☆しろの雑記帳☆


9/25 今年も秋が来ました

そろそろ秋本番の御岳渓谷と昭和記念公園に出かけてきました。
実は、なんかバタバタしていて記事を上げるのが遅くなって、数日たってしまったのですが…(汗

まずは御岳渓谷。お天気のいい週末を狙って出かけました。
ボート遊びの団体さんがたくさん。私は急流を流れるのは怖いので無理ですが、川の中からの景色は一度見てみたいかも。
こういうお天気のいい日なら、気持ちいいでしょうね。


           川遊びの子供たち         ツマグロヒョウモンのオス        ハナトラノオとクマバチ       トンボの羽根、透けすぎていて、見えるでしょうか…

お次は、昭和記念公園の秋の呼び物、コスモス祭り。キバナコスモスが満開でした。
今年も台風でちょっとダメージ受けたみたいですが、開花時期には立ち直ってちゃんと咲いてくれてました。
青空に映えて、なんかパソコンのデフォルト壁紙みたいな画像がたくさん撮れましたよ。
でも、今年は9月29日(日)に、摘み取りのイベントがあって、キバナコスモスは終了とのことです。
以前はピンクのコスモスやイエローコスモスと一緒に咲いていた年もあったけど、最近は花期が重ならないのかなあ。ちょっと残念。
お出かけした日には、ピンクのはほんとにちらほらという感じでした。


青空に映えるキバナコスモス

園内あちこちがずいぶん秋っぽくなってきました。この時期の紅葉って、パステルカラーのグラデーションで、とてもきれい。
シュウメイギクも満開でした。
でも、湿生植物園にはまだスイレンが咲いてたりして、やっぱり温暖化でしょうかね。
実際、この日も日向ではけっこう暑かったのです。日差しの透明感は秋なんですけどね〜。


色づきかけた紅葉と秋の空                 紅白のシュウメイギク                        名残のスイレン

この日は園内のあちこちでスズメガのホバリングを見ました。お天気が良いので何とか撮影できました。
スズメガって、名古屋にいた頃一度も見たことなかったので、いまだに見かけると追いかけまわしてしまいます。


何とか撮れたスズメガのホバリング、でもやっぱりブレてますね…

萩もあちこちで咲いてましたが、画像は盆栽園の屋内展示。掛け軸の蝶が萩に群れている見立てでした。
でもこの床の間の展示スペース、いつもきれいなんですが、暗くてちょっと遠いので、いつも画像がボケボケ。すみません。
民家園に来年の干支のネズミの藁細工が置いてありました。これも写真がいまいちですが、実物はめっちゃかわいかったです。
「販売しないんですか」って聞いてみましたが、売り物ではないようです。残念。



萩の鉢と蝶の掛け軸        干支の藁細工と制作中のスタッフの方

来月は私の大好きなイエローコスモス、そしてそろそろ紅葉も本番でしょうか。
またお天気の日を狙ってお出かけしたいですね。


9/7 カミにお会いしてまいりました

いや、何のことかって、国立科学博物館で開催中の恐竜博2019に、昨日行ってきたんですよ。
もうご存じかと思いますが、あの「ムカワリュウ」の学名が、ちょうど昨日「カムイサウルス」と決まったとのことで
カミならぬ、神様竜にお会いしてきたということなんです。

とはいえ、例によってしろの欲張りお出かけですから、その話は最後。まず出かけたのは、上野ではなく目黒でした。
目的は庭園美術館で開催中の1933年の室内装飾展と、お隣の科博の付属自然教育園
以前、科博本館の植物画コンクール展で、一部写りこみが激しくて上手く写真撮れなかったことを書きましたが
付属園でも展示会があると聞いて、付属園が9時開館、庭園美術館が10時だから、1時間で写真を取って、美術館に行って、その後上野へ…
と、取らぬタヌキのつもりが、行ってみたら付属園の展示会は「受賞作品のみ」。…私の撮りたかったのは一般の部の入選作…
受賞作なら絵葉書買いましたしねえ…がっかり。
でもまあ、せっかく久しぶりに来たので、夏の終わりの付属園のお花を見て回ることにしました。
1時間足らずなので、中央の水生植物園のみでしたが、野草のお花がたくさん咲いて、トンボやハチもいっぱい飛んでて、良い感じ。
付属園も年間パスで無料なのですが、遠いし、どうしても庭園美術館の展覧会のついでにしか来られなくて、ほんとに久々。
また、なるべく機会を見つけて、鳥撮りに行きたいですね。


大きなツマグロヒョウモンが飛んでました      水辺に咲くアザミ            ミソハギと思います

さて、次はお隣の庭園美術館。年に1回、建物の洋館やその装飾主体の展覧会があり、そのときは撮影可なのです。
今回は、室内装飾が展示の中心とあって、テーブルセッティングしてあったり、カーテンが開けられてお庭が見えたり
また、家具調度を新館に移動して、360度近付いて見られるようになっていたりしました。
お庭が見えると、実際にここで生活していたときの雰囲気がよくわかって、大変うれしかったです。
普段近くから見られない中庭も窓越しに見られたし、昔の建築材料や、パリのアールデコ展の展示が建築の参考になっていたのもわかりました。
洋風建築や室内装飾に興味のある方には、ぜひお勧めです。

     
 窓越しの光に輝くテーブルのガラス器  この中庭好きなんですが、いつか入れていただけないかなあ  最新機能の書机の付属の棚には蛍光灯が

庭園美術館のお庭でお弁当食べて、いざ上野へ。
お目当てはやっぱり北の神様竜、去年の化石の日のイベントの科博の真鍋先生の講演会で
「まだ内緒なのでSNS不可」との注意付きで、恐竜展にムカワリュウがくると教えていただいて以来、ずっと楽しみにしておりました。
(質問コーナーで、それを聞いたのはしろなんですよ(イバリ)。そりゃ、ワクワク感も半端ないですってば!)
実は、しろが9時に目黒に行くには5時半起きせねばならず、ニュースをまったく見ずに会場に入ったので
いきなり学名が決まっててびっくり。スタッフのおねえさんに伺ったら、「本日0時0分発表されました!」と聞いて、二度びっくり。
カムイサウルス、北海道らしくて、良い名前ですね!「ムカワ」が残らなかったのはちょっと残念ですけど。

展示は、床に広げた実物標本のとなりに、組み立てたレプリカ、上に鏡があって、上からも見られるようになっています。
でかいなあ。カモノハシリュウって、丸っこくてかわいいイメージですが、こうやってみるとでっかいです。(でもやっぱりかわいい♪)
周りをうろうろして、いろんな角度から撮影。でも、実物標本が大きすぎて、うちのカメラのフレームに入らない。
周囲に同時期に同じ地域にいた海生爬虫類などが展示されてます。良いなあ、海の首長も大好き。
むかわ町立穂別博物館には首長もたくさんいるらしいし、一度行ってみたいですねえ。


組み立てた骨格標本、上は鏡に映ったところ         フレームに収まらない実物化石             当時の海生爬虫類

他の展示もいろいろおもしろかったです。
もう一方の呼び物のデイノケイルス。う〜ん、実物を見てもやっぱりふしぎな形です。オルニトニムスの仲間とは信じられない。
骨格標本を見ると、手がでっかすぎて、なんか前に転びそうでコワイくらい…
あと、NHKのCG動画が上映されてましたが、あの復元、もふもふは良いのですが、ちょっとカラーリングが派手すぎな気がしません?
現生鳥類でも大型種であんな派手な鳥いないですし…原色ならまだしも、あの白っぽい色は自然の中で目立ちすぎではないかと…
でも、このデイノちゃん、ぬいぐるみがかわいいと評判で売れ売れらしいです。…その点狙ってるのかなあ。う〜む。
ふしぎ恐竜デイノケイルス、今後の研究成果に注目したいです。

あと、この日はギャラリートークもあり、お題は恐竜ルネッサンスとデイノニクスの爪の展示。
進化の行き詰まりだと思われていた恐竜が、機能的で俊敏で、繁栄し、鳥につながった生き物だということが
研究者の努力で、だんだんと解明されてきた経緯をお話しいただきました。
デイノニクスは、俊敏なハンターで、集団で狩りをしていたかも…というのが発端だったそうで
鋭い後足の爪や、狩りのポーズの展示などもカッコ良かったです。
しろの子供の頃、あらゆる恐竜がしっぽを引きずってたんですよね。で、当時は全く興味なかったのですが
90年代のNHK特集で、博物館のゴジラ立ちのT-Rexを、現在の姿勢に組み立て直すシーンを見て、まさに衝撃でした!
私の中で、怪獣が生物になった瞬間でしたね。お話をうかがって、当時を思い出して感慨深かったです。

それから、会場内で偶然、海外のお客様をご案内されている真鍋先生をお見かけしてしまいました。
その後、化石のクリーニングの実演を見てましたら、バックルームから真鍋先生が入っていらっしゃって
お客さまと一緒に、クリーニング中の化石をチェックされてて、思わず連写。
なんか、めっちゃ「良い絵」が撮れた気がしたので(場面的には)、ついでにご紹介を…。
(お客様はスミソニアンの展示企画者の方らしいです。上映されてたスミソニアンの動画に出てた方とそっくりだったので)


        ふしぎ恐竜デイノケイルス            飛びかかるデイノニクス       真鍋先生(前左)とクリーニング担当の方(前右)、奥の女性がお客様

すごく楽しくて、ビンボーなのに、図録まで買っちゃいました…。
でも、恐竜というか、古生物おもしろいです。
展示はまだしばらく続きますし、今回、混雑対応のためか、通路が広めで、後ろに下がって恐竜の写真撮るにも便利。
お近くの方は、ぜひぜひ、北の神様竜をご覧になってくださいませ。




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