☆しろの雑記帳☆


2/25 御岳渓谷

お天気がいいので、御岳渓谷に出かけてきました。
もう春なんでしょうか、梅があちこちに咲いてました。野鳥もちらほら…シジュウカラに、エナガに、メジロ…
今年は、昭和記念公園で鳥見が出来なかったので、定番の小鳥でも、会えるのは嬉しいです。
沢井酒造さんのガーデンカフェのお庭のお花も、いろいろ咲き始めてました。
遊歩道の植生もだいぶん回復しているので、今年は野の花もたくさん咲くといいな。
以前とお花の種類や咲く場所も変わってそうですけどね。
いつもどおり、遊歩道を歩いて、ガーデンカフェでお茶して、お気に入りの岩の上でお弁当食べてきました。
岩の上からきれいな水の流れを見ていると、それだけで幸せです。


縄張り主張中のシジュウカラ     梅とエナガ       流れに映える梅     ガーデンカフェの馬酔木      同じく水仙

ところで、先日友人から「青梅線沿いで大規模火災!」と電話があって、びっくりしてネットで調べたら、沢井駅のご近所でした。
駅のホームからよく見えていたお寺の、茅葺屋根の立派な本堂が、類焼で全焼。お寺の裏山もあちこち飛び火したそうで
出かけた日は、上空に消防のヘリがずーっと飛んでたし、駅とお寺の周りは、消防車と警察、消防、自衛隊の人がいっぱいいました。
火元は300mも離れた民家で、駅周辺の集落でお寺だけが類焼ということは、やっぱり茅葺屋根って燃えやすいんですね。
…立派な古建築に見えたのですが、土台しか残ってませんでした。なんだか残念…人的被害がなかったのが、せめてもでした。
春先は風の強い日も多いですから、火の用心いたしましょうね。


2/11 今月のお出かけ

今月も、コロナ禍の東京を突破して、美術展に行ってまいりました。
お出かけしたのは、根津美術館「きらきらでん(螺鈿)」東京都美術館「没後70年 吉田博展」

今回、どちらも悪くはなかったのですが、うーん、いまいち…
根津美術館さんの企画展、中国、朝鮮半島、沖縄、日本の螺鈿細工が大集合で、いろんな表現や技法が見られたのはよかったのですが
きらきらという割には、螺鈿がきらきらして見えなくて…作品が古いせいなのか、螺鈿の貝の質なのか、そういう表現なのか…
でも、曲面のある作品では、光がスポット反射してるところは、ちゃんときらきらしてたので、これは照明のせいなのではないかと…
先日のサントリーさんでも思ったけど、小さい美術館では、その分野の専門とかじゃない限り、作品に合わせた照明は難しいのかも。
トーハクさんの照明は、やっぱすごいのだなあと、他を見ると実感します。

でも、根津美術館では、企画展の他にテーマ展示がいくつかありまして、このうちの「百椿図」がすごく素敵でした。
江戸時代の変わり椿を、花瓶に活けたり、籠に盛ったり、扇に乗せたり、布で包んだり、様々なアレンジでデザインした絵巻です。
椿もきれいですが、デザイン画風に描かれたそれぞれのアレンジが、とっても和モダンで、おしゃれなんです。
これは、グッズにしたら素敵だなあと思ったんですが、マスキングテープはすでに売り切れで、クリアファイル買ってきました。
絵巻の他の部分も見たいので、また展示があったら出かけてみたいと思います。

お次は、久々に上野にお邪魔して、公園の片隅でお弁当食べてから、都美館さんへ。
吉田博展は、何年か前にもけっこう大きな展覧会があって、そのとき初めてこの方の作品を間近で堪能し、大好きになりました。
そのときは、世界各国を旅して描いた吉田博先生の、コスモポリタンな作風がテーマとなってましたが
今回はどちらかと言うと、日本を描いて欧米人(ダイアナ妃とか)に愛された作家というイメージの展覧会でした。
…しろ的には、日本の作家さんが描いた海外の風景が好きなので、今回はちょっと不完全燃焼な感じ…
作品はたくさんあって、前回見てない作品もありましたし、それはそれでよかったんですけどね。
でも、ヨーロッパシリーズとか見ていると、海外旅行に行きたい気持ちが募って、なんだか切なくなってしまいました。(涙
テレビの旅番組より、「ここに行きたい」「来れてよかった」という思いの詰まった作品の方が、旅情をそそられるんでしょうね。
(画像は例によって、ネットで盗んできたものです)


紫陽花蒔絵螺鈿文箱     百椿図の一部     吉田博 ウェテホルン(ヴェッターホルン)  エルキャピタン(ヨセミテ)   上野のカンザクラ

上野では、もうカンザクラが咲いてました。春ですねえ…温かくなったら、コロナがおさまらないかなあ…(溜息




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