☆しろの雑記帳☆


2/23 早春(?)の公園

そろそろ春のお花も咲きはじめてるかなあと、昭和記念公園へ出かけてきました。
今の見ごろは、やっぱり梅。それから福寿草と節分草も満開でしたよ。
クリスマスローズもかなり咲いてました。
それから、なんと桜が咲いてました。もちろん、早稲の品種ですが…河津桜と陽光。
…しかしそれにしても、まだ2月なんですけどねえ…やっぱり、いくら何でも心配になりますよね。


      クリスマスローズ2種               太陽のような福寿草            可憐な節分草


河津桜              陽光              紅梅白梅             盆栽園の梅

鳥さんもそれなりにお目にかかれました。梅の木にジョウビタキとメジロが来てました。
木の上にメジロがいたので、一生懸命撮りました。…メジロの裏側を。つがいなのか、2匹でぴったりくっついてました。
茶色い斑点の鳥は、背中と頭が見えなくて、よくわからなかったのですが、ネットで検索したところカシラダカのようです。
カシラが立ってないと、よくわかりませんよね…
あとはエナガさんにアオジさん、サギが水生庭園で狩りをしてました。何がいるのか、一生懸命お食事してました。
キクイタダキをちらっと見ました。でもこずえの上の方で、ベテランの皆さんに教えていただいたけど、よく見えなくて…
あとで写真見せていただいたら、確かに頭が黄色かったです。

 
梅にジョウビタキ                  梅にメジロ                   メジロの裏側


カシラの立ってないカシラダカ(多分)    エナガさん           アオジさん             狩り真っ最中のサギ

お花が早く咲き始めるのはとてもうれしいのですが、なんかあまりの暖冬で、春が来た!という実感が乏しいです…
それに、咲き始めが早ければ、咲き終わりも早いですよね。…そして、きっと暑い夏が来る…
嬉しいような、悲しいような、そんな春の一日でした。


2/15 ラリックの鳥さん

今月のお出かけは庭園美術館で開催中のルネ・ラリック展
北澤美術館所蔵のラリックの作品が、館内にずらりと並んだ、素晴らしい展覧会でした。
ガラス大好きなしろですが、どちらかというとアールデコよりアールヌーボーの方が好みかも、なんて思ってたのですが
今回の展覧会で、目からウロコ。ラリックの鳥さんが、めっちゃ可愛くて、びっくりでした。
ラリックといえば、耽美な女性像の香水瓶と、スタイリッシュなカーアクセサリーと思ってましたが、認識が狭かったです。

今回の作品展には、良く知られている女性像の他に、鳥や花などの自然モチーフの作品がたくさん展示され
特に、鳥柄の作品がしろ的にとてもツボ。それも、スズメが大変にかわいいのです。
…ただ、ほぼ透明のガラス作品で、写真が大変難しくて…、この可愛さの一部でも伝わればいいのですが…
特に素敵だったのが、スズメのビーズをつないだネックレス。ビーズ一個だけでも欲しかった…
このほかにも、孔雀やインコ、カラスなど、鳥柄作品がたくさんありましたよ。

 
泉に群れる小鳥のイメージだとか  これキクイタダキだそうです。かわいい…        持ち手部分に小鳥が群れる柄の花瓶

 
スズメシリーズ イエスズメかな、スズメかな、いろんなポーズが絶妙          一個だけでも欲しかったスズメのビーズのネックレス

もちろん、香水瓶やカーアクセサリー、テーブルウェアなどもたくさん。意匠も、女性像の他に、神話モチーフ、花や抽象柄など。
特に香水瓶はたくさんあって、技法も意匠も様々で、目を楽しませてくれます。
香水の入る内側の部分がお花の形に彫り込んであるという香水瓶。内側に模様をプレスで入れた表面と、裏面を溶着するのだとか。
徐冷が難しくて、量産できなかったそうです。実際、ちょっとひびが入ってました。あとからひずみが来たんでしょうね…
驚いたことに、中の香水が残っている香水瓶がありました。蓋がしっかりできてるんでしょうね。さすがの職人芸。
瓶の蓋部分がデザインになっているものもありました。これも斬新。
意匠の美しさや完成度だけでなく、様々な新しいアイデアや技法が取り入れられていることにも感動。


カーネーションの部分に香水が入ります  香水が残っている香水瓶!  蓋にデザインなんておしゃれ  とんぼのカーアクセサリー


  蝶のデザインの蓋物    テーブルアクセサリー      ポスターにもなっている孔雀のテーブルセンター

展覧会では、当時の技法の紹介もありました。職人の作業風景の写真など、貴重な資料も。
画像は、プレス加工と型吹きの工程です。ガラスのプレス機、でっかいです。
テレビクルーがいたので聞いてみたら、NHKさんの日曜美術館のアートシーンの撮影でした。
遮光板や背景の布などを少しずつ移動させて、モニターを見ながら、何度も何度も撮影を繰り返されていて
こうやって映像を作るのか〜、やっぱりガラスは大変そう、などと思いつつ、大変興味深く見学させていただきました。
放送は3月になってからだそうです。放送を見るのがちょっと楽しみ。

 
ラリック工房のプレス加工       同じく型吹き           アートシーン撮影中!

大満足で、例によって次の展覧会に向かったのですが…これがちょっと…。江戸東京博物館江戸ものづくり列伝なのですが…
会場面積の割に展示物があまり多いとはいえず…それに、江戸といいながら、明治期の作品が大半だったような…
それに、古い工芸品なので、会場が暗いのはわかるのですが、作品がぼんやりとしか見えない…
トーハクさんなら、ピンポイントでLEDを当てたり、作品の見どころは映えるようなライティングをして下さるのですけど…

一番面白かったのは、ヴェネツィアの東洋博物館のバルディ伯爵コレクション。
19世紀末に世界旅行をした貴族が日本で収集した工芸品などが展示されてました。
当時のお土産品だとかで、依頼主の顔写真を使って、侍のコスプレをさせて描いた掛け軸が、なんか笑っちゃう面白さ。
展示の解説では、バルディ伯爵はオーストリア貴族とあり、第一次大戦でコレクションがイタリア政府に差し押さえられたとか。
…確かにヴェネツィアはイタリア統一後も1870年までオーストリア領で、第一次大戦でイタリアとオーストリアは敵味方でしたが
解説を読んでも、伯爵の経歴とか、コレクションの所在地や差し押さえの経緯は全く不明で、なんだかフラストレーションが…
江戸東京博物館は、常設展示は大変面白くて、おすすめなんですが…ちょっと今回は残念でした。


裃を着てうれしそうなバルディ伯爵  バルディコレクションの武家小袖    明治期の職人図絵   相撲の土俵と軍配をあしらった煙草盆

展覧会も、予想したよりはるかに素晴らしかったり、思ったよりちょっと残念だったり、いろいろありますね。
次はどんな展覧会に出会えるか、ドキドキしながら次の計画を立てております。


2/10 雪割草

春先のお花ということで、今回は雪割草。
去年の春、昭和記念公園で雪割草の展示と販売のイベントがあって、目が釘付けの美しさだったのですが
なかなか、あの微妙な色合いは出せませんね…。
グリーンと紫の組み合わせが美しいのですが、ガラス棒になかなか良い色がなくて…
とりあえず、ピンクとグリーン系で作ってみました。
バックに雪っぽいイメージで、レース柄を入れてみました。
とんぼ玉3個です。よろしくお願いいたします。




2/8 多摩川探鳥会

多摩川の羽村堰付近での探鳥会に参加してきました。
羽村の探鳥会は何度か行ったことがありますが、毎回ルートが違うみたい。
今回は、多摩川の河原の遊歩道と、川沿いの道路をたどって、福生のあたりまで下るコースでした。
河原なので、やっぱり公園とは違う鳥が見られますね。ただ、鳥が遠い…うちのカメラじゃ遠すぎてさっぱりです。

しろが初めて見た鳥は、チョウゲンボウ、アカゲラ、ホオジロ、ベニマシコ、ミコアイサなど。
ただし、ベニマシコは、ちらっと見ただけで、写真は撮れず…逆光で赤い色もあまり見られませんでした…残念。
アカゲラも、結構近くで見られたのですが、写真に撮る前に飛んでしまい…もう一回見られたときは、大変遠くて
これも逆光で、あまりおなかの赤いところがよく見えず…写真を逆光補正したら、なんとなく赤いような、赤くないような…
でも、見られただけでもうれしいです。スコープで見せていただくと、とてもきれいな羽の色でした。

このほか、アオジさん、シロハラさん、メジロ、シジュウカラ、ギーコちゃん(コゲラ)など、定番の鳥さんもたくさんいましたが
遠い上、河原の藪にすぐ飛び込んでしまうので、なかなか写真は撮れません。こういう鳥さんなら、やっぱり公園の方が近くでいいかも。
あと、オオタカが獲物のドバトをぶら下げてるのを、カラスの集団が追いかけまわしてました。
カラス強い…!トビとけんかしてるのはよく見ましたが、相手がタカでもやっぱり団体の方が強いんですね。
オオタカは獲物を抱えたまま、河原の藪に飛び込み、カラスは周りの木に留まってずっと見張ってるようでした。


給水塔のてっぺんのチョウゲンボウ  つがいだったムクドリ   かすかにおなかの赤が見えるアカゲラさん   ホオジロさん       ミコアイサの雌の群れ

永遠のシロウトバードウォッチャーのしろには、公園の方が鳥が近くてありがたいですが
ベテランの皆様と一緒なら、スコープで遠くの鳥も見せていただけるし、河原の鳥見も楽しいですね。




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