☆しろの雑記帳☆


11/26 地味玉クリスマス

最近日本でもクリスマスイベントやセールの開始が早くなってきて、なんだか焦ってクリスマスものを作ってみました。
ツリーとリースの玉なんですが…やっぱりトシのせいなんでしょうか、作るものがどんどん地味になっているような…
いえね、パーツを重ねて針葉樹のようにしたらかわいいかなと思ったんですが
なんだか色が地味かなあ…こういう色合い、好きなんですけど、やっぱり年齢のせいなんでしょうかねえ。
一応、かわいくしようと、大きめの雪をちりばめてみたんですが…どうかなあ。
同じパーツで、リースっぽい玉も作ってみました。

  

ツリーは縦玉、リースは横玉です。
とりあえずこんな感じで、よろしくお願いいたします。


11/12 マガモとモミジと秋の風景

秋といえばモミジ、紅葉(こうよう)…今回も新しくモミジのパーツを作ってみましたが、やっぱりなんか変わり映えしないような…
いろいろ考えて、秋らしい鳥…ということで、カモを飛ばしてみることにしました。
水鳥好きな方にはほんとに申し訳ございません。情けないことに実はしろはカモ類の区別がほとんどつきません…(恥
わかるのはカルガモ(昭和記念公園では人慣れしていて、年中近くで見られる)以外は、オシドリとマガモのオスくらい…
というわけで、マガモを作ろうと思ったのですが…これカモに見えるかなあ…
小鳥と体のバランスが違うし、ガラスの色によって発色が違うので、体色の黒や茶色ばかり目立っているような…
地に波紋を入れてみたのですが、上からパーツを入れると全然目立たないし〜〜
なんだか相変わらずですが、今回はこれでお願いいたします。

  

またいっしょに帯留の在庫をいくつか出してみますので、こちらもよろしくお願いいたします。

  

ところで、なんだかお天気のはっきりしない今年の秋、天気予報を見張っていましたら、珍しく二日続きの晴れ。
急いで紅葉を見に行ってまいりました。
まずは昭和記念公園。この日はちょうど探鳥会がありました。すっごく良いお天気で、厚着していったら暑かった…。
池にカモがそろそろ来てましたが、期待のマガモはなぜか編隊を組んで上空をぐるぐる旋回するばかり。
一生懸命カメラを向けてみたけど、全然ピントが合わずすべてボツ。
まだ渡りをしてきたばかりで、警戒心がとけてないのかも…。着水するところが見たかったのになあ…。
この日は、モズ、カワラヒワ、コゲラ、アオジなどが出没したのですが、しろが見られたのは半分くらいかなあ。

 
一匹だけ池に降りていてくれたマガモのオス   お食事に夢中のギー子ちゃん(コゲラ)

紅葉は今まで見た中で一番きれいでした。いろんな木が色づいていて、公園中どこへ行っても赤やオレンジや黄色でいっぱい。
観光客もいっぱいで、海外からのお客様や、紅葉撮りの方、ご家族連れなどでにぎわってました。

   
日本庭園の池         グラデーションがきれいです       盆栽園のカリンの鉢        民家園の干し柿

民家園に行ったら、ボランティアスタッフの方が農作業中でした。
ホントは畑の畔には入っちゃいけないのですが、たまたま柵が開いていて、紛れ込んでしまいまして
近くで見学させていただけちゃいました。ちょっとラッキー♪

   
園内の竹で来年の稲木(稲を干す台)の準備中  小麦をまいて足で土を踏みます  サツマイモの茎を払っています   ソバ殻の乾燥中

さらに翌日は御岳渓谷へ。だってそのさらに翌日から天候悪化と予報が出ていたものですから…(実際はそうでもなかったけど)
こちらもちょうど見頃。御岳渓谷と立川が同時に見頃って、あまりなかった気がします。今年の天候のせいかな。
水面にかかるモミジがほんとにきれい。
この日は、カヤックの人がたくさん来ていました。全然詳しくないんですが、見ているといろんな形があるんですね。
一人乗り、二人乗り、グループ乗り、立ち乗り、座り乗り、うつ伏せ乗り(正確な名前がわかりませんが)などなど…
遊歩道沿いの農家のお庭で、もうゆずが売られていました。いつも楽しみなんですよね。
いつもどおり、澤井酒造さんのガーデンカフェでお茶してきましたが、この日は観光客で満員でした。

   
渓谷の水面にかかる紅葉の数々

今年もきれいな紅葉が見られて良かった良かったです。
山のもみじと公園のスタッフの方々に感謝でした。


11/4 東山魁夷展他

11月になってからも、相変わらず遊んでばかりのしろがね屋です。
美術展その他出かけてまいりましたので、ちょっとまた感想を…。

まずは新国立美術館東山魁夷展
唐招提寺の鑑真像が安置されている御影堂の修理に伴い、東山魁夷先生作の障壁画が巡回展示されました。
魁夷先生の数々の名作も同時に展示される、大規模な回顧展です。
呼び物の障壁画は、展示室に御影堂のすべての部屋を模した大がかりなセットで、ふすまの裏も表も見られる仕様になってます。
ただ保存のためちょっと照明が暗くて、お天気が良い日なら、公開日に現地にいかれる方がおすすめかも…なのですが…
しかし、唐招提寺の公開日でも、鑑真像の置かれてる部屋の障壁画だけは、保存のため部屋が真っ暗で全然見えなかったのですよ。
展示会ではその障壁画「濤声」も比較的近くで見られて、長年のフラストレーションが解消された気分でした。
何枚もつながったふすまに、海上にわたる風に海が波立ち、岩を打ち、砕け、浜に打ち寄せて消えていく様子が描かれます。
他には江南の風景や、日本の森の景色など、日本への旅の途中失明した鑑真に、東山先生が中国や日本の風景をささげられたのだとか。

東洋の風景も美しいのですが、しろ的には、ドイツ、オーストリアシリーズが一番のお気に入りなんです。
今回の展示では「石の窓」がツボでした。石壁の雰囲気がすごく素敵で、壁にさわってすりすりしたいという衝動にかられます。
こちらの本によれば、この壁は実在するのだそうで、本の写真を見ると窓や柱の形もそのまんま。
違うのはドアの色だけで、これも当時は絵の色だったのかもしれませんね。
ロマンティック街道のネルトリンゲンの市庁舎の壁とのことで、いつかドイツに行って本物にすりすりしてみたいです。
このほか、北欧シリーズも素敵です。凍りついたような木立がとっても幻想的。(画像はネットから盗んだものです…。)

 
   いつか触ってみたい「石の窓」                      幻想的な「冬華」

この後上野に移動して、国立科学博物館標本づくりの技の化石レプリカ作成実演を見学。
職人さんが、シリコンの型を使って樹脂や石膏のレプリカを作成を見せてくださいます。
表面の細かい凹凸までシリコンの型を使って写し取り、学術研究用の精巧なレプリカを作ります。
現在の3Dプリンターでは解像度が低くて、学術的なレプリカは難しいのだそうです。なるほど〜。


型に樹脂を入れて固定しているところ      出来上がったレプリカ(右)、左は3Dプリンターによるもの

さらに東京国立博物館京都大報恩寺 快慶・定慶のみほとけ展へ。
快慶の仏陀の十大弟子像と、定慶の六観音菩薩像が呼びもの。
立ち姿、座り姿の美しい観音様がすてきでした。現在は光背が別に展示されてますので、仏像の背中や光背もじっくり眺められます。
角度によって、とてもなまめかしい表情を見せる仏像なので、周りをぐるぐる回って観賞されると面白いですよ。
光背も見ものです。何と木彫なんですよ。6体それぞれ、飾りがちょっとずつ違うので、チェックしてみてくださいませ。
聖観音菩薩のみ撮影可(フラッシュ不可)でしたが、暗いので、コンデジでブレずに撮影するのは至難の業…


定慶作、聖観音菩薩     ブレないようカメラを床で固定して撮りました      これも木彫です。すごい。

この後、トーハクの常設展へ。こちらも、美形の仏様や、隠れキリシタン関係の資料など、面白い展示がたくさんありました。
この日は9時まで開館していて、8時前には帰ったのですが、それでもうちに帰ったのは10時近く。…へとへとですよ。
交通費がかかるので、どうしても欲張って予定を詰め込んでしまうのですが、いつもながら最後はへろへろで悲しい
…トシはとりたくないですね。
でも欲張りはなかなか改まらないので、また次回もへろへろになると思います。




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