☆しろの雑記帳☆


5/23 葉ボタンのお花

葉ボタンといえば冬の風物詩ですが、最近お花つきの葉ボタンもよく見るようになりましたね。
春になると、牡丹の花びらのようだった葉っぱの茎が伸びて背が高くなり、てっぺんにいかにもアブラナ科なお花を咲かせます。
きれいな色の葉っぱが重なって、何段もフリルのあるスカートみたい。
花壇に同じ色のが並んで植えられていると、バレリーナの群舞のようで素敵なんですよね。

冬の葉ボタンは何度か作ったので、あの春の葉ボタンを何とか作れないかと考えました。
ひらひらのチュチュはパーツを重ねて作ることにしたのですが、その上にバレリーナの上半身を乗せる方法がわかりません。
葉っぱと茎の接合がうまくいかず、結局、茎が伸びきる前の状態を表現することにいたしました。
つまりこんな感じ。

 ⇒⇒ 

とんぼ玉にすると、こうなります。
う〜ん…バレリーナには、見えませんね。首の下からフリルというと…どちらかというとピエロさん???
デザインの都合で、縦玉となりましたが…これもどうなのかなあ。
海外ではむしろ、ランプワークビーズは縦玉の方が普通なんですが…。



とりあえず、今回はこんな感じで…葉ボタンのバレリーナの作り方は、引き続き考えてみます。


5/19 今年のお花畑

ずっと楽しみにしていた昭和記念公園のブーケガーデン、先日やっといってきました。
ほんとによくわからないお天気で、当日も天気予報が見るたびに変わってましたが、実際は良い天気。(おかげで大変日焼けしました。)
また見ごろを過ぎて、枯れ枯れのお花畑になっちゃってるのではと心配でしたが、なんとか大丈夫でした。
ひろ〜いスペースにいろんなお花がわさわさ植えられていて、花期がずらしてあるので、入れ替わりお花が咲くんですよね。
デルフィニウムやリナリアは終わってるみたいでしたが、カモミール、ヤグルマギク、ポピー各種、ネモフィラなどは満開でした。
おかげで印象派の絵に出てくるお花畑みたいなイメージで、勝手な印象ですが、なんか南仏の野原を歩いてる気分♪

去年のミックスガーデンでもそうでしたが、お花はランダムに植えられているので、見る方向でイメージが変わります。
特に白いカモミールに原色のポピーが映えて、すごくきれいでした。
カモミールのいい香りがして、お茶が飲みたくなってしまいました。
(去年人から頂いたカモミールの葉っぱのお茶、どこかに売ってないかなあ〜。花茶より好みなんですが…見つからないんですよね)


ほんとはもう少しネモフィラとヤグルマギクのブルーが目立つのですが、写真がいまいちで申し訳ございません…

お花にはハチやチョウがたくさん寄ってきていました。
ミツバチの一番人気はネモフィラのようで、とまるたびにゆれてお辞儀する小さなお花にしっかりしがみついて
一生懸命花粉を集めるミツバチがかわいくて、ベンチに座って飽かず眺めてしまいました。
一方、チョウチョのお気に入りはカモミールで、白いお花に白いモンシロチョウ、まるで童話の挿絵のようでした。


ゆれるネモフィラにしっかりつかまるミツバチ。足には花粉がいっぱい♪        カモミールとモンシロチョウ            ポピーの色が鮮やかです

ポピーはまだ少しつぼみがありましたが、他のお花は順次終わって行きそうです。
今週末が最後の見ごろかも。お近くの方は、ぜひどうぞ!!!

もちろん、他のお花もたくさん咲いていましたよ。
水連がもう満開。ほんとにお花が早いですね。
アジサイもあちこちで咲きかかっていました。盆栽園の植え込みや鉢植えがとてもきれいでしたよ。
ウツギや菖蒲はそろそろ終わりという感じ。ハーブガーデンでは、夏のお花がそろそろ見頃です。
花の丘のシャーレーポピーはちょうど満開でした。


           花木園の水連               日本庭園の菖蒲と水連      盆栽園の屋久島コンテリギ    この広さと奥行き感が写真で出ないんですよね〜

そういえばこの季節、木立の陰を群れになってひらひらと舞う、蝶とも蛾ともしれない影をよく見ます。
寄ってきている木の種類はまちまちなので、花の蜜や樹液を吸うとか卵を産むとかではなく、単に日陰が好きなのではと思います。
でも、ほぼ絶対にどこにもとまらないので、写真が撮れず、蝶なのか蛾なのかすらわからず、ずっと不思議に思っていたのですが…
今回、とんぼの湿地周辺の林で、弱って下に落ちている個体を発見。よく見るとやはり、蛾でした!
そのあと、羽化したてと思われる個体、弱っているけどまだ生きていて、草にとまっている個体を発見。
やっと写真を撮り、うちに帰ってネットで検索して、キアシドクガと判明しました。
ドクガといっても、毒はないのだそうで、透けるような白い翅が幻想的な美しい蛾です。
一見蝶っぽいのに、花の咲く日向ではなく、薄暗い木陰をひらひら飛んでるところは、謎めいてまるで森の妖精のようです。
いや〜、数年来の謎が解けて、よかったよかったです!


  弱って草にとまっている個体       翅の透明感がほんとに美しいです      サナギらしきものにとまっていました

なんだか季節が異常に速いので、なかなか思ったお花が見られませんが
逆に、意外なお花が見られることもあったりして、まあ、これも良しとしなければですね〜
次回はどんなお花に出会えるか、また楽しみに出かけます。


5/12 洋館と庭園と

先日ですが、一度行ってみたいとずっと思っていた旧古河庭園の春バラを見に行ってきました。
通常5月半ばが見頃とのことですが、今年はお花が早いので連休明けに問い合わせたら、もう見頃すぎてますと…
…なんか、ホント、今年はもうお花はダメですね〜(涙
で、急いで出かけた当日、天気予報で曇のち晴のはずが、庭園に着いた頃からどんどん天気が悪くなり…ほんとにもうダメ(涙
お花はまだ咲いてましたが、やはりちょっと盛りは過ぎて、おまけに雨でお辞儀しちゃってまして…
きれいに咲いているお花もたくさんありましたが、ロングで撮影するとなんとなく寂しい印象でした。


 
こんな感じの洋館とお庭。洋館はツアーを予約すると見学できます       傘の花も同時に咲いております(笑


色とりどりのバラの花、やっぱりちょっとお辞儀しちゃってますね〜


一輪一輪見れば、まだまだきれいなお花が咲いてますよ

バラは、また切り戻して蕾が咲くそうですし、晩生の品種もあるので、よろしければお天気の良い日にお出かけくださいませ。
このお屋敷、かなり立派な日本庭園もあるのですが、なにしろすっかり本降りになってしまって、寒いし、早々に引き上げました。
また、秋バラと紅葉の時期にでもリベンジしたいです…。

この日はこの後、目黒の庭園美術館や、できればその隣の自然教育園にも行きたいと思って、お弁当持ってきたのに
結局、地下鉄の駅のベンチでパンをかじる羽目に…(隣で、外回りのサラリーマンの方がおにぎりかじっていらっしゃいました。)
自然教育園はあきらめましたが、庭園美術館には行ってきましたよ。
現在、建物公開期間中で、お屋敷の内部を撮影できるのと、期間限定のウィンターガーデン(屋上のサンルーム)公開中。
それに、ここ何年かメンテナンス中で見られなかった日本庭園が、しばらく前に再公開されたんですよね。

このお屋敷は何度も来ていますが、何度見ても美しいですね。
内装も家具も凝っているし、水回りや暖房も最新設備、通風や採光も考えられ、とにかく住心地が良さそうなんですよ。
古いお屋敷ってどんなに立派でも、今住むにはちょっと…と思うことが多いですが、ここならちょっと住んでみたいですよね。
初めて見るウィンターガーデン(サンルーム)も、植物用の水道や暖房設備、モダンな家具など、とても良い感じでした。

今回、初めてタブレットを持っていって、ガイドフォンを聞いてみました。
受付で申し込むと、ヘッドフォンを無料でかしていただけます。
スマホ型のものも無料でかりられるのですが、タブレットの方がやっぱり画面が大きいですから、中高年には便利です♪

   
期間限定公開のウィンターガーデン  ベランダのタイル、触感が良さそう  戦前のバスルームとは思えません

お昼頃雷が鳴って、その後ピーカンのお天気…(ホントによくわかりません…)でもよかった…、お庭もちゃんと見られました。
何年かぶりに公開の日本庭園、私、実は前に来たことあるのは十年以上前で、すっかり記憶が…こんなお庭だったかなあ…???
お隣の自然教育園を彷彿とさせる、大きな木がたくさん茂った、結構ワイルドなお庭でした。
でも、高低差をうまく利用してあったりして、木が茂っていても遊歩道(という感じなんですよ)は歩きやすいです。
なんか、しろ的イメージとしては、日本庭園というより、ヨーロッパ郊外の林か風景式庭園の森を探索している感じで
あれだけの個性的な洋館にふさわしい庭園かもですね。しろ的には、結構好きです♪
日本庭園と新館の間にあるお茶室も、入り口が公開されてますし、外側もぐるっと一周して見られるようになりましたよ。

   
なんか、森の中の泉みたいなんですよね    うっそうとした木陰の下のお茶室   入り口の土間の漆塗りのテーブル(ぴかぴか)

新館での展示会は、「鹿島コレクション フランス絵本の世界」。
フランス文学者の鹿島茂氏が30年以上に渡り収集を続けた19世紀からの貴重なフランス絵本のコレクションです。
ドイツやイギリスの絵本が好きで、復刻版を購入したりしたこともありますが、フランスのものはあまり見たことがなくて…
やっぱりお国柄というか、フランスのエスプリという感じがしました。
しろ的には、古いものの方が好みかも。アールヌーボーやアールデコの雰囲気のある石版刷りの絵本、とても美しいです。
一部撮影可になっていましたし、本館の一室で復刻された日本語版を何冊か手にとって読めます。
ミュージアムショップの一角に、フランスののみの市が再現されていて、絵本やそれをばらした学装用のシートが販売されてました。
画像は1860-70年代のものと、1930年代のもの。(世紀末のものは撮影できませんでした)

   
1878年 ロレンツフルリック画       1869年 ロレンツフルリック画      1937年 ロジャンコフスキー画


いろいろ満喫して、さあ帰ろうと思ったら…なんと中央線が人身事故で運休。が〜ん。
でも、タブレット様のおかげで、駅員を捜して右往左往せずにすみました…
とはいえ、JR東日本のWiFiにつなぐのに手間取って、迂回の電車にギリギリで飛び込むことに…でもまあ、無事に帰ってきました。
デビューしたばかりのタブレット、自宅でPC的に使おうとして、うまく使えずぶつぶつ言ってたのですが
やはり、これは通信機器なんですよね〜(あたりまえ)、そう思うと大変便利です。
それがよくわかったので、その上で自分なりにカスタマイズしてやろうと、考え中です。

さて、春のお花をもっと見に行きたいのですが、天気予報を見ると降ったり晴れたりで、ホントに予定が立てにくいです…
連休中に御岳渓谷にいったけど、すでにお目当てのお花は終わってましたし…
せっかく昭和記念公園のパスポートを買ったのに、なかなかタイミングが合わず…くくくく…涙
何とかめぼしいお花が見られたら、また写真を上げようと思います…。




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