☆しろの雑記帳☆


3/26 今年の桜

寒かったり暖かかったり、春先は天気が不安定ですね…。うちの近所は今日は雨です。
でも、4月になる前に今年の桜を何とか作りましたよ。
今年は少しは違う桜にしようと考えて、八重桜にしてみましたが…あの花びらのわさわさ重なった感じが難しい…
一重の桜と混ぜて、しだれ桜にしてみましたが…どうでしょうか…



東京では桜の開花宣言があったみたいですが、うちの近くは今日は大変寒くて、桜どころではない雰囲気。
来週は暖かくなって、週末あたりには見頃になるのでしょうか。気になりますね〜〜。


3/20 ムハ展と動物集合

昨日は都心にお出かけして、国立新美術館でやっているミュシャ展
ついでに東京国立近代美術館工芸館でやっている所蔵作品展 動物集合を見てきました。
ムハ(ミュシャ)のスラブ叙事詩が展示されると聞いて、これは行かねば!とめずらしく早々に前売り券購入。
以前チェコに行ったとき、見たかったけど見られなかったこの大作が、この日本で見られるなんて…!!!びっくり&感激ですよ〜
でも、この田舎から都心に出る交通費を考えると、展覧会1個ではもったいないので
あまり遠くなくておもしろそうな展覧会を探して、抱き合わせでお出かけしてきました。

まずは工芸館、ここは明治の洋館をそのまま利用していて、それも見たかったんですよね〜。
煉瓦造りのシックな外観です。内装も階段とか昔のままで、なかなか雰囲気あります。
工芸館なので、館内のベンチも作家ものの家具が置かれていて、これも良い感じ。

 
      いかにも明治の洋館です                    こんなベンチがそこそこに置かれてます

展覧会は、所蔵品の中から動物モチーフの作品を選んで展示されています。
食器、ジュエリー、オブジェ、着物、家具、人形など、和もの、洋もの合わせて、分野も様々
技法も、蒔絵、布製品、金工、木彫り、陶芸等々でバラエティあります。
動物は、かわいかったり、シックだったり、ちょっとリアルで怖かったり、アバンギャルドだったり…
生き物好きなしろには、かなりツボでした。
入場料も安いし、隣の近代美術館と共通チケットでさらにお得ですよ♪

   
古代を思わせる金工の鹿          これはハグロトンボでしょうか             かわいい花喰鳥の蒔絵の箱    ラリックのジュエリーがありました(でもこれ動物かな?笑)

ミュシャ展は、直前にNHKで宣伝番組が放送されたためか、すごい人でした。
(NHKさん、最近展示会中盤で番組作られることが多いので、油断しました…!)
でも、絵が大きいのでチビのしろでも何とか鑑賞できましたよ。(ショップが狭くて劇混みで商品が見られないのが困りましたが…)
日本ではパリ時代のミュシャ(フランス語読み)の方が知られていますが、私はチェコ時代のムハ(チェコ語読み)が好きなので
こんなにたくさんの日本の美術好きの方が見てくださって、とても嬉しいです。

スラブ叙事詩は、ムハがチェコの独立と解放を願って、スラブ民族の伝説と歴史を綴った20点の連作です。
なにしろ巨大で(小さいものでも4、5メートルとか)展示場所がなく、ずっとチェコの山の中のお城にしまわれていたそうです。
何度も言いますが、それをまとめて東京で見られるなんて…感動♪♪

実物は初めてみましたが、画集やネットの画像とはかなり印象が違います。
色が渋いというか中間色を重ねた独特の色彩で、そのまま印刷するとぼけてしまうためでしょう
画集などではかなりコントラストを上げていて、躍動感のある構図の劇画っぽさが強調されてしまうようです。
実物は押さえた色調と大胆な構図が独特な効果を生み、幻想的でありながらリアルで、躍動感がありながら静謐な
不思議な絵画となっています。
これは、実物を見ないと雰囲気がわからないと思います。ぜひ展示会場で見てみてください。

チェコに旅行するとき、できる範囲で歴史の勉強をしたのですが、知ってる題材は少なかったです。
スラブ全体の歴史なので仕方ないかなあ。
でも、チェコの歴史といえばまず出てくるカレル1世の金印勅書とかヴァーツラフ1世とか全然出てこなくて、ちょっと意外。
カレル1世はチェコ中世の名君ですが、神聖ローマ皇帝兼任でスラブ人じゃないからかなあ。

チェコ中世を題材にしたものは、フス派関係が多く、これは少しはわかったのでちょっと嬉しかったです。
(フス派とはチェコ中世の民族的宗教改革運動で、カトリックやハプスブルク家の支配に抵抗して反乱を起こしました。)
ムハの時代は、チェコスロヴァキアがハプスブルク帝国からの独立を目指していて、中世のフス派が再評価されたようです。
ムハはスラブ叙事詩以外にも、独立運動のためのポスターや、独立後は切手や紙幣などのデザインを無償で行っていました。
共和国のために書いたポスターが、しろ的には一番好きかも。
ムハ独特の躍動感あふれる構図が、ムハの自由と独立への希望や情熱とマッチして、感動的な絵画になっています。

展示場の一部が撮影可になっていて、皆さん、お互いの頭越しに一生懸命撮影されてました。
撮影できなかった画像は、ネットで探してこちらのページを見つけたので、画像を盗ませていただきました。(すみません)


15番、イヴァンチツェの兄弟団学校
撮影可だった中で一番気に入っている絵です。コントラストの淡い中間色の感じがわかっていただけるでしょうか。

  
盗んだ画像より、10番 クジーシュキでの集会      11番 ヴィートコフ山の戦いの後             13番 フス派の王、ポジェブファディとクンシュタートのイジー
フス派の集会の図、構図が美しいですよね     右側が有名なフス派の英雄、隻眼のジシュカです    貴族の互選で選ばれたイジー王が教皇の使者と対決している図

でも、この連作を描くのに20年近くかかったため、ムハの絵画は様式的に時代遅れになってしまい
チェコスロヴァキアの人たちにはあまり評価されなかったそうです。
おまけに、その後ナチスドイツに愛国者として目をつけられ、老齢となっていたムハは尋問で体をこわし、3ヶ月後に死去。
私がチェコに行ったときも、どちらかといえばパリ時代の絵の方が、観光資源として活用されている感じで、ちょっと寂しかったです。
でもその後、スラブ叙事詩はプラハ市内で展示されていたそうで、現代のチェコの人にはどんな評価だったのかな。

ムハの絵を見ていたら、またチェコに行きたくなってしまいました。
できれば今度はプラハでチェコの人たちと一緒に、スラブ叙事詩を見てみたいなあ。


3/11 委託作品

春日さんにお預けした作品の一部の画像をご紹介いたします。
この他にも、HPと同じものも出していたりしますし、また追加でお送りすることもありますので
あくまで一部ということで…
ペンダントは、平玉を仕立てたものです。この他に、古府紐のものもお預けしてます。
どうぞよろしくお願いいたします。

  



3/10 とんぼ玉春日さん

鎌倉のとんぼ玉春日さんに、委託をしていただけることになりました。
昨日お店にお伺いして、とんぼ玉、帯留数個と、ネックレスを2個お預けしてきました。
お値段は、ばぶるすさんにお願いしていたときとほぼ同じ感じです。
委託した作品の一部の画像をご紹介する予定ですので、少々お待ちくださいませ。

鎌倉の観光名所小町通沿いで、鶴岡八幡宮のすぐそばという一等地。とんぼ玉専門の老舗のお店です。
ただ、おみやげ物屋さんの裏の小さいスペースでちょっとわかりにくいので、看板を目印にお願いいたしますね。
小さなスペースに、いろんなとんぼ玉やアクセサリーがぎっしり詰め込まれています。
屋外ですが、体験用のスペースもありましたよ。
HPにはあまり新しい画像があがってないようですが
お品ものを実際に手に取ってみていただきたいという方針とのことですので、ぜひ直接お運びくださいませ。
お近くの方、鎌倉観光のついでなど、機会がありましたら、どうぞよろしくお願いいたします。

  
目印の看板です                小さなお店にたくさんの宝物                       ケースの中のとんぼ玉

とんぼ玉 春日
〒248-0005 神奈川県鎌倉市雪の下1-4-26 TEL:090−3902−6411 
営業時間 10:30〜17:00 定休日 不定休

うちからだと、電車を乗り継いで、鎌倉まで片道2時間半くらいかかるので、ほぼとんぼ返り…
でも、一応、鶴岡八幡宮と鎌倉国宝館は見てきました。
お花の季節にはまだちょっと早いですが、お店の近くのミモザが満開でした。
八幡宮の入り口付近の桜も満開でした。さすがにソメイヨシノではないと思うのですが…すごくきれいでした。

 
このミモザ、結構大木でした。日本では割と珍しいですよね。                  とってもきれいな満開の桜

八幡宮の有名な大銀杏がなくなっていたのを知らなくて、ちょっとびっくりしました。
数年前に強風で倒れたとか。800年もたっていたのが急に倒れたなんて、やっぱり年取って弱ってたんでしょうか。
永遠に見える大木にも、きっと寿命があるのですね…
八幡宮の階段の上から若宮大通りがまっすぐ見下ろせました。お天気がよかったのですばらしい眺望。
日本の古都ってみんな計画都市なんだなあと実感。

国宝館は、あまり宣伝されてなくて情報もなかったし、建物も結構古かったのですが、中はすてきな鎌倉仏が満載。
日本の彫刻で好きなのは、天平時代と鎌倉時代。鎌倉は日本の歴史上、彫像芸術が一番すばらしかった時代ではないでしょうか。
国宝館といいながら、国宝の彫刻はほとんどないのですが、たとえ県指定文化財でも、しろ的には国宝より押しです。
特に十二神将は今まで見た中で一番よかったです。リアルで躍動感のある身体描写やお顔の表情。
ぜひ一度ご覧ください、おすすめです!!
ネットにもあまり情報がなく、探したところ、個人の方のブログに
奈良の国立博物館で鎌倉仏の展示をやったときのパンフが見つかりました。こちらです。
ほしいなあこのパンフレット。国宝館のよりずっと画像がよいです。さすが国立博物館。ていうか、この展示会行きたかった〜!
国宝館では、特別展示でおひな様やってたのですが、付属の調度品がすばらしかったです。
漆、陶器、ガラスとあったのですが、やっぱりガラスはツボで、すいません、撮影禁止なのにこっそり撮ってきました(汗

  
  倒れた大銀杏の幹の一部        根から生えたひこばえと階段の上の神社     エナメル彩色、あわせガラス、吹きガラス、カットガラスなど技法も様々

鎌倉は遠いので、なかなかお店にもたびたびおじゃまするのは難しいのですが
お花の時期の古寺はすばらしいと聞いてますし、そのうち観光がてらまたお伺いしたいですね。


3/4 更新と、鳥・花見

3月に入りましたが、まだまだ寒暖の差が激しいですね〜。
早く暖かくなりますように…!

今回の更新はアネモネです。ずいぶん前にも作ったことが…少しはましになってるかな???
ちょっと派手にしたつもりですが、どんなもんでしょうか…。
とりあえず、とんぼ玉です。よろしくお願いいたします。



先日また、昭和記念公園のバードウォッチングに出かけてきました。
そろそろお花も咲き出すし、小鳥さんにたくさん会えるかと思ったのですが、ちょっと数が少なかったような…残念。
でも、冬の間梢でついばんでいたアトリの群れが、今回は地面の上でえさを食べてました。
やっぱり季節が移ると、食べるものも変わってくるんでしょうね。
地面の上だとカメラからの距離が近いので、写真が撮りやすくてうれしいです。

講習会が終わった後、鳥さんを捜し歩き、
おなじみのシジュウカラさん、ヒヨちゃん(ヒヨドリ)、ギーコちゃん(コゲラ)などにお会いできました。
それから、満開の梅にメジロの大群が群がってました。
たくさんであちらの木からこちらの木へ、まさに「群がる」って感じでした。
鳥もお花もいっぱいで、素人でも定番画像が取り放題♪大ラッキーでした♪♪


結構近くに群れで降りてくれたアトリさんたち        たぶん、奥がメスで、手前がオス


やはり地面でお食事中のシロハラさんとキジバト          雌のモズ             ひなたぼっこ中のヒヨちゃん   背中もかわいいシジュウカラさん、この微妙な色合いがすてきです


定番画像を定番どおりに撮れるのって、初心者には嬉しいです♪

お花もいろいろ咲き出してました。
クリスマスローズの花壇が満開でしたよ。
桜は、寒緋桜と川津桜が見頃でしたが、川津桜の方は鳥に食べられちゃってて、ちょっとかわいそうな状態に…
それから、この間作った馬酔木もたくさん咲いてました。やっぱり本物の方がかわいいですね〜(笑
民家園ではおひな様が展示されていました。
一番古い大正時代のものに、犬を連れた官女さんが。ちょっと珍しくないですか??
珍しいといえば、この犬、狆ですよね。私の子供の頃はたくさん見かけたのですが、今は珍しい犬種かも。


クリスマスローズ                   スノードロップ                     寒緋桜


ふさふさの馬酔木                  狆をつれた官女さん

ところで、今回、バードウォッチングの参加者120名。
これまでで最高で、ボランティアさんも公園の係員の方もびっくりされてました。
う〜ん、…小鳥が少なかったのは、やっぱりそのせい??
たくさんの人が自然に親しむのはすてきなことですが、自然の方はちょっと困ってるのかなあ…
一人では鳥を見つけるのも難しいし、小鳥の名前もちっとも覚えられないし…また参加したいのですが
あまり何度も参加するのはどうなのかなあと、ちょっと悩んでしまった、しろでした。




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