☆しろの雑記帳☆


7/30 梅雨明けの昭和記念公園

やっと梅雨が明けたみたいなので、久々に昭和記念公園にお出かけしてきました。
…いえ、暑いのはわかってたんですけどね、月に一度くらいは、平らで木がたくさん生えているところを歩かないと、ストレスがたまって…
それに、頑張って通わないと、購入した年間パスポートの元がとれません。
さすがに暑くて、昼過ぎに帰ってまいりましたけど…。でも一応、今の時期の呼び物、ヒマワリ畑は見てまいりましたよ。
とんぼがたくさんいて、虫撮りの方たちがたくさんいらっしゃってました。

西立川口から入ると、水鳥の池の前に蓮の鉢植えがずらっと並んでました。これってはじめて見ましたが、毎年やってるのかなあ。
中に、中心のレンコン部分が花びらになってるお花がいくつか…もともと八重咲きのお花でも、こういう八重になるんですね。
…実は、蓮の実がちょっと苦手なので、このタイプの蓮のお花は好みかも♪
鉢植えのせいか、お花自体はちょっと小ぶりでしたが、めずらしいお花が見られてラッキーでした。


花芯も花びらになった八重咲き(?)の蓮          こちらは通常タイプのお花

ヒマワリ畑は、今咲いているのはお花の小さいタイプです。でっかいお花の方は8月に咲くようなので、また見に行こうかな。
今年のサギソウ祭は8月からのようですが、地植えのサギソウはきれいに咲いてました。
サギソウ祭では、鉢植えや寄植えのサギソウがたくさん見られますが、茂みの中に咲いているのも自然っぽくて素敵です。
そのほかにもダリアや百日草、ユリなど、夏のお花がいろいろ咲いてました。


満開のヒマワリ畑            水生園のサギソウ            ダリアの花壇             カサブランカ

トンボは日本庭園の池にたくさんいました。
いつもは民家園の畑の池や水生園も見どころなのですが、なんか今日は日本庭園に集合していた感じ。
チョウトンボもいました。つがいなのか2匹でひらひら飛んでましたが、なかなかとまってくれなくて、写真が撮れない…
お花の咲いているところには、チョウやハチも…暑いのに、虫たちはみんな元気だなあ。
すごく大きなクマバチがいました。体が重いのに翅を必死ではばたかせて飛んでいるのが、すごくかわいいです。


オニヤンマ             チョウトンボ             トレニアとクマバチ          ヒマワリと蝶

うちに帰ったら、ばっちり日焼けしてました。ああ、暑かった…
ちょっと疲れましたけど、やっぱり緑の中を歩くのは良いですね。とりあえず、来月もまた出かけようと思います。
…でもできれば、あまり厚くない日に行けたらいいですね。


7/21 植物画展と三国志展他

暑いような寒いようなじめっとしたお天気の中、久々に上野にお出かけしてきました。
毎年楽しみにしている国立科学博物館植物画コンクール受賞作品展
お隣の東京国立博物館で開催中の三国志展です。

普通のお花の絵も大好きですが、ボタニカルアートはまたそれ以上の魅力があるような気がします。
実物のお花に正確に科学的にち密に迫る描き方で、そのお花の特徴をできるだけ活かして絵としての美しさも目指すという
リアルと科学と美術の狭間というか、しろの好みのツボがてんこ盛りアートというか、そんな感じで大好きなのです。
特に科博のコンクールは、いつもアマチュアの方とは信じられない素晴らしい作品ばかり。

今回のお気に入りは、一般の部の佳作のアセビと、中高生の部で賞を取られたハナミズキ。
アセビは細かいお花にすごく立体感があって、双眼鏡や老眼鏡で細かいところまでじっくり鑑賞。
ハナミズキは中学生の方なんです。びっくり。ハナミズキのつぼみが開いて実になるまで1年間観察された成果です。
お花や実もきれいですが、ハナミズキの葉っぱが緑から赤に変わっていくのがすごく美しくに描かれてました。

…ところが、今年は一般の部の佳作の前の壁に、科博の植物園のお花の小さい写真がたくさん飾られていて
それはもちろんきれいなのですが、反対側の佳作の作品を撮影しようとすると、小さい四角い輪郭がいっぱい写り混むのです。
横からのぞいたりかがんで見上げたり、裏の白いチラシを探してきてカメラのバックにかざしたり、努力しましたが、やっぱりいまいち。
…一般の方の佳作はいつも素晴らしいのに絵葉書が売られてなくて、撮影するのが楽しみでしたのに…う〜ん、がっかり。
とりあえず、斜めに撮った画像を、パソコンで修正しましたが…やっぱりちょっとボケてるなあ…。
部分写真はきれいに撮れてると思いますので、そちらから全体像を想像してくださいませ。
まあ、そのうち目黒の自然教育園でも展示されるので、機会があればそちらで再撮影に挑戦してみたいです。


        佳作 アセビ        中高生の部文部科学大臣賞 ハナミズキ          準佳作 シモクレン         国立科学博物館長賞 コウボウフデ


     アセビ 部分           ハナミズキ 実と紅葉            花と実              コウボウフデ 部分

三国志は、一応むか〜しに史記とか三国志演義とか読んだことはありますが、かなりうろ覚え。
脇役の武将の名前とかすっかり忘れてましたが、でもまあ中国古代史として楽しんできました。
三国時代というのは、後漢が衰退した後、魏呉蜀の三国が覇権を競った戦乱の時代で
その時代を書いた史書をもとに、三国志演義という小説ができて、それが日本でマンガや人形劇やゲームになったわけです。
しろはNHKの人形劇を同時代で見ていた世代でございます。

展示は盛りだくさんで、当時の生活や戦闘、葬祭儀礼などがわかる出土品が見きれないくらい並んでました。
でも、よく見ると豪華絢爛で人目を引くような展示物は後漢時代のものが多いような気が…。
その華美さゆえに漢は滅んだのか、それともやっぱり三国時代は戦乱で生活が厳しかったということなのでしょうか…
「リアル三国志」がキャッチフレーズですが、三国志演義に関する展示も結構多かったです。
中国の元祖「演義」については冒頭にまとめて展示されてましたが、日本のマンガや人形劇の人形は歴史展示の間に置かれてて
ちょっと史実とフィクションがあいまいになってた感じ…演義のどのあたりが「お話」なのか突っ込んだ説明がほしかったかも。
川本喜八郎先生の人形は素晴らしかったし、懐かしくもありましたけどね。


懐かしの諸葛孔明人形    後漢時代の儀仗俑の一部   後漢時代の穀倉模型、高さ2m以上     呉の墓の副葬品の羊の小像

特別展が中国ものなので、常設展も本館ではなく、東洋館を中心に見てきました。
特別展に合わせてか、中国のお墓の副葬品が時代別に展示されてました。
角が折れちゃってるけどもともとは墓を守る一角獣だったらしい小像は、三国時代のすぐ後の西晋のもの。
朝鮮半島の古代の仏像や装飾品も素敵でした。
仏像は朝鮮三国時代のものですが、植民地時代の日本人資産家のコレクションとかで、来歴が不明になってしまっているようです。
耳飾りは倭国とつながりが深かった加耶のもの、日本の古墳時代の装飾と似てますね。
東洋館は本館に比べて展示替えが少ないのであまり行かないのですが、こういう機会に見に行くのは悪くないですね。

  
中国西晋時代の副葬品の一角獣(角は逸失)     朝鮮三国時代の加耶の耳飾り    朝鮮三国時代の菩薩半跏像

科博では現在恐竜展が大人気。…あまりの人気と混雑に、ちょっと恐れをなしています。
でも絶対ムカワリュウを見たいので、夏休みが終わったら行く予定。
それにトーハクでは、秋に正倉院展をやるとかで、今から楽しみにしています。やっぱり上野は良いですね。




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