☆しろの雑記帳☆


12/29 ギャラリー更新と暮れのお出かけ

そろそろ暮れも押し迫ってまいりました。
というわけで、年末恒例のギャラリーページの更新をいたしました。
といっても、新しいお花のページはごく一部で、前に作ったのと同じ種類のお花を作ることが多かったので
一覧のページの体裁はあまり変わってないのですが…
今年作ったお花につきましては、それぞれのページを開けていただきますと、新しい画像が追加されております。
お正月でお暇なときにでも、のぞいていただけましたら嬉しいです。

ところで、先日、国立極地研究所の南極・北極科学館というところに出かけてきました。
南極、北極についての、ちょっとマニアックな博物館で、立川からバスで10分くらいのところにあります。ちなみに無料です。
立川の駅から昭和記念公園を通り越して、さらに北の方です。帰りは公園まで歩いたのですが、結構距離ありました。

展示は、昭和基地があるためと思いますが、南極についてのものが多いです。
極地から見た地球温暖化、南極の隕石、昭和基地での生活や研究、極地研究の歴史、極地の生き物や自然などなど、盛りだくさん。
映像資料が多くて、全部見ていると結構時間かかります。小さなプラネタリウムみたいなドームで南極のオーロラの映像も見られます。
昭和基地の模型や生活のビデオ、南極点を目指した雪上車の実物など、興味深い展示がたくさんありますよ。

個人的に印象的だったのは南極の地理。世界地図に載っている南極の形、あれ、陸地じゃなくて氷の形だったんですね!
初めて見た陸地の地図、陸地面積が氷の半分くらいに見えます…。じゃあ、温暖化で氷が溶けたら、南極の地図の形も変わるってこと??
それに、昭和基地って日本からまっすぐ南下した地点にあると思ってましたが、西オーストラリアの南辺りだそうで、初めて知りました。
南極の隕石は保存状態がよくて注目されてるそうですが、昭和基地は、南極に降って氷河に埋もれた隕石が
氷河の流れで集まってくる位置に近いのだとか。日本で南極隕石の研究が盛んなのは聞いてましたが、そういう理由だったんですね!
知らないことばかりで、大変勉強になりました。冬休みなので、若い方がたくさん見学にいらっしゃってました。
大きな博物館ではないですし、ちょっと不便な場所ですが、機会があればぜひ一度。


   初めて見た南極の陸地の地図          南極点到達の雪上車    南極周辺に生息する、真っ白なユキドリ  初期の南極隊に同行したカラフト犬の像

今年の雑記帳はこれで最後の予定です。今年も大変お世話になりました。
今年も災害が多くて、暗いニュースが目立ちましたが、来年はみなさまにとって良い年でありますように…
来年もしろがね屋を、なにとぞよろしくお願いいたします。


12/15 上野にお出かけ

今月のお出かけは上野、お目当ては国立西洋美術館ハプスブルク展ですが
例によって、お隣の国立科学博物館ミイラ展にも行ってきました。

まずはミイラ展、そんなにミイラ好きというわけではないのですが、ミイラの科学的研究というのはどういうものかと気になりまして…
エジプトのミイラの作り方や、南アメリカのミイラのCTの3D画像などはおもしろかったです。
でももっとDNA研究みたいな話があるかと思ったのですが、死亡年代が新しいご遺体は逆に研究にも配慮が必要なのかも。
展示はドイツで行われた展覧会をベースにされているとのことでしたが、科博で企画された部分の日本のミイラが驚きでした。
暑くて乾燥した地域のミイラより、冷温帯の死蝋ミイラの方が保存状態がよいのですね。顔立ちまで生前が想像できるほどで、びっくり。
展示物はご遺体なので、当然撮影禁止。画像は例によってネットで探したもので、エジプトのネコのミイラです。

ところで、科博の中庭が薔薇園になってるのは何度か書いてますが、なんと12月に薔薇が満開でした。
名残の1輪とかではなく、いっぱい咲いてて、つぼみもあって、まだまだ咲きそうな感じでしたよ。
ここの薔薇、こんな時期に咲いてることありましたっけ??
先日のトンボといい…薔薇もトンボも好きですが、やっぱり温暖化進行しているのでは??

     
エジプトのネコのミイラ                          12月に咲き誇る薔薇の花

さて、お次はハプスブルク展、ウィーンの美術史美術館のコレクションを中心に
スペインと神聖ローマ帝国に君臨した、ハプスブルク家600年にわたる歴史を紹介しています。
王家のコレクションの美術品や工芸品も素晴らしいですが、やっぱり面白いのは肖像画。画像は例によって、ネットで盗みました。

インテリおたくでコレクターのルドルフ2世の肖像画、以前、この方のコレクションを集めた展覧会でこの絵の写しを見ましたが
本物がミニアチュールだとは知りませんでした。すごく小さいのですが、描写が細かくてなかなか見ごたえあります。
ルドルフ2世はデューラーのコレクターでもあったそうで、この有名なアダムとイブの版画は原版まで持っていたとか。すごいですね。
ベラスケスのマルガリータ王女の肖像画、豪華なドレスの筆致が素晴らしいですが、スペインハプスブルク家の近親婚の影響で
この王女さまも体が弱く若くして亡くなってるそうで、ベラスケスの筆に意図せず悲劇的な雰囲気が出ている気がします。
一方、オーストリアハプスブルク家の最盛期を築いたマリアテレジア女帝、さすが聡明で威風堂々としたお姿です。
良い絵だと思うのですが、マリアテレジアの数ある肖像の中では有名なものではなくて、良い画像が見つかりませんでした。
本物はもっと明るい感じの絵なのですが…。右の机にあるのは、オーストリア、モラヴィア、ハンガリーの3つの王冠だそうです。


    ヨーゼフハインツ作 ルドルフ2世       デューラー作 アダムとイブ    ベラスケス作 マルガリータテレサ王女   マルティンファンメイテンス作 女帝マリアテレジア

西洋美術館の常設展にある版画素描展示室は随時展示替えがあり、好みの展覧会をやってることが多いです。常設展なので撮影も可。
今回の展覧会は内藤コレクション展「ゴシック写本の小宇宙――文字に棲まう絵、言葉を超えてゆく絵」
内藤さんというお医者さんが個人的に集めたヨーロッパ中世の装飾写本の零葉(バラバラになったページ)を西洋美術館に寄贈されたものです。
ほとんどキリスト教関係の書物らしいですが、ラテン語で全く読めません。
すべて獣皮紙に手描きで、作者の名前もわかりませんが、中世の不思議な装飾文字や動物の絵が魅力的です。
ヨーロッパに行けば、素晴らしい装飾写本もたくさんあるのでしょうが、日本でこれだけの収集はなかなかないのでしょうね。

   
中世の装飾写本の零葉と部分、鳥やお花の柄がかわいいです

例によって、夜間開館日に出かけて、8時近くまで遊んできました。
遊びすぎで、ちょっと疲れました。やっぱりもうトシなので自重するべきかもですね。
でも上野に出るとつい遊びすぎてしまうんですよね〜困ったものです。


12/14 年末売り出し

巷ではクリスマスとお正月と年末大売出しそのほか、いろんなセールが一緒に行われているようで
しろがね屋でも、便乗することにいたしました。
といっても再販なのですが、とんぼ玉と帯留を3個ずつ、あと、特別ご奉仕価格をいろいろ…
年末でお忙しいところと思いますが、よろしければご覧になっていただけると嬉しいです。



こんな感じです。どうぞよろしくお願いいたします。


12/10 昭和記念公園の紅葉

ちょっともう紅葉には遅いかなと思いつつ、昭和記念公園に出かけてみました。
でも、この日はお天気が良くて暖かくて、なんか全然冬の気配ない感じで、紅葉もまだまだ見られましたよ。
日の光に赤や黄色の紅葉がキラキラ輝いて、とても美しかったです。


昭和記念公園のあちこちの紅葉

池にはそろそろカモが来てましたし、冬の小鳥たちも見かけました。
紅葉の中の小鳥がなんかよい感じ。
日本庭園にキセキレイらしき鳥がいて、胸が白っぽくて不思議だなあと思ったのですが、後で調べたら幼鳥のようです。


ジョウビタキ(オス)、ちょっと遠くておまけに逆光…  お久しぶりのアオジさん   紅葉に染まったメジロさん   庭園の池に写るキセキレイの幼鳥

お天気がよくて暖かいのは良いのですが、なんとまだトンボがいました。
…12月にトンボなんて…やっぱり温暖化でしょうね。大きな台風が来るのも無理ないのかも…
21世紀の日本は、昆虫向けの世界なのかもしれません。
12月の紅葉(これも、私が子供の頃なら、あんまりなかったかも)を楽しみながら、ちょっと複雑な気持ちになったしろでした。


12月の公園で日向ぼっこしていたアカトンボ


12/6 御嶽渓谷現状レポート

御嶽渓谷の遊歩道が11月の終わりに解禁になったとのことで、先日どうなってるか見に行ってまいりました。
開通に気がついたのが12月になってからなので、解禁後1週間くらいたった後の風景です。
御嶽駅近くの御嶽小橋(人道橋)は当然復旧しておりませんので、確認したのは遊歩道の片側だけです。

でも、落ちた橋の残った橋桁に近寄ることはできましたよ。
渓谷の川岸は大きな岩の周りに、丸っこい小石が敷き詰められていたのですが、現在は大きめの角ばった石ばかりで、ちょっと怖いです。
御嶽小橋の橋桁はこの川岸部分のものだけなので、流れてきた岩が橋桁に当たって落ちたわけではないということですよね。
ということは、橋の上部まで水位が達したのでしょうか。…この橋、水面からの高さは通常20mくらいのはずなんですが…
遊歩道を沢井方面に少し歩くと、何か鉄骨の大きな残骸が転がっていて、なんだろうと思ったら、どうやら落ちた橋の上部のよう…。
いつも美しい渓流にこんな残骸があると、すごい違和感というか、ショッキングです。

前回、離れたところから見えた遊歩道沿いの東屋は、一応中に入れました。…中は…何にもなくてすっきり…(涙
川側のベンチ全部と真ん中のテーブルがきれいになくなってました。なんとなく柱もゆがんでて、ちょっと怖いので早々に退却。
これは、このまま修復するのか、それとも取り壊しが必要なのかな。
ベンチとテーブル、今年の春に新しくとり替えたばかりだったんですよ。きれいになって喜んでいたのに…ひどい…
その他、遊歩道と川沿いの農家の間の柵とか、農家の方が営業されてるカフェのライトとか、看板とか、いろいろ壊れてました。
遊歩道、中ほどの鵜の瀬橋(人道橋)は大丈夫そうに見えましたが、通行止めになってました。
この周辺の桜と藤がきれいなんですよね。来年は渡れるようになっているといいのですが…

川の水は前回と全く同じく灰色に濁ってます。同じく川を見に来られた方々と情報交換したところでは
奥多摩湖自体が濁ってしまっていて、湖の濁りが落ちるまでは川の水もこのままだろうと…下流の方も濁ってるとか…。
去年の写真を見ると、青い川面に映える紅葉が、本当にきれいだったんですけどね…
でもまあ、とりあえずまた渓谷を歩けるようになったのですから、ほっとしました。復興にかかわった方々に感謝いたします。


落ちた橋の残った橋桁        川原に転がる橋の上部の残骸     中身のなくなった東屋の内部        遊歩道沿いの壊れた柵

紅葉はもう終わりかけでしたが、まだ散ってない樹もありました。お天気がよかったので、青空に映えてきれいでした。
画像は鵜の瀬橋付近と澤井酒造さんのガーデンカフェのものです。
ガーデンカフェが営業再開されて、すごく嬉しかったです。来年の桜の時期には、また観光客でにぎわいますように。
そして、もうこんな大きな台風がやってきませんように…。


青空に映える名残の紅葉



12/3 クルシミマスアレンジ

…スーパーのBGMにクリスマスソングが流れだし、しろがね屋のクルシミマスシーズン到来です。
クリスマスっぽくて、クリスマス以外にも使えるクリスマスの玉…となると、いつにもましてネタ切れ感が…
というわけで、結局今年もクリスマスイメージのフラワーアレンジにいたしました。
クリスマスのお花、などの検索ワードで画像検索すると、さまざまなフラワーアーティストの方の美しい作品がいっぱい…
白いアネモネを使ったデザインをヒントにして、ピンクの薔薇を合わせてみたのですが…どんなもんでしょうか。



とんぼ玉3個です。どうぞよろしくお願いいたします。

年内にご奉仕価格品のセールと、以前の商品の再販ができれば…と思っているのですが
実は年内にどうでもやらねばならない大仕事がありまして…実は今使っているPC、いまだにWindows7なんですよ。
10にするのがイヤだイヤだと駄々をこねていたのですが、もうどうしようもないので、10にアップデートしなければ…。
使っているソフトも動かなくなるものがたくさんあると思いますし、いろいろセッティングし直さないと(涙
もうしょうがないとはいえ、やっぱり10にするのは嫌なので、やる気が出ないんですよね。はあー。
というわけで、年内の予定が今一つはっきりしないしろがね屋です。申し訳ございません。




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