☆しろの雑記帳☆


9/26 今月のお出かけ

なんだかお天気がはっきりしない中、今月も都心へお出かけしてまいりました。
まずは、日本民芸館の特別展アイヌの美しき手仕事
お近くの旧前田家本邸は行ったことありますが、民芸館は初めて。閑静な住宅地の中にある美術館でした。

中に入ると、アイヌの伝統衣装があちらこちらに展示されていて、見ごたえあります。
アイヌマキリ(小刀)や食器、たばこ用具などの工芸品や、もちろんとんぼ玉の首飾りもありましたよ。
びっくりするほど巨大なとんぼ玉があってびっくり。ガラスは交易で入手していたそうですが、いつどこで作られたものなのかな。
工芸品の製作解説ビデオが流れていて、見ていたら、アイヌ服を作りたくなってしまいました。あの模様、好きなんですよね。
民芸館なので、工芸品の展示が主ですが、もう少しアイヌの歴史や和人との関わりなどの解説もあってもいいかなと思いました。
展示は一部のみ撮影可。なので、HPから盗んできた画像もあります。

常設展には、中国、朝鮮、台湾などの民芸品が並んでいます。芹沢_介先生のお部屋もあるので、お好きな方はぜひ。
建物自体も民家風の立派な建築で、おしゃれな民芸調のベンチが置かれてます。この展覧会の後はしばらく休館になるようです。


民芸館入り口                   伝統柄が美しいアイヌの衣装                  トンボ玉の首飾り

さて、お次は山手線をぐるっと回って、上野の国立西洋美術館へ。
お目当ては内藤コレクション展V「写本彩飾の精華 天に捧ぐ歌、神の理」。西洋中世ルネサンス期の写本の零葉(切り離されたページ)の展示。
内藤コレクション展は、TとUは以前見たので、これでコンプリートです。今回は、楽譜などを中心にした展示でした。
中世の楽譜、今のものと似てますけど、やっぱり違いますね。四線譜にオタマジャクシがひし形で、記号もよくわからないです。
実際に教会のコーラスで使用されていたためか、使用感のある零葉が多かった気もしますが
歌詞部分の頭の飾り文字や、周りの装飾、挿画が、楽譜と絡み合って、華やかで独特の美しさがありました。
ルネサンス期のフェラーラのデステ家の写本の零葉が、すごく繊細な模様で、挿画も美しく、今回一番のお気に入りでした。
さすが、名家が作らせた写本です。(これは楽譜ではありませんでした。)お出かけの際は、ぜひ単眼鏡などをお忘れなく。


デステ家の繊細な装飾の零葉   左の装飾の拡大図        楽譜と絡み合う装飾の一例  天使にキリスト生誕を告げられる羊飼い  楽譜を囲む奏楽の天使の挿画の一部

西洋美術館も、10月後半からしばらく休館のようです。これはコロナの影響ではなく、もともと改装の予定だったみたいです。
…この場合はちょうどよかったかもしれませんね。しばらく海外から美術品も来ないでしょうし、展覧会難しいですもんね。
とはいえ、芸術の秋というのに、展覧会もあまりなくて、しろは欲求不満…せっかく東京に引っ越してきたのになあ…
海外旅行も行けませんし、テレビの旅番組も再放送ばっかりだし…仕方のないこととはいえ、やっぱりさみしい…
美術館関係者や旅行業界の方たちのためにも、早くコロナが終息することを、祈るばかりです。


9/19 久々の更新

久々ですが、とんぼ玉の更新です。秋なので、定番の菊のお花です。
秋らしいオレンジ色の菊に、白い小菊やレース模様を合わせてみました。
トンボ玉2個ですが、よろしければ、のぞいてやってくださいませ。



実は、作品はちょっと前にできていたのですが、いろいろありまして…
アメリカ宛の航空便が、全然再開されないので、しょうがなく船便で送ることにしたんですよ。
船便…高いですね…軽いものを送る場合は…。40gを小型放送物で送れば560円ですが、船便だと1s以下はすべて2200円。
そうですよね、船便って、軽いもの送るためじゃないですよね、もともとは…
おまけに中央郵便局からしか発送できないし、事故があったときの返送にも料金がかかるんですよ…(ひどい)
さらに、来年から、電子データを事前にアメリカ当局に送っておかないと、水際で受取拒否されるのですが
うちは田舎ですし、中央郵便局でも船便でこのシステムを扱ったことがないようで、郵便局の人もよくわからない…
使い方や注意事項を確認するために、4回も郵便局に通いましたよ。
…でもまあ、何とか出荷できてよかった…無事に届くと良いのですが…
上手くいきそうなら、たまっている未出荷の商品を、船便で送るかどうか、お客様に御相談してみようかな…

大統領が変われば、少しはアメリカの状況も良くならないかと、ニュースを見ながら祈る毎日。
いや、コロナが終息してくれれば、それが一番いいのですけどね…
皆さまも、引き続きお気を付けてお過ごしくださいませね。




前の雑記帳