☆しろの雑記帳☆


3/29 昭和記念公園の桜

先日、昭和記念公園へ桜を見に出かけました。
まだ、ソメイヨシノにはちょっと早かったですが、この公園には早稲から晩稲までさまざまな桜があるんですよ。
たまたま、ものすごく良いお天気で、他にもいろんなお花が咲いてましたし、たくさんの人が遊びに来ていました。

まずは、桜、名札の付いていないものもあって、種類のわかるのもわからないのありますが、とりあえず全部写真撮りました。
こうやって見ると、桜もいろいろですね〜


     小彼岸桜              陽光、まさに陽光に映えます         寒緋桜もまだ咲いてましたよ        染井吉野はまだ咲き始めでした


      名前はわからないですが、しだれ桜2種類                 これもわからないけど、八重桜

  
     葉桜系いろいろ  大島桜               小松乙女                 修善寺桜           これは桜ではなくスモモ、紅葉李だそうです

桜以外にも、もちろんいろんなお花が咲いてましたよ。
この公園は、春のチューリップガーデンが有名なのですが、そろそろチューリップも咲き始めてました。
アイスチューリップ、球根を冷蔵処理して、早めに咲かせたものだそうですが、ちょうど満開でした。
チューリップガーデンは早生の品種がちらほら、それから子供公園の花壇の原種チューリップが咲いてましたよ。


八重咲きのアイスチューリップ    チューリップガーデンはこれからどんどん咲きますね      原種系だそうです

他にもいろいろ咲いてましたが、そのうちのいくつか…。
菜の花は中欧の芝生広場の周りの大きな花壇いっぱいに植えられていて、ものすごく良いにおいでした。
チョウチョがたくさんいました。
こもれびの雑木林には山野草が咲き乱れていました。

  
   菜の花にヒメアカタテハ…でしょうか          雑木林のカタクリ      菫はいろいろ咲いてましたが、これは白いもの

花から花へふらふら歩いていたら、なんだか人だかりが…
高い木の茂みに留まっている鳥が珍しい種類かもということで、詳しい方が議論されていたのですが
初心者にはその鳥が見つけられず、次から次へと寄ってくる人が、木の梢を指さしながら、どこかなどこかなと、ちょっとした騒ぎに…(笑
私も自分では見つけられず、ベテランの方に教えていただいて、何とか写真撮りましたが…
これが、もしかしたら「ノハラツグミ」かもしれないとのことですが…どうなんでしょうか。
ノハラツグミというのは、大陸にいる鳥で、たま〜に迷鳥として日本にも来るらしいのです。
でも、遠くて私のカメラではボケボケですし、季節によって羽の色も変わるみたいですし、私には何とも…。
普通のツグミでしょうかねえ…どなたか、おわかりになる方、いらっしゃいますか???


梢の茂みのボケボケのツグミさんと、それを見上げるバードウォッチャーの群れ・笑

去年見に行ったチューリップガーデンはほんとにすばらしかったのですが、今年は気候が極端ですから
この間雪が降ったと思ったら、あっという間に暖かくなってしまって
きっとチューリップも一気に咲きそうで、うまくタイミングを合わせて行けるかどうか…??
もし運良く、きれいなお花が見られたら、また写真を上げますね。


3/21 今年の桜

今回の更新は、定番の桜です。
先日上野に出かけたら、すでに桜が咲きかけていて、焦って更新の準備を始めました。
ところが!今日起きたら、外はぼたん雪!
昼過ぎからみぞれになってやみましたが、いくら田舎とはいえ、今日は春分の日なのに、ちょっとびっくりです。
まあ、いくら何でも寒の戻りもこれで終わると思いますが…やっぱり都会に比べて寒いんですね。

さて、毎年悩みの種の桜ですが、今年は一重のしだれ桜にアゲハチョウ。
華やかなチョウチョにしようと、いつもケチケチ使っている特色の赤と黄色を思い切ってたっぷり使ったところ…
もともとこの不透明特色シリーズ、溶けたときの堅さが他のガラスとかなり違って、ムラになりやすいのですが
量が多いとますます他のガラスとなじまないようで、引っ張るときに一緒にのびてくれません。
使えない部分がいっぱい出て、できたパーツはほんのちょっとで、それでもかなり模様にムラがあるような…(涙
このガラス、みなさんどうやって使っていらっしゃるのかなあ。
とりあえず、使えそうな部分を選んで玉にしてみました。
それから、桜がすみをバックにした別のデザインで、長玉を作ってみました。こちらもよろしければ…



こんな感じです。
どうぞよろしくお願いいたします。


3/19 上野の美術展

日曜日に上野の美術展に出かけてきました。
混んでいる日曜日になぜ…と思われるでしょうが、平日は電車が混んでいるのですよ。
夜型生活をしているので、たまに早起きして電車に乗ると眠くて…日曜なら通勤ラッシュとかぶらず、座って寝られるのです。
というわけで、家族連れや観光客でいっぱいの上野でしたが、ご家族連れはパンダか国立科学博物館の人体展がお目当てで
美術館は思ったほど混み混みではなくて、ほっといたしました。


撮影禁止なので入り口のバナーです。ベラスケスの作品7点。

さて、しろのお目当ては、まず国立西洋美術館プラド美術館展 ベラスケスと絵画の栄光です。
ベラスケスはしろが大好きな肖像画家の一人ですが、現物を見たことがあまりないんですよね。
代表作では、学生時代にヴィーンの美術史美術館でマルガリータ王女の肖像画シリーズを見たくらいかな。
宮廷画家というだけでなく、本当に王様お抱えだったみたいで、代表作はほとんどスペインにあるのだとか。

特にしろが見たいのは、宮廷にお仕えしていたベラスケスの同僚の肖像画、なかでも道化さんたちのシリーズです。
ヨーロッパの宮廷では、健常者だけでなく、身体・知的障害者を慰み者の道化として雇う習慣があり、ベラスケスがその肖像画を描いています。
私は、肖像画というのは、画家と被写体の対話のようなものだと思っているのですが
ベラスケスの肖像画には特に、被写体に向き合う真摯な姿勢が感じられて、画集の絵を見ながら
たぶん他の人には蔑まれていた道化さんたちにベラスケスがどう向き合っていたのか、ぜひ本物を見たいと思っていました。

今回7点来ていたベラスケスの作品中、肖像画は4点。そのうち1点は同僚の宮廷彫刻家、もう1点が障害者の道化の少年です。
「バリェーカスの少年」。フランシスコ・レスカーノという、王子様付きの道化さんとのことです。
低身長で微妙に左右対称ではない身体、ちょっとうつろな表情、衣装も着崩れて、きっと外見的にはこのとおりの少年だったのでしょう。
でも、絵を見ていると、ベラスケスがこの少年に感じていた、一人の人間に対する敬意が感じられて、好ましい気持になります。
個人への尊厳というのは、こういうものなのかなと、絵を見ながら思いました。
当時のスペインは衰退期とはいえヨーロッパ一の世界帝国、その王様にも、蔑まれていた障害者の少年にも、同様に敬意を払えるというのは
ベラスケスはきっと高潔で、人間というものに対して、希望や尊敬の念を持ち続けられた人だったのでしょうね。


ベラスケス作「バリェーカスの少年」

この展示会では、ベラスケスの他、スペイン王家が集めた様々な絵画が見られます。
スペインやスペインの支配地フランドルの作品が多いですが、イタリア絵画などもたくさんあります。
しろのおすすめは、ヴァンダイクの肖像画と、「イソップの犬」です。
今調べたら、ヴァンダイクとベラスケス、同じ年生まれだとか。知らなかった〜!!17世紀初頭、肖像画の時代ですね!
プラド美術館、ちょっと行ってみたくなりました。ラスメニーナスや他の道化さんシリーズを見に行きたいなあ。

そのあと、東京都美術館ブリューゲル展 画家一族の系譜に行ってきました。
農民画で有名なブリューゲルは息子や孫、ひ孫、孫の婿などがたくさん画家になっていて、それらの作品を一堂に展示するという趣旨です。
ブリューゲルの次男のヤン・ブリューゲル(父)は花の静物画で有名で、しろ的にはこの方のお花が見たかったのですが、…1枚しかなかった。
あと、元祖ブリューゲルは早く亡くなったため、二人の息子に絵を教えたのは、やはり画家だった妻のマイケンさんとのことで
どんな絵を描かれる方だったのか興味があったのですが、やっぱりなかった。この方の絵は残ってないのでしょうか…。

しろ的に一番おもしろかったのは、ひ孫のヤン・ファン・ケッセルの大理石の上に描かれた虫とコウモリの絵。
繊細でリアルで色もきれいで、羽の透明感や細かい触覚など、すばらしかったです。
ポスターがほしかったのですが、小さい絵はがきしかなくて、細かいところがつぶれて全然見えず…(涙
展覧会には、元祖ブリューゲルの版画がたくさんでていて、それはそれでおもしろかったのですが、しろ的にはちょっと消化不良。

 
ヤン・ファン・ケッセル作「蝶、カブトムシ、コウモリ、カマキリの習作」

実は、ヤン・ブリューゲルさんのお花の絵は、プラド美術館展に出ていました。
当日1回だけ再入場できるので、もう一度西洋美術館に戻って、水盤に盛った華やかなお花の絵を眺めて
ベラスケスの肖像画さんたちにご挨拶して、帰ってきました。

               
咲いていない植え込みはバラで、その向こうにいるのがネコです                 上野の桜もそろそろですね

展覧会は写真が撮れないので、途中で寄った科博の中庭のネコさんと、上野の満開の寒緋桜と咲きかけの桜(種名わすれました)です。
ネコはバラの植え込みの向こう側でボケボケ。桜も夕方撮ったので、暗くてやっぱりボケボケ。すみません。

なんだかんだいって、上野の博物館群は、しろのお気に入りです。次の展覧会は何かな〜。また楽しみです!


3/11 早春の御岳渓谷

三寒四温の言葉どおり、寒くなったり暖かくなったりの今日この頃、みなさまいかがお過ごしでしょうか。
そろそろお花が咲き始めていないかなあ…と期待して、久しぶりに御岳渓谷に行ってきました。
ルートはいつもどおり、御嶽駅から沢井駅まで遊歩道を歩き、お気に入りの岩の上でお弁当食べて、澤井酒造のカフェでお茶してきました。
天気予報は晴れだったのですが、実際は晴れたり曇ったり。晴れると春の陽気、曇ると風が冷たくて、冬に逆戻り、そんな一日でした。

お花はまだまだ春の満開にはほど遠く、菫がやっと咲いているくらい。
オオイヌノフグリも、曇り空に蕾のまま。オオイヌノフグリって、いつも満開のイメージで、蕾を見たのは始めてかも…。

  
岩陰にひっそり咲く菫      ネコヤナギが花粉を出して毛虫化してました(笑     蕾もかわいいオオイヌノフグリ

でも、川沿いのお宅のお庭に梅が満開でした。
うちの自治体では、梅の木に病気が出てほとんど伐採されてしまったのですが、この辺りの木は無事だったのですね。
春先に梅が咲くのは当然なのですが、市内で梅の花を見かけると、なんだかほっとします。

 
川面に映える満開の梅の花              紅梅も満開です

川沿いの農家の庭先に野菜の無人販売所がでてました。
秋にはあちこちの販売所にゆずが並ぶのですが、今日はふきのとう、クレソン、キーウィ、梅干し、しその実、たくわんなどでした。
どれも安い!クレソンなんて、袋いっぱいで100円ですよ!
ふきのとうを自分で調理するのは初めてで(だって、スーパーだと高いんですよ)、おまけにうちには天ぷら鍋がない…。
ネットで調理法を調べて、茹でこぼしてからお肉と一緒に炒めてみました。クレソンは卵とじ。少しほろ苦い春の味を満喫しました。
去年の秋、この辺りをお散歩しているネコを見たのですが、今日はつり橋の上を歩いてました。
つり橋の欄干をくぐって出たり入ったり。…ネコには普通なのでしょうが、高所恐怖症のしろはすげ〜と思ってしまいます。
かなり田舎のうちの近所でも、外を出歩いているネコは見かけませんが、この辺りでは車も少ないし、ネコさんも自由で良いですよね。

       
遊歩道の道ばたの無人販売所(ふきのとうも100円)                                 橋の欄干をくぐってお散歩中のネコ                        

もう数週間すれば、春満開で、お花もいっぱい咲くでしょう。
今年はどんなお花が見られるか、とっても楽しみです!




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