☆しろの雑記帳☆


12/31 良いお年を…

本年もいろいろありがとうございました。
いろいろあった2020年もあと数時間ですね。
ほんとにとんでもない1年でした。…というか、まだしばらくこの状況が続きそうですが…
皆様も、年末年始は、お家で楽しく安全にお過ごしくださいませね。
来年は、どなたにとっても良い一年になりますように…


12/20 年末恒例セール

何かと大変な一年も、そろそろ終わりに近づきますね。
今年も、年末恒例の、割引セールをいたします。
…といっても、今年はあまり新作を作ってないので、古いのばっかりですが…
よろしければ、特別ご奉仕価格のページを御覧くださいませ。

来年は、いろいろ落ち着いて、良いことあるといいですね。
ほんとに心から願っております。
何かと忙しい年末年始ですが、皆様も、なにとぞお気を付けてお過ごしくださいませ。


12/19 文化学園服飾博物館とサントリー美術館

今月も月に一度の都心にお出かけをしてまいりました。マスクを2重にして、消毒ジェルとお弁当を持って。
お出かけしたのは、文化学園服飾博物館「世界の藍」サントリー美術館「美を結ぶ、美をひらく」

文化学園さんの方は撮影不可のため、例によって、ネットで画像を盗んでまいりました。
世界の藍染めの歴史を紹介する展覧会で、世界各国の様々な民族衣装がたくさん展示されていました。
私、蓼藍と大青くらいしか知りませんでしたが、世界にはインディゴを含む植物がたくさんあるんですね。
でも、西洋が熱帯、亜熱帯の植民地で藍植物のプランテーションを始め、インドの藍が世界の藍産業を駆逐してしまったとか。
その後、合成インディゴが発明されて、インド藍も廃れ、今は藍植物はほぼ伝統工芸用としてのみ栽培されているようです。

展示では、ヨーロッパのウォード(大青)で薄く染めた布が、青緑っぽい色で、独特に美しかったです。
世界の藍植物の色合いの違いが見られなくなったのは、少し寂しいですね。
藍は防虫効果もあるそうで、各国の民族衣装に使われ、濃く染めると黒に近い色になるので、喪服などにも使われたとか。
藍は繊維の種類で染まり方が違うので、違う種類の繊維を模様織りにして、染で模様を浮き上がらせるという技法もきれいでした。
日本の絞りや型染め、江戸小紋などの展示もありました。
実は、展示は昨日で終了でした。こちらの博物館、年に数回展覧会がありますので、また楽しみに訪れたいと思います。


       総絞りの小袖  ロココのベストの型紙どおりに染め分けた布  藍の本場インドの布   ニジェールの男性用衣装

サントリー美術館の展覧会は、リニューアル記念の所蔵品展パート3です。それがなんと、今回なんだかしろ好みのお宝ばかり♪
古伊万里や鍋島の陶磁器や、浮世絵なども興味深いですが、しろのお気に入りは、和ガラス、紅型とその型紙、そしてガレ。
おまけに、サントリーさんの展覧会は、所蔵品については写真撮り放題♪さすが太っ腹!ありがとうございます〜♪
和ガラスの見どころは、まずは貴重な薩摩切子。それも赤、緑、ブルーと色とりどり。中でも緑は現存するものが少なく貴重だとか。
型吹きの器も美しいです。ライティングも素敵で、型の模様の影が下の台に映って、大変美しいです。
知りませんでしたが、江戸期、日本には徐冷炉がなく、複雑な吹きガラスの制作は難しかったので、型吹きで様々な表現をしてたとか。
他に、ガラスの文具やかんざし各種、小さい簾などもきれいです。簾は筆巻きや刺身の下に敷いてたそうです。

紅型は、裂地が数十枚展示されていて、どれも美しい彩色の文様で、見飽きません。
型紙もたくさんあり、細かい細工にうっとり。この型紙でどんな布ができるのか、想像を膨らませるのも楽しいです。
床にいろんな型紙の影が映像で流れるスポットがあって、つい時間を忘れて眺めてしまいました。
紅型と型紙は展示替えがあるとか。サントリーさんがこんなに紅型をお持ちとは知りませんでした。できたら後期も見たいなあ…

ガレのガラスも沢山あって、中でもヒトヨタケのランプは豪華です。家具もあって、大型の飾り棚がすごく立派。
ただ、ライティングがいま一つ…ガレのガラス、特に器は、一点一点、映える光の方向が違うと思うのです。
美術館によっては、下から光を当てたり、透過光と反射光を交互に当てたり、工夫されてますよね。
全部上からのスポットではなく、個別にライティングすればもっと映えると思うんですけど、ちょっともったいないです。

陶磁器では、国内向けに宝船に見立てたオランダ船を描いた古伊万里がお気に入り。オランダさんたちの表情に味わいあります。
明治期の内国勧業博覧会会場(東京国立博物館の旧館)の錦絵や、小林清親の鋳物の炉やSLを描いた版画も興味深かったです。
こちらの展覧会は始まったばかり。1月半ばに紅型と浮世絵、錦絵の展示替えがあるそうです。


オランダ船とオランダさんがびっしり描かれてます 貴重な緑の薩摩切子  揺らめく影も美しい型吹きの器  艶やかな紅型の裂地 しろ垂涎の型紙の1枚  ガレのヒトヨタケ

すごく楽しかったのですが…やっぱり、田舎から都心に出るのは、ちょっとドキドキします。
しろの住んでる周辺より、都心の方が、みなさんマスクとかしっかりされてますけどね。
みなさまも、くれぐれもお気をつけてお過ごしくださいませ。


12/15 初冬の昭和記念公園

もう紅葉も終わりだし、そろそろ鳥見を…と思って昭和記念公園に出かけてきました。
しかし、…鳥、いない…。いや、全然ということはないのですが、とても少ないです。…しろにはめったに発見できないくらい…
鳥撮りのおじさま方も困っていらっしゃったので、実際、今年は数が少ないのではないかと…
シジュウカラすら、滅多に見かけません。聞こえるのはヒヨドリの声ばかり…今年も暖冬だからかなあ…

その代わり、紅葉が大変きれいでした。日本庭園も二度目の見ごろという感じ。もみじは散りかけながら、色が濃くなって
広葉樹の葉が落ちたせいか、色付いている木の色が、すごく濃く目立つ感じ。それが池に移るとカラフルですごくきれい。
それから、こもれびの丘(雑木林)の紅葉が、この時期素晴らしく美しいのです。
落葉した他の木の間に、赤い色がまるでにじむように色付いています。この時期の、しろのおすすめスポットですよ。


鏡のような水鳥の池に移る美しい樹形 日本庭園の東屋付近の滝近く  日本庭園の池に映る紅葉   雑木林ににじむもみじ    アイスチューリップ

この時期、あまりお花はないのですが、有料ゲートのすぐ外側の花壇に、チューリップなどが咲いてました。
オレンジと白のアイスチューリップ。…来年の春は、チューリップ祭も開催されるかわからないみたいだし
そう思うと何だか貴重な気がして、一生懸命写真撮ってしまいました。
欧米では、そろそろワクチン接種が始まったそうですが…これで少しは何とかなるといいのですけど…
公園では、マスク外してる人も増えてましたし、皆さまもくれぐれもお気をつけてお過ごしくださいませ。




前の雑記帳