみました。
とんぼ玉2個です。よろしくお願いいたします。



キューガーデンのウォーターリリーハウスといえば、最近、オオオニバスが新種とわかったと報道されてましたね。
自分の写真を見てみたら、確かに大きな葉っぱが写ってました。
といっても、素人なので見ても種類はわかりませんが、オオオニバスの中で最大種とかで、確かにでっかい葉っぱです。
オオオニバスも花が咲くみたいですが、残念ながら、行ったときは咲いてませんでした。
写真は、ウォーターリリーハウスのオオオニバスの葉っぱと、熱帯睡蓮のお花です。


7/14 カハクとトーハク

毎年楽しみにしている国立科学博物館植物画コンクール入選作品展に、今年も出かけてまいりました。

…それはいいのですが…ちょっとこれ見てくださいよ。この、下の画像に写り込んだ細かい四角!
写り込んでるのは、作品展会場に設置されてる、カハクさんのつくばの付属植物園のお花紹介のパネルです。
紹介するのはいいけど、何でこんな、ばっちり写り込む位置にわざわざ設置するんでしょう。それも、もう毎年、毎年なんですよ。
ずーっと苦情を上げてきて、去年は展示会場が移動して、すごく喜んでたのに、今年はまた元の場所、元のレイアウト…うも〜〜〜〜!!

入賞作品ならまだ絵葉書が発売されてますし、絵葉書販売促進のためかと、あきらめもつきますが
設置されてるのは、佳作の作品の前で、絵葉書も買えないし、写真もまともに撮れないし、描かれた方にだって失礼だし
ほんとに、誰得!?って感じです。(絵葉書は毎年買ってますよ、もちろん!)
いつも、写り込まないように斜めに写真撮って、パソコンで補正してるんですよ。でも、補正すると絵がボケちゃうんです。
あんまりアタマに来たので、会場の係員に科博さんのメルアドもらって、その場で四角の写り込んだ画像を送っておきました。
ほんとにも〜〜〜〜!!!…これで何とか、来年は改善されていますように…!!!!!


四角の写り込んでる植物画「ユキモチソウ」        「ナツツバキ」                …を斜めに撮った写真と、それを頑張って補正した画像

四角の件はさておき、今年は百合の絵が素敵でした。入賞作のヤマユリも、精緻な筆致と凝った構図の力作でしたし
佳作のカノコユリも、花びらの斑点や中心部の毛、ユリ根に小さい子株がついてるところとか、細かい描写が素晴らしいです。
入賞作の、ツバキキンカクチャワンタケ。椿の落ちた花を栄養にして菌糸を伸ばし、翌年、椿の咲く季節にキノコを出して
また新しく落ちた花に胞子をまいて、命を繋いでいるとか…キノコの生態も、それを選んで描いた方も、なんとマニアックな…!
作品には、新旧の椿の花弁と、そのそばのキノコ、子嚢の顕微鏡画像が正確に描写されています。
四角がかぶっちゃってるユキモチソウ、ナツツバキの花の描写、私の好きなちょっと枯れかけたカシワバアジサイも素敵でした。
さすがにコンクールだけあって、みなさん、画題や構図にも工夫を凝らされてるんだなあと、感服します。


      ヤマユリ      ツバキキンカクチャワンタケ     カノコユリ       カノコユリ(部分)  カシワバアジサイ(部分)  ナツツバキ(部分)

さて、その後隣の東京国立博物館へ。まずは創立150年記念特集の時代を語る洋画たちー東京国立博物館の隠れた洋画コレクション
トーハクさんになぜか所蔵されてる洋画たちから、トーハクの歴史を探る企画です。
呼び物はレンブラントの銅版画。実物はとても小さい絵ですが、所蔵の経緯を推理するお話が興味深いです。
画像は、アメリカの女性植物画家の絵を、新版画の版元が木版にしたもので、日米開戦直前に画家から寄贈されたそうです。

次は同じく創立150年記念特集の東博のガラスコレクション―明治期ガラス工芸の諸相
タイトルから、和ガラスが中心かと思いましたが、ヨーロッパのものもいろいろありました。
江戸時代のガラスのかんざしや雛道具、当時は貴重なものだったんでしょうね。
明治の官営ガラス工場、品川硝子。…地元愛知の明治村の、ガラスショップの名前がここからきていたとは…知りませんでした!
ウィーン万博で日本が購入した品物が船の事故で沈んで、同情したヴィクトリア&アルバート博物館の館長さんが
日本に送ってくれた工芸品の中のガラス器がいくつか展示されてました。アールヌーボーっぽいカエル柄が素敵です。
珍しい明治期のガラス胎七宝の酒杯。美しく貴重なガラスですが…よく見ると、内側の胎のガラスにひびが入ってます。
温度管理が難しかったであろう当時、これを作るのは、想像するだに難しそう…

常設展では、小さい鎌倉仏がいろいろ出展されてました。東大寺の快慶の四天王の写しらしい四天王像
小さいながらなかなかの造形なのに、わずかに残った彩色を保存するためか、ライトが暗くて…
デジカメをいろいろ調節したり、スマホで撮ってみたり、でもどうしても顔だけは明るく映らないのでした…残念
珍しい、四天王の眷属とされる2体は、康円作。なんとなく、おじいさんの運慶の八大童子を思い出させます。
お顔の造作もしっかりしていて、見ごたえありました。こちらはライトも明るめで、写真が撮れたのも良かった。


シャーリー・ラッセル ヘリコニアヒハイ 幕末の外国製グラス  カエル柄ガラス器  ガラス胎七宝杯    鎌倉期の四天王の2体    康円作 東方天眷属

着物も夏物がたくさん並んでたし、東洋館の呼び物が、金魚の形の瑪瑙のビーズだったり、トーハクさんも夏仕様でしょうか。
今回、特別展もなく、次の国宝展準備のため国宝の出展もなく、お天気も今いちの平日とあって、トーハクさん、激空きでした。
こんなに人のいないトーハク、初めてかも。おかげでゆったり観賞できました。
ただ、前日の土砂降りのため、カハクの薔薇園の薔薇も、トーハクのお庭の池のハスも、雨でしおしお…
まあこれはしょうがないですね。
皆様も、端境期の雨のトーハクさんはいかがでしょう。安全でゆったりした時間が過ごせるかもですよ。


7/10 昭和記念公園

珍しく、日曜日に昭和記念公園 に出かけてきました。(選挙は期日前投票で済ませましたよ、もちろん。)
ずっと休みの日は避けてまいりましたが、最近はどうなのかなと思ったら、意外と空いてました。
お花や紅葉の繁忙期じゃないですからね。むしろ電車は空いてましたし、時期を選べば休日も悪くないかも。

ところで、今回の見頃は百合でした。百合もいろいろあるんですね。公園内に、かなりいろんな種類が咲いてます。
一株にすごくたくさんお花のつくタイプもあって、ゴージャスです。ノカンゾウやヤブカンゾウも見頃でした。
あとは、ダリアやハス、クチナシもきれいでしたし、アジサイがちょっと色が褪せてきて、渋い色合いになって素敵でした。
民家園の蓮池にチョウトンボが来てて、お花に止まらないかとずっと待ってたんですが、ずっと空中戦しててダメでした。
写真は、1回だけ柵に止まったところです。

実は、今回日本庭園のお掃除が行われてて、完全に水が抜かれてました。いつもお掃除は冬場だったのになあ。
カイツブリは今年は卵を産まなかったので…と貼り紙がしてありましたが、カイツブリはひと夏に何回か営巣しますしねえ…
水場が減って、公園で見られるトンボが少なくなってしまったのも、すごく悲しいです。
別に、そんなに毎年掃除しなくてもいいのに…とも思うんですけど、他のお客さんはどうなのかなあ。


百合の花いろいろ


 ゴージャスな百合       ヤブカンゾウ        ノカンゾウ     柵に止まったチョウトンボ    ハーブ園のミツバチ

今週は、少し涼しくて、助かってます。このくらいの気温でひと夏過ぎればいいんですが…
次のお楽しみはサギソウ祭なんですが、サギソウがしおれないくらいの気温だと、公園にも行きやすいですよね。
また感染状況も悪化してて、あんまり暑いと、どんなマスク付けるか悩んじゃいますし。
皆様も、夏バテと、感染にはどうぞお気をつけて、夏をお過ごしくださいませ。




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