☆しろの雑記帳☆


10/28 神代植物公園と府中市美術館

このところずっと一人でお出かけしていたしろですが、友人と久々に美術館に行きました。お互いワクチン打てたので。
府中市美術館動物の絵 日本とヨーロッパ ふしぎ・かわいい・へそまがりに行くことになったのですが
例によって、せっかく出かけるならついでに寄れる場所はないかといろいろ探して、隣の市の神代植物公園も行ってきました。

まずは神代植物公園、前から気になってた公園ですが、ちょうど秋薔薇が見頃とのことだったので。
大好きな昭和記念公園にこれだけはないものが2つ、薔薇園と温室。それが神代植物公園にはどちらもあるのです。
薔薇園は他にも行ったことはありますが、いや、呼び物だけに、こちらの薔薇園、さすがに広大です。そしてほんとに見頃でした。
広い花壇のいろんな種類の薔薇が満開で、素晴らしく壮観。園路をぐるぐる回りながら、もう写真撮りまくり。
手のひらくらいある大輪の薔薇から、房咲きの小さなお花、蔓薔薇、一重のもの、カップ咲き、その他いろいろ…。
お花の色も様々で、白、黄色、ピンク、真紅、紫、オレンジ、つぼみから開くにつれ色が変わるもの…。
沢山あった中のほんの一部の写真です。ほんとに見事でした。


満開の薔薇の向こうに温室が見えます             豪華な大輪の薔薇たち             小さな薔薇にはツマグロヒョウモンが来てました

それから温室も立派でしたよ。定番の熱帯植物、乾燥地の植物などももちろんありますが、蘭とベゴニアと熱帯スイレンの部屋が豪華。
蘭も様々な色や形のものがたくさんあって素敵ですし、熱帯スイレンもすごくきれい、一緒に咲いてる巨大ハイビスカスもすごいです。
でも一番驚いたのは、ベゴニアの温室。…私、ベゴニアってお花は小さくて、むしろ葉っぱがカラフルな観葉植物と思ってました。
あんな巨大な八重咲の豪華なお花の咲く品種がたくさんあるなんて…ベゴニアすごい!
お花の写真だけ見せられたら、薔薇だと思っちゃうかも。八重の雌花と一重の雄花がペアで咲く品種とか、びっくりです。
もちろん、葉っぱを楽しむ種類もたくさんあって、紫やピンクやグリーンのいろんな模様の葉っぱが並んでました。
この公園には他にも、ダリア園や牡丹園、ツツジや菊や藤、水生植物園もあるとか。
温室のお花は年中咲いてるのかなあ、だとしたら、また春薔薇が咲く頃に、ぜひ行きたいなあ。


水盤に浮かんだベゴニアの花  まるで薔薇みたいなベゴニア  葉っぱを楽しむ種類もいろいろ  巨大なハイビスカス    不思議な形の蘭     華やかな熱帯スイレン

さて、次は府中市美術館。日本とヨーロッパの動物にまつわる絵画を展示し、それぞれの文化を比べる…という趣旨のようですが
うーん…展示のキャプションでは、西洋の人間中心主義に、日本の動物と親しむ文化が影響を与えた…という内容が多く、違和感が…
江戸後期から明治頃、西洋のリアルに事物を捉える姿勢が、日本の美術に与えた影響は大きく、それは動物画でも同様と思うのですが
日本画は江戸時代のものがほとんどで、そういう側面にあまり触れられていないのが、何かフェアじゃないような…
たぶんこの美術館の収蔵品を中心に展示してるので、そうなっちゃうんでしょうけど、しろ的にはいまいちな展覧会でした。
でも、呼び物の丸山応挙の子犬がたくさんあって、とてもかわいかったです。応挙は写生もしっかりされてる画家ですものね。
西洋画では、進化論の影響を受けた、自らの骨格を研究する猿の絵とか、興味深かったです。(画像は例によってネットで盗みました)


春日鹿曼荼羅図    円山応挙 雪中狗子図(部分)  歌川国芳 金魚づくし    ゴヤ 祖父の代までも   ガブリエル・フォン・マックス 骸骨の前の猿

とりあえず、友人と感想を言い合いながら絵を見られたのは久しぶりで、楽しかったです。
感染が落ち着いているうちに、また友人とお出かけできたらいいな。(ていうか、冬には次の波が来るんでしょうか…怖いなあ)


10/27 さらにさらに公園

さらにさらにの昭和記念公園
前の晩結構な雨だったのに、またもやピーカンのお天気で、寒いかと思って着込んで行ったら暑かった…。
このところ、天気予報がどうあれ、行けば晴れてる昭和記念公園。これはついてるのか、そうでもないのか…。
でも、寒い日が続いた後だったので、かなり紅葉が進んでました。まだ見頃ではないですが、十分きれいでしたよ。
公園の紅葉スポットはあちこちにあるのですが、まず色付くのが日本庭園。池に映る樹影がカラフルになってきてます。
盆栽園の寄せ植えもきれいだし、公園のあちこちにあるケヤキの大木も金色に変わってきてます。

お花は今はあまり咲いてないかもです。コスモスもシュウメイギクも終わりで、今見頃なのは皇帝ダリアくらいでしょうか。
皇帝ダリアって、背が高いので、いつ撮っても逆光です。なぜか特定の品種がツマグロヒョウモンに大人気でした。
あとはジニアがまだ咲いてました。さすがヒャクニチソウ、ほんとに三か月くらい咲いてそうです。


  日本庭園の紅葉      水面もカラフル     盆栽園の紅葉寄せ植え   水鳥の池の中州のケヤキ 皇帝ダリアとツマグロヒョウモン ジニアとアオスジアゲハ

私の一番好きな雑木林の紅葉が見られるのは、来月以降ですね。また11月も楽しみに通いたいです。


10/25 久々の更新

秋も段々と深まって…じゃなくて、突然一夜にして秋、というより、冬っぽい寒さになってしまって、なんだかなーですが
一応、久々に、秋の玉を更新いたします。
…コスモス…もう見頃は終わっちゃってますけどね。
黄色いコスモスを今年も見られたので、作ってみました。
真ん中のちょっとピンクが入ったところを、八重で表現してみたのですが、どうでしょうか。
秋空のブルーと、秋っぽい赤紫の地色です。
よろしければご覧になってやってくださいませ。




10/23 今月のお出かけ

コロナの感染者数も一応落ち着いているみたいですし、今月もお出かけです。
まずは山種美術館速水御舟と吉田善彦 ―師弟による超絶技巧の競演―
山種美術館は、名古屋に住んでた頃、一度行ったことがあったと思うのですが、確か場所が今と違ってたような…
速水御舟のコレクションをお持ちで、そのときも「墨牡丹」を見て、垂らし込みの超絶技巧にびっくりしたんですよね。
今回のお目当ては、「炎舞」。暗い背景に様式化された火炎とその上に舞うリアルな蛾が美しく妖艶でした。
翠苔緑芝の紫陽花も、胡粉を盛り上げてヒビを入れたマチエールが素晴らしいのですが、どうやって作ったのか誰もわからないとか。
まさにタイトル通りの「超絶技巧」。この他、「桃花」や「昆虫二題」などもすてきでしたよ。
お弟子さんの吉田善彦の方は聞いたことがなかったのですが、まったりとした風景画や抽象化された静物画が好みでした。
奈良がお好きだったそうで、奈良の風景がいくつもありました。尾瀬の花の風景も美しかったです。
一部撮影可でしたが、画像は例によってネットで盗んだものです。

お次は庭園美術館キューガーデン 英国王室が愛した花々 シャーロット王妃とボタニカルアート
…実は…しろは去年ロンドン旅行を計画していたのですが、コロナでキャンセルに…(涙)キューガーデンも行くつもりだったのに…
というわけで、せめてこちらで植物画だけでも見られて、大変ありがたかったです。(…でもいつか現地に行きたい…)
キューの膨大な植物画コレクションからたくさんの図版と、植物画にまつわる肖像画や当時の家具や食器などが展示されてます。
かなりの数の植物画が展示されていて、老眼のしろは、遠近メガネと中近メガネと双眼鏡をとっかえひっかえ
精緻な画像を一枚ずつ一生懸命見ていたら、眼精疲労でぐったりしてきて…それでも3時間以上かけたんですが
いつもなら、全体を見てから、気に入った作品をもう一回見に行くのに、それもできず
いつもなら大喜びの、植物画を描いた食器類などもほぼスルー…ああもったいない…(涙
トシもトシですが、コロナでなまってるのもあるんですよね。いつか海外に行ける日に備えて、体を鍛えませんと…

展示は、バラの図版を集めたり、女性画家の活躍を特集したり、当時の有名な本や雑誌に掲載されたものをまとめて展示したり
いろいろ興味深かったです。英国にあんなにたくさんの、身分も様々な女性植物画家がいたなんて知りませんでした。
初期のものは素朴ですが、18世紀後半以降は、技術も素晴らしく、精緻で、芸術性も素晴らしいです。
ただ…雑誌掲載の銅版画を原画と並べて展示してるのですが、植物画も含め昔の博物画って、版画が原画と左右反転してるんですよ。
巻貝とかつる植物のつるとか、逆巻きになっちゃうのにかまわないのかと、以前からずっと気になってまして…
どなたか、当時の事情をご存じの方、ご教授いただけましたら幸いです。(画像は例によって、ネットで盗みました。)

今回も通勤ラッシュを避けるために、夜開いてる美術館を探したんですが、見つからず…結局出かけたのがチェコフェスティヴァル
感染対策とか言いながら、渋谷のそれもイベントに出かけるなんて、本末転倒…と思ったのですが、チェコ好きですし
今年はイベントサイトでの飲食は不可ということで、まあいいかと思って出かけてきました。
会場には、チェコのビールやお菓子、工芸品などを販売するブースがあり、舞台ではチェコにちなんだ音楽演奏など…
チェコの楽団で演奏されてたバイオリン奏者とそのお弟子さんが、チェコの民族衣装で、スメタナやドヴォジャークを演奏されました。

チェコのガラスボタンにずっと興味があったのですが、実物見たのは今回初めて。
実はチェコのガラスボタンもビーズも、現地では基本購入は難しいです。共産時代、外貨獲得用で、国内には出回らなかったそうで
私が10年ほど前に旅行した時点でも、ボタンは全く見かけませんでした。一方日本では、ネットショップであちこち売られてますが
やっぱり、一度実物を見てから買いたいなあと思ってまして…で、購入したのは、1930年代のビンテージもののセット。
以前旅番組で見たときは、ハンドメイドの型押しで作ってましたが、画像奥の黒のボタン、型押しとは思えないほど模様が精緻。
ガラスは透明でなくちゃ派のしろですが、これは買わずにいられませんでした。もちろん新作の透明ボタンもたくさんありましたよ。

その他、1940年撮影60年発行のプラハの写真集(有名な書籍なのだそうですが、写真が素晴らしかったです。)の古本とか
1940年頃の本からばらした図版の植物画(本から図版だけ外したものはヨーロッパの古本屋の定番商品)などを購入。
40年代にこだわったわけじゃないですが、ナチス占領下でも、チェコの人は文化活動を貫いてたんだなあと、ちょっと感動。
写真はイベント終了後に撮ったので閑散としてますが、コロナ禍でも、あんまり混まない程度にお客さんいらっしゃってましたよ。

今回も、朝から晩まで遊んで、充実したお出かけでした。
画像の順番は最初がキューガーデン展、次が山種美術館、最後がチェコフェスティヴァルです。


1740年チューリップ   1788年モスローズ   1794年ヤグルマギク  1902年ロードデンドロン・ポンティクム 1809年チューリップ 1824年グロリオサ・シムプレックス

 
速水御舟「炎舞」   速水御舟「墨牡丹」(部分)   吉田善彦「大仏殿春雪」  ボヘミア地方の民族衣装 チェコフェスティヴァルのブース 購入したビンテージガラスボタン


10/16 さらに公園

しつこく昭和記念公園通い。今回も大変良いお天気でした。
天気予報で曇り時々晴れだったから出かけたのに、かなりの晴天で、暑いし、お客さんも多いし、なんだかなーでした。
まあ、写真撮るには晴天の方がありがたいですが、天気予報が当たらなくなっているのは、やっぱり温暖化のせいですかねえ…

ピンクのコスモス畑は満開でしたよ。それに、ミックスガーデンにイエローコスモスが咲いてました。
今年もイエローコスモスあったんですね。嬉しいです。淡い黄色に真ん中のピンクが映えてとってもきれい。
以前見たのは黄色ばかりのお花畑でしたが、ピンクやオレンジと混じって咲いてるのも良いですね。
ミックスガーデン自体は、ちょっと見頃過ぎで、イエローコスモス見たい方は今のうちですよ。
秋のお花としては、見頃過ぎたダリアの代わりに、皇帝ダリアが咲き出してます。背が高いので、青空に映えますね。


ピンクのコスモス畑     色とりどりのミックスガーデン  中心がピンクのイエローコスモス   黄色とピンクのコスモス     青空と皇帝ダリア

紅葉はまだまだなので、前回に引き続き、実ものをいくつか…
盆栽園が実もの特集みたいになってて、この他にも、カキとかツタとかコマユミとかナンキンハゼとか、いろんな実がなってました。
ちょうどスタッフの方が水やりされてて、暑い日だったので、盆栽たちもなんか気持ちよさそうでした。
10月の半ばなのに、半そでで日に焼けてるって、なんだかなあ…植物もきっと戸惑ってるでしょうね。


盆栽園のカリン       同じくカマツカ          ナツハゼ         ヒメリンゴ       雑木林のガマズミ

来週はちょっとばたばたしてますが、10月中にもう一回行けたらいいな。紅葉はまだまだでしょうけどね…


10/7 引き続き公園

今月も昭和記念公園に行ってきました。今回も良いお天気でちょっと暑かった。
オリパラ中はなるべく外に出ないようにしておりましたので、むしろ今の方が日焼けが進んでおります。
今回見頃だったのは、ホトトギス。日本庭園とこもれびの丘の雑木林のあちこちで満開でした。
日本庭園には、路地の他に、盆栽園に鉢植えがいくつか。ホトトギスにこんなに品種があるとは知りませんでした。
雑木林のホトトギスは、花も大きくて模様もくっきり色も濃くて、何ていうか、野趣あふれる感じ。


日本庭園のホトトギス      紀伊上臈ホトトギス    白花ホトトギス   これも園芸種らしいです(名前不明) 雑木林のホトトギス

紅葉はまだまだですが、木の実が色付いてました。
近所の街路樹のハナミズキは今年は実の付きが悪いので、公園で見られてよかったです。
公園でも木によって実の付きに違いがあるけど、あれはなぜなんでしょうか。受粉の問題?
あとは、サンシュユとかヤマボウシ…そういえば、全部ミズキの仲間ですね。
ヤマボウシは食べられると聞いたんですが、食べたことないです。どんな味がするのかなあ。(ハナミズキは毒があるそうです。)
民家園の畑でソバが満開でした。ソバの花を見ると、蕎麦蜜が食べたくなっちゃうんですよねえ。
キバナコスモスのお花畑はまだまだ見頃ですが、ピンクのコスモスは台風のせいか、お花の数がちょっと少なかったかも…


ハナミズキ        サンシュユ         ヤマボウシ         ソバの花         ピンクのコスモス

つい天気が良い日に出かけてしまうのですが、人も多いし、まだ暑いので、次は曇りの日にしようかな…




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