☆しろの雑記帳☆


4/29 クサイチゴ

すっかり遊びほうけていたのですが、何とか4月中に更新せねば…と、作ったのがクサイチゴです。
去年の春、多摩川の河原に降りる崖のあたりの空き地にいっぱい茂って咲いていたんです。
野いちごっぽいけど、ヘビイチゴなんかに比べてずっとお花が大きくて、花心が華やかで、とってもかわいくて…
ネットで調べたら、クサイチゴとわかりました。



そのときはイチゴは実ってなかったんですが、とんぼ玉には実も入れてみました。
バラ科らしく葉っぱが赤みを帯びていたのがかわいかったので、葉っぱもピンク系にしてみましたが、どうかな〜。



ところで、このクサイチゴ、後日見に行ったらすっかり刈り取られて、空き地に柵が…!
おかげで実がなっているところは見られず…まあ、人様の土地なので仕方ないのですが…
クサイチゴ、野いちごにしては大きくておいしい実がなるらしいんですよ。…実はちょっと楽しみに…あ、いえいえ…(笑
この辺り、空き地も多いので、きっとまたどこかで出会えるとは思いますが
でも、お花との出会いは一期一会ですね。(イチゴ一会…いえ、すいません…恥)
たとえすぐに作れなくても、かわいいお花に出会ったら、写真だけは撮っておこうと思います。


4/18 草木染め講習会とチューリップ鑑賞

ほとんどお遊び日記と化している雑記帳ですが、まあせっかくの春ですし、いろいろ体験したいなあ…ということで
週末に、以前バードウォッチングの講習会でお世話になった方たちに誘われて、草木染めの体験に参加してきました。
先生は、地元で活躍されている型染め作家の方です。
地元の山野草や庭の草木、昆虫や鳥などをモチーフに、すてきな草木染めの作品を作られています。
今回は先生のお庭や野原で採れた野草やハーブを使って、ハンカチやバンダナの絞り染めを体験しました。

先生が下処理してくださった布を、ビー玉や割り箸、輪ゴムなどを使って縛り、染液がしみこまない部分を作ります。
草の葉っぱをざっくりカットし、煮出した液に布を入れて煮込み、その後媒染剤につけて発色させます。
カモミールとヒメジョオンの葉っぱで、きれいな黄色に染め上がりました。
…でも、思ったように模様を入れるのはすごく難しいです。
デザインセンスのないしろは、ガラスやお絵かきでも、模様を細かくすることでごまかしてるんですが(汗
草木染めの絞り染めでそれをやると模様がぼやけて出ないし、絞り方も不均一で模様が偏ってるし…
う〜ん、また機会があれば、もう少しましなのを作りたいなあ…


 葉っぱを刻んで          煮出した染色液で布を煮込み           媒染剤で発色させ              こんな感じにできました

でも、染色の歴史の講義も興味深かったし、葉っぱからあんなにきれいな黄色が出るというのが、すごく不思議。
(そういえば、桜のピンクも、お花じゃなくて、枝から取るんですよね〜。植物って不思議。)

布を煮ている間に、カモミールの生の葉っぱのハーブティをいただきました。
カモミールって、売っているのは乾燥させた花茶ですけど、葉っぱは全然味が違うんです。
花より香りは少ないですが、マイルドでほんのり甘みがあって、私、こちらの方が好きかも。

で、週明けに今度は、昭和記念公園にチューリップを見に行ってきました。
渓流広場という水辺の花壇いっぱいに咲くチューリップが春の呼び物なのですが、去年は見頃の時期に行けなくて…
初夏に出かけたオランダでも当然チューリップは咲いておらず、公園のチューリップの見頃をなんとか見たいと狙ってたんです。
今年の春はお天気が今ひとつで、一日おきに降ったり晴れたり…予定がうまく立てられず、見に行けるかちょっとどきどきしました。
出かけた日も、ピーカンではなかったのですが、晴れ間もあったし、とりあえず良かった良かった。

最近の園芸種のチューリップ、花だけ見てると、チューリップに見えませんね〜〜
花びらいっぱいの八重咲きが多くて、まるでボタンかバラかダリアという感じ…。
色も様々で、それが地肌が見えないくらいびっしりと植えられた花壇が、運河沿いにずっと続いています。
平日にもかかわらず、一眼レフ持ったおじ様やお姉さんが写真撮りまくっていらっしゃいました。
(この時期は、週末は三脚禁止とのことで、平日を狙って撮影にこられる方が多いようです。)
花壇の間に桜が植えられて、ちょうど散り際で、桜吹雪の中の満開のチューリップはうっとりするくらいきれいでしたよ。


     水辺の花壇と桜吹雪              ピンクの濃淡       同じ黄色でも全部違う種類です          背の高いのと低いのと


一番大きいので手のひらサイズ       これはボタンかバラみたい       ビタミンカラーがすてきです            ちょっと不思議な形のも

公園は広くてたくさんのエリアがあり、チューリップだけではなく、いろんなお花が咲いていましたよ。
ソメイヨシノは散り際でしたが、桜も早稲から晩稲までいろんな品種があるので、春は何かしら咲いています。
山吹や菜の花、山野草、三つ葉ツツジや木蓮。チューリップも別エリアに原種系が植えられていました。
源平桃(だと思うんですが)という、同じ木に赤、白、斑入りのお花が混じって咲く花桃がすごくきれいで、びっくり。
あんなの初めて見ましたよ〜


    日本庭園のしだれ桜         八重桜とツグミさん         桜吹雪と菜の花畑    源平桃、同じ枝にいろんな色が咲いてます

他にもいろんなお花を見られて、いろいろ刺激になりましたよ。
…といっても、なかなかそのお花をすぐに作れるわけでもないんですけどね〜〜
今後の課題として、がんばります。


4/10 大英自然史博物館展とトーハクでお花見

遊んでばかりのしろがね屋です。
昨日はまた上野に出かけて、国立科学博物館でやっている大英自然史博物館展を見に行ってきました。
大英自然史博物館というのは、大英帝国の誇る、博物学の歴史を体現したような科学博物館とのこと。
今回の呼び物は、始祖鳥の化石、モアの全身骨格、ピルトダウン人の骨などですが
そのほかにも、博物学全般の歴史と広がりを示す、様々な展示物がありました。
(画像が雑多ですみません。しろが個人的におもしろかったものです。)
それから、古生物のCG動画がとってもすてきで、大英自然史博物館の建物の中を、始祖鳥が化石から起きあがって飛び回ったり
モアがガラスケース突き破って大階段を下りてきたり、イクチオサウルスがイルカと一緒に泳いだり
DVDがあったら、ちょっとほしかったです。

  
     呼び物の始祖鳥化石                 色を表現するためのガラス製の模型                ダーウィンが飼っていたガラパゴスゾウガメの子供

      
モアの全身骨格   古いハチドリの標本、羽色は退色しても構造色はきれいでした    銅版画の花瓶に押し花の標本   ダーウィンの著書の書籍の図版

でも、この博物館のほんとの呼び物は恐竜なのですが、…来てないんです。ちょっと悲しい。
それに、この博物館、建物もとっても立派らしくて…
イギリスの恐竜がテーマの科学ドキュメンタリーや、イギリスのミステリドラマの撮影に使われてるのをNHKの番組で見たことあります。
いかにも大英帝国という感じの風格ある石造りで、1階のホールに巨大なディプロドクスの骨格展示があります。
ヨーロッパの科学館はオランダくらいしか見てないのです。やっぱり英国は博物学の本場ですものね。いつか行ってみたいなあ。
博物館のサイトを見ると、恐竜グッズも充実してるんですよ。いいですね〜。

科博では、360度シアターや、学芸員さんのトーク、企画展示なども楽しんできました。
企画展示の「発生生物学の誘い」、なかなか充実していておもしろかったです。

例によって、その後、隣の東京国立博物館によって、お花見をしてきました。
春の庭園解放で、お庭が見られるのです。
桜の木の数はそんなに多くないけど、いろんな桜が植えられていて、どれも立派な木で、見応えあります。
雨だったけど、新緑の中、地面に散り敷いた花びらもなかなか風情がありましたよ。

  
        散り敷かれた花びら                   新緑とともに池に写る桜              ピンクのしだれ桜と、淡い色の大島桜

展示も、春にちなんだものがいろいろ出ていました。
おひな様の展示もあったけど、去年と全然違うものが出ていて、ほんとにトーハクって、物持ちですよね〜
その他、「博物館でお花見」と銘打って、桜の柄の陶磁器や衣装、絵画や工芸品などが展示されていました。
でも、しろ的に一番目玉だったのは、赤坂離宮の濤川惣助先生作の七宝の飾り額の原画が展示されていたこと。
七宝もきれいですが(実物見たことないけど)、原画も美しかったですよ。大喜びで、写真撮りまくってきました。

  
香合わせの道具の一部だそうです             江戸時代の十二単                 宮川香山先生の蟹の鉢

      
赤坂離宮の原画シリーズ 百舌に山茶花        鷦鷯に紫陽花                   駒鳥に藤                     黒鶫に木瓜、山桜

今年は、天候が今ひとつ不順で、なかなか春らしい気分になれなかったのですが(この日も雨でしたしね〜)
こうやって博物館で春らしいものを見て、ちょっと盛り上がってきました。
今度は本物のお花を見に、またお出かけしたいです。(って、お仕事もちゃんとしないとね〜〜汗)




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