☆しろの雑記帳☆


4/20 東北クラゲ旅行

週末から、山形県鶴岡市の加茂水族館にクラゲを見に行って参りました。
2014年のリニューアルを取材したNHKの番組を見て、絶対行きたいと思ったのですが
当時住んでいた名古屋からはあまりに遠く、引っ越したら次の春に行こうと決めて、楽しみに待ってたのです。
…でも、やっぱり遠かった…。都心から鶴岡まで夜行バスで7時間。このトシで往復夜行はつらいです。
まあ新幹線でも5時間以上、飛行機でも4時間以上はかかるので、交通手段にかかわらず行くのは大変でしょう。
おまけに、旅行前にから九州で地震が続いている上、週末は天候も悪化。
あんたが旅行を計画すると災害が起きると、友人にいわれましたが、そんなはずはないですよ〜(涙
ホテルもバスも予約済みなので、とにかく出かけて参りましたが
早く地震が収まって、被災者のみなさまが落ち着いた生活を取り戻せることを心から祈っています。

鶴岡駅からバスで郊外に出ると、おいしいお米が取れそうな田園が続き、トンネルで山をくぐって
日本海まで30分以上、海に面した水族館に着きます。
夏休みやGWには、トンネル辺りまで入館者の車が渋滞するそうですが、まだ比較的空いてました。
クラゲで世界的に有名な水族館ですが、地元の魚の展示やアシカのショーも普通におもしろいですよ。

でもやっぱり、こちらのウリはクラゲ。水族館の半分以上はクラゲの水槽が占めています。
照明を落とした中、ライトアップされ、ゆっくりと流れる水に漂うクラゲが美しい…。
リニューアルの目玉は直径5mの大水槽いっぱいのミズクラゲ。現在3〜4000匹いるそうです。
クラゲの赤ちゃん(ポリプとそこから分裂した直後の幼生)やクラゲのエサやりも見せていただけます。
クラゲを食べるクラゲの食事シーンが衝撃的。巨大クラゲに食べられるミズクラゲ、滅多に見られない光景です。

クラゲ展示種類数世界最大ギネス認定なのですが、展示されている種類はそのときどきで違うのだとか。
採取できる季節や、同じ種でも季節や飼育月例で色柄が違ってくるので
ぜひ季節を変えてまたどうぞ、と解説で言われたんですが、…何しろ遠いので、そう何度も行けないですよ〜
テレビや写真集で楽しみにしていたのに見られなかったクラゲもいて、ちょっと残念でもあり
事前情報にはなかったけど、すごくきれいで好みなクラゲもいたりして、ラッキーでもありました。

この美しいクラゲを何とか写真に撮れないかと、水槽の前で悪戦苦闘。
水槽は暗いし、クラゲは動くし…シャッタースピードと露出を上げて、下手な鉄砲状態で撮りまくりました。
…種類によっては、何とか撮れたものもありますが…う〜ん。
まあ、写真集を買った方がきれいなんですが、お気に入りのクラゲはやっぱり自分で撮りたいですよね。

こちらは食堂もミュージアムショップもクラゲだらけ。
エチゼンクラゲの食用化を提案されてるそうで、エチゼンクラゲ定食とクラゲソフトクリームをいただきました。
クラゲのお刺身(実際は水抜きしたもの)とクラゲをトッピングしたアイス、なかなかおいしかったですよ。


           ミズクラゲ            大西洋のミズクラゲ、口腕が長めです    直径5m。分厚い水槽に漂うクラゲの立体感がすばらしいです


  カミクラゲ       キタミズクラゲ、水まんじゅうクラゲと勝手に名付けました  シンブルジェリー、その名の通り指ぬきサイズ  ハナガサクラゲ、発光展示中


ルテウム、何とウィーンの宮殿併設水族館生まれ  クラゲを食べるサムクラゲ、消化中のミズクラゲがくっついてます   構造色がきらめくシンカイウリクラゲ、クリオネ付き


高級食材ビゼンクラゲ、食べるのもったいない美しさ     コティロリーザツベルクラータ、こちらはドイツ生まれ                タコクラゲ


アマクサクラゲ、繊細さにうっとりです   しろ一番お気に入りのパープルストライプドジェリーフィッシュ   群泳が美しいパシフィックシーネットル

鶴岡市内のホテルに泊まって、翌日はちょっとだけ市内観光してきました。
桜が見頃のはずが、前日の暴風雨でほぼ葉桜…(涙
でも、庄内地方は戦災や災害も少なく、江戸や明治の建築がいろいろ残っているので、お好きな方には穴場ですよ。
江戸時代の藩校や、明治の豪商のお屋敷、移築民家、当時のお役所だった洋館など、見応えありました。
特に、庄内銀行の基礎を作られたとかいう風間家のお屋敷は、明治半ばの建築なのですが
内装が江戸の武家屋敷風で、たくさんの時代劇のロケ地になっているそうです。
でも、屋根は江戸の町屋風に石葺きだったり、梁は西洋式にトラス構造だったり、おもしろい建物でした。
お座敷、お庭、主人の部屋、使用人部屋、金庫室など、かなりの部分が公開されていて、おすすめです。


     江戸の藩校の御門             明治の豪商のお屋敷、座敷から庭ごしに店舗部分  2階から見た石葺きの屋根と庭     50畳の使用人食堂、トラス構造の梁

強行軍でへろへろしてますが、ちょっと休憩して、またお仕事に励まなくては…(汗
せっかく春なのですから、遊んでばかりいないで、新しいお花をがんばって作りますね。


4/9 グラスカボションの使い道…

しばらく前からロシアのお客さまに頼まれて、とんぼ玉カボションを作っているのですが
せっかくだから、もっといろんなお客さまにお使いいただけないかと思案いたしております。
カボションって、欧米のジュエリーでは割とポピュラーかなと思うのですが、普通は、石、ですよね。
ガラスのものは、あちらでもあまり見かけません。
ジュエリー制作はさっぱりな私でも、ガラスだと金属の爪で留めるのが難しそうだと、想像はつきます。
ましてや日本では、ガラスのカボションなんてかなりマイナー…というか、見向きもされそうもない感じ…

とりあえず、うちのカボションをご紹介させていただきますと、だいたいこんな感じ…
直径はだいたい3cm、厚さはだいたい1.5cm。
そして、裏にでっかい凹があります。…これは、ポンテにくっつけて作るときにできちゃうんですが
これを削って平らにするのは、とりあえずしろにとっては、まず不可能。
削るのに本体作るのの何倍もの時間がかかることは確実だし、たぶん仕上がる前に全部割れると思われます。
これを削ることが必要なようでしたら、やっぱり日本での販売は断念いたします。大変申し訳ございません。
でもまあ、このボコのおかげで、少しは軽くなってはいると思うんですよ、はい。(…言い分け)
ほんとに重ねて申し訳ございません…(大汗


正面                      ドーム型です                     裏側の凹(ボコ)

で、こちらがロシアの作家さんの作品です。
はい、完全に化けておりますね。(笑
こちらの方は、他にもいろんな素材を使ってすばらしい作品を作られているので、ぜひHPをご覧下さい。
カボションはピーズを編んで固定されているようです。やっぱり、金属の爪を使うのは難しいのかも。
しかしながら、どう見ても、これはかなりの高等テクニックですよね…。



もうちょっと簡単そうな方法はないかと思って、失敗カボションで身内のものに頼んでみたところ
こんなものができあがって参りました。
太めのレース糸で編んだものを後ろからかぶせて、周囲にビーズを縫い付けて固定してあるそうです。
裏のボコにエポキシ樹脂を詰めて留めてあるのだとか…紐は布紐とのことです。
手芸になれた方なら、こんなのを参考に、もっと工夫されそうですよね。
デコパージュ用のブローチ台に留めても何とかなりそうかも…と申しておりました。



まあ、これらはあくまで参考で、お客さまの方がもっと良いアイデアをお持ちかもと思います。
ただ、お客さまから、たとえばこんな使い方は可能か…みたいなご相談をいただいても
こちらがしろうとなので全くお返事ができなくて…これは裏の凹より、大きな問題と思われます。
とりあえず、まずは欧米のお客さまにもう少しお使いいただけるようにして
そちらから使い方のアイデアをいただけたらともくろんでおります。
もしご意見お持ちでいらっしゃいましたら、しろがね屋までお問い合わせ下さいませ。
…ご対応できるかかなり怪しい状態なのですが、よろしければ…
むしろいろいろご教授いただいて、引き続き勉強していけたらと思います。
どうぞよろしくお願いいたします。


4/7 雨のお花見

今日は、雨降りのところ、御岳渓谷にお花見に行ってきました。
昨日も明日も晴れの予報のところ、何でわざわざ今日かというと、近所で水道工事があって断水だったのです。
ちょっとうちで仕事するには不便かなと思って、遊びに行く予定を入れたら、雨が降ってしまったという次第。

桜はちょうど満開で、何とか雨に耐えて、まだ散ってはいませんでした。
濡れた桜もしっとりきれいで悪くないですね。
…ただ、渓谷へ降りる急な崖道がかなり危険だったのと、カメラが濡れるので写真が撮りにくい…
起動するとレンズ部分が出てくるタイプで、どうしてもそこが濡れるので
いちいちタオルでぬぐってから、電源切ったり、望遠から戻したり…めんどくさい〜〜。
でも、まだ買ったばかりなのに、壊れたら大変ですから…

まず、青梅駅の近くの梅岩寺へ。有名なしだれ桜があるというので…
有名な古木の他に、2本のしだれ桜。どれも満開で、それぞれ少しずつお花の感じが違います。
しだれ桜って、樹のそばに立つと、桜の天蓋に入ったみたいで、とってもきれいですね。


こちらが有名な古木        ちょっとピンクがかったタイプ       こちらは花びらがフリル     隣に咲いてたゲンカイツツジ

それからまた電車で御嶽駅へ。
駅から渓谷へ降りる崖道が濡れててちょっと怖かったですが、遊歩道自体は全然平気でした。
遊歩道を散歩中、出会ったのは三脚を傘で覆って桜を撮っているカメラ小僧のおじ様ひとりだけ。
…まあ、当然ですよね。平日に花見に行ける人は、昨日行ってますよね。
でも、桜の他にすみれや山吹など、たくさんお花を見ましたよ。
桜には、小鳥が山ほど集まって、蜜を食べてました。雨で写真が撮れなくて残念。
いつもどおり、沢井駅近くの沢乃井酒造のガーデンカフェでお茶飲んで帰りましたが
いつもすぐ売れちゃって食べられない卯の花まんじゅうが食べられました。おいしかった!


渓谷に咲きかかる桜のトンネル         幹の苔がいかにも水辺の桜です            雨で山がけむっています


すみれいろいろ…名前知らなくてすみません…


もうすぐ咲きそうなニリンソウのつぼみ       山吹があちこちに咲いてました               ムラサキケマンソウ

雨のお花見もけっこう楽しかったです。
…でもやっぱり、来年はできれば晴れた日に遊びに行きたいかも…。


4/7 茫然自失

先日、大変ショックなことがありまして…
なんと、日本郵便のEMS(国際スピード郵便)が倍近く値上げされることになったのです。
があああああああぁぁぁぁぁんん…!!

他の業者(FedexとかDHL)とか、一応調べたんですけど、更に全然高額で(下手すると商品代金より高いかも…)
たまに貴重品を送るには安心安全なんでしょうけど
うちみたいな薄利多売の個人業者がデイリーに使えるものではないようです…

小型包装物は6000円までしか保険かけられないので
場合によっては、こちらで送料余分に払ってEMSで送ってたんですけど
値上げ後は、そういうサービスはちょっとムリ…
高額(うちのお店的には)商品は、送料込みのお値段つけて、EMSで送ってたんですけど
逆に割高に見えちゃいそうなので、送料別設定で、商品のお値段をちょっと下げるしかないかなあ…

いずれにしても、お客さまにもこちら側にも何も良いことはありませんので
売り上げには大きな打撃となるでしょう…(涙

…まあ、国際的にも、EMSがもっと高い国もあるので、仕方がないといえばないんですが…
EMS値上げするなら、小型包装物で保険を少し高めにかけられるオプションがほしいです。
ついでに、保険なしで、追跡番号だけというオプションもあるとなお嬉しい。
(お客さまから要望が多いので。国際便って、保険かけないと追跡番号つけられないんですよ。)

個人で海外向けに販売されてる方は、どうしてるのかなあ…
分野が違っても、そういう方いらっしゃると思うんだけど。今度探して聞いてみようかなあ…。

すいません、海外販売の愚痴が多くて…
春先そうそう、残念なしろがね屋でした。


4/1 桜とお花見

さて〜、巡って参りました桜の季節。
…クルシミマスと並ぶしろがね屋お悩みシーズン到来です。
…桜は大好きなんですが…とんぼ玉のネタが尽きてまして…
桜もいろいろ種類があるし、作り分けられる腕があれば問題はないはずですが
腕がないのでいつも「桜+○○」でしのいでおりまして…その○○のネタがない…

しょうがないので、鳥を新しい種類で作ろうかと思い、可愛い色柄の鳥を探しました。
ソウシチョウ…野鳥といえば野鳥ですが、外来種とかで、特定外来生物に指定されています。
とってもカラフルできれいな鳥なので、ペットとして輸入されたのもよくわかります。
鳥に罪はないのですが…ちょっとかわいそうですね。
それはさておき、このカラフルな色が鉛ガラスでは難しくて…
背中の微妙な色とか、ちょうどいい発色になるようにガラスを選ぶのが難しいし
赤やオレンジは特色を使うのですが、これが明らかに他の色と融点が違って、全然均一に溶けないし…
やっぱり、次はまたブルー系だけで作れる鳥を探したほうがよいかな…



とりあえず、とんぼ玉と帯留め、どうぞよろしくお願いいたします。

ところで、先日昭和記念公園にお花見に行って参りました。
公園中央の芝生の大広場の周りにソメイヨシノの古木がたくさんあるので、満開になったら壮観と思うのですが
行ったときにはまだちょっと早かったです。
でも、この公園には30種類の桜があるとかで、いろんな桜が咲いてましたよ。
…どれがどれだかわからなくて大変情けないのですが…でもほんとに色も枝振りもいろいろなんですね。
個人的に好みなのは、大島みたいに淡い色でちょっと葉っぱがでるタイプかな。

桜の他にも、チューリップやポピーが咲き始めだったし、水仙やクリスマスローズもまだ咲いてたし
雑木林の下生えにスミレやカタクリ、原っぱに一面に咲いたホトケノザや菜の花、ぺんぺん草も可愛かったです。
それに、桜のそばにレンギョウやユキヤナギ、根元の花壇一面にショカツサイなどが植えられて、彩りが美しいです。
5月半ばまでフラワーフェスティバル開催中で、まだまだいろんなお花が咲くみたい。
また近々出かけてみようと思います。


ピンク系+メジロちゃん             こちらはソメイヨシノ             たぶんオオシマザクラ           ヤマザクラ系…と思います


お花畑に咲き始めのポピー       クリスマスローズ、大好きな八重咲き      これも八重咲きチューリップ


           カタクリの群落                スミレは他にもいろいろ咲いてました    植えてあるのか勝手に咲いてるのか可愛い雑草のお花畑

多摩川沿いの桜がもう少し後で咲くみたいなので、こちらもお散歩がてらでかけたいです。
距離はそれほどでもなくても、街中と山際は気温が違いますからね。
山が近いとこういう場合、一春で二度おいしいって感じです。
…ていうか、やっぱり都会より冬は寒いので、春が来たのがほんとに嬉しいです。
名古屋にいた頃は、春来たりなば夏遠からじという感じで、ちょっと複雑だったんですけど
今年の春は心から到来を喜んでおります!

みなさまも、すてきな春を楽しんで下さいませね。




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