☆しろの雑記帳☆


3/18 里山ガイドツアー

春なので遊ぼうと思い立ったからには、がんがん遊んでしまっているしろがね屋です。
今日は、里山の山野草を巡るガイドツアーに出かけてきました。

現在すんでいる自治体は、名前に「梅」の字が入るので、それにちなんで梅の木が多いのです。
ちなみに、マンホールのふたも、梅に鶯。(可愛い絵柄で、ちょっと気に入ってます。)
「吉野梅郷」という地域にたくさんの梅畑があり、中に里山の斜面を利用した広い梅公園も。
有名な観光地ですし、春になって遊びに行くのを楽しみにしておりました。
で、そろそろ出かけようかと思って調べたところ、…ウィルスが蔓延して全部伐採されていた…
が〜〜ん。…な、何で、私の引っ越し前後に…(涙
公園も梅畑も周囲一帯、何万本の単位で伐採されたそうです。
幹から上は処分したのですが、根っこが掘り起こせなくて、現在腐るのを待っている状態とか。
病気が根絶されれば、新しい苗木を植えるようですが、元どおりになるにはかなりかかるのでしょうね…。

梅の復興までの間、新しい観光資源の開拓を目指して、モニターツアーが行われまして
その中に、地域の山野草を巡るツアーがあったので応募したところ、3倍の倍率にもかかわらず当選。
東京都の主催とかで、昼食、おやつ付きで何と無料でした!!!大ラッキーです。

ボランティアの現地ガイドさんが、通常の地図には載っていないような穴場のルートを通って
多摩川縁や、畑のあぜ道、神社やお寺の境内、オープンガーデンなどのお花や
有名な巨木とかビューポイントをいろいろ紹介して下さいます。
その後、地元農家のお庭先で、お焼き制作、試食体験。
けっこう歩きましたけど、春の山の煙るような景色、小鳥は鳴き、せせらぎは清らか、ほんとにすてきな体験でした。

一番見たかったお花は「オウメソウ」。福寿草の原種で、一重なんですが、花と葉っぱが一緒に出ます。
福寿草の葉っぱ、きれいなんですよ。花だけじゃなくて、葉っぱも楽しめるって、なんてしろ好み。
(梅が復興するまで、こちらを「市の花」にしたらいいんじゃないかなあ(すいません、勝手なこと言って))


鮮やかなオウメソウ        花びらの外側もきれい        群生してます

その他、アズマイチゲ、各種スミレ、カタクリ、ヒメオドリコソウ、などなど…
あと、セリバヒエンソウも咲いてました。これは外来種みたいですが、きれいですね〜。


アズマイチゲ           スミレ、種類何でしょう…           カタクリ


ヒメオドリコソウ、私は好きなんですが、これは畑では雑草なんですよね   セリバヒエンソウ、これ毒草なんですって、でもきれい

この辺りでは梅の他にミツマタもよく栽培されているみたい。あちこちで見かけました。
(何でなんでしょうね。以前紙すきの里だったとか…???)
農家の広い庭一面にミツマタが咲いていて、オープンガーデンになってました。あんなのはじめて。
別の農家でたまたまミツマタの剪定中で、切ったお花をごっそりいただいてしまって
ツアーのみんながミツマタをリュックに挿したり、手に持ったり、なんだかよくわからない集団になってました(笑


   庭中ミツマタでした        いただいたミツマタのお花、すごく良い香りです

更にびっくりしたのは、フキノトウ。まるでタンポポか何かのように、あっちにもこっちにも大群落が。
時期的にもうだいぶん開いちゃってましたけど、お花としてはこちらの方がきれいかもですよ。
フキノトウって、山の中の落ち葉の下にひっそり顔を出してるイメージで
農家の庭や畑に他のお花や野菜に混じってぼこぼこいっぱい咲いているのは、衝撃的でした。
梅はなくとも、侮れません、吉野梅郷。


トウの立ったフキノトウ          畑の畝に混じって、衝撃の大群落

お焼きといえば長野が有名ですが、この辺りでは餡を入れて、おやつに食べるのだそうです。
焼きたての甘いお焼き、甘い物好きにはたまりません。
このほかに、農家の方お手製のお総菜をいろいろいただきました。
手作りのこんにゃくとか、地域の野菜のおひたしとか、うめぼし(伐採以前に漬けたもの)とか、どれも絶品でした。

このモニターツアーはどちらかといえば、都心からの観光客を呼びたいという趣旨だったようで
高倍率の中、私なんかが混じってしまって、なんだか申し訳ありませんでした。
多摩川沿いの観光地というと、御岳山や奥多摩湖が有名な気がしますが
もうちょっと手前の辺りにも、いろいろみどころがあるみたいで、またぜひ出かけてみたいです。
せっかく近くなんですしね。(うちからだとJRで20分ちょっと)
みなさまも、よろしければ、可愛いオウメソウと衝撃のフキノトウを見にいらっしゃいませんか?

でもほんとうは、梅の木が早く復興してくれると嬉しいのですけねど…
梅製品のお店でいただいた絵はがきに写っていた、山一面の梅の花をいつか見てみたいです。


3/13 イベリス

春のお花もいろいろ作ってしまいまして、何かないかな〜と考えたあげく
今回のお題はイベリス。
知りませんでしたが、イベリア半島原産なので、イベリスなんだそうですね。
白い小さいお花がいっぱい集まった、可愛いお花です。
パーツを重ねて作ったのですが…それらしく見えますかねえ…
蜂を入れてみましたが、絵づら的に蜂を小さくしたので、ちょっと本来の縮尺と違うかも…すみません。
とんぼ玉と帯留めです。よろしくお願いいたします。



さて〜、次は桜かなあ…
…クリスマスと並ぶ、毎年の悩みの種です。…もうネタがない…
…何とか考えなくちゃなあ…が、がんばります…


3/12 カワセミさま鑑賞

先日のバードウォッチングの講習会の参加者の方にお声をかけていただき
近くの小川にカワセミを見に、車で連れて行っていただきました。
小川といっても、川沿いに立派な遊歩道が整備されていて
今日はちょっと天気が良くなかったのですが、お天気だと鳥撮りの方がずらっと並ぶ穴場のようです。
多摩川はやっぱり大きいので、このくらいの川の方が、鳥を鑑賞するにはちょうど良い感じ。
辺りは広い田んぼや畑や果樹園が広がり、遠くに山も見えて、いかにも里山という雰囲気です。
畑の脇に梅やホトケノザ、オドリコソウなどが咲いておりました。

カワセミ、何度か遭遇しているはずなのですが、目の前をなんだか青いものが飛んでったなという感じで
周りの鳥見のみなさまがカワセミだとおっしゃるので、たぶんカワセミだったのかなあと…(笑
なにしろ清流の宝石ですから、一度じっくりお顔を拝見させていただきたかったのです。
今日は小雨模様で、カワセミさま、いらっしゃるかちょっと不安だったのですが
先輩方が一生懸命探して下さって、メス1羽を近くで鑑賞することができました。

青い鳥の代表みたいに言われてますが、いろんな色の入ったとってもカラフルな鳥です。
お腹は鮮やかなオレンジで、青い色を目印に探してると、こっち向いて留まったときは全然見つかりません。
黒と青にハイライトの入った頭もカッコいいですし、背中のコバルト色のラインがやっぱりきれい。
くちばしが大きくて、すごく立派です。メスなので下側が赤いです。
写真撮れませんでしたが、ダイブするところも見られました。


カワセミ様、右向き、左向き、こっち向き

今日はカワセミの他に、モズやカルガモのカップルも見られました。
モズは特定の農家の柵にずっといたので、探したらハヤニエとかあるかも。
それから、セキレイのホバリングも初めて見ました。あれはカッコいいですね〜
セキレイは近所の駐車場にもいますけど、ああいうのは街中では見られませんね。


                        カルガモ夫妻                                 モズ、隈取りがカッコいいです

この小川、うちからだとちょっと遠いのですが、がんばれば自転車で行けるかな。
多摩川だと、河岸段丘の崖を降りないといけないけど、この方面は坂がないし
今度晴れた日にまた行ってみようと思います。
他にも鳥はいろいろいるらしいし、里山のお花がどんどん咲くと思います。
カワセミ様にもまたお会いできたら嬉しいですね。


3/5 多摩川バードウォッチング講習会

今日は、地元のバードウォッチング講習会に出かけてきました。
市の広報誌に初心者向けの講習会とあったので、急いで申し込んだら、実は子供向けだったと後で気づき
慌てて取り消したのですが、よろしかったらどうぞ…といわれて、図々しく参加して参りました。
自然愛好団体と地元の小学校が企画された催しで、野鳥の会の方が講師に招かれてて
事前のレクチャーや鳥の解説、三脚付きの望遠鏡で遠くの鳥を見せて下さったり
いろいろ質問にも答えて下さり、すごく勉強になりました。

ただ、場所は多摩川の河岸公園や遊歩道だったのですが、場所が広いので、鳥は遙か彼方。
講師の方は鳴き声で種類と場所を特定し、すぐに教えて下さるのですが
肉眼ではただの点、双眼鏡でもデジタルズームでも、かろうじて鳥だとわかる程度…
野鳥観察というより、鳥の鑑賞が目的の不届き者のしろには、ちょっとつらかったです(笑


河岸公園で観察中

でも、今回も新しい鳥を見ましたよ。
多摩川の対岸の森にアオサギの大きなコロニーがあるそうで
高い木のてっぺんに留まったサギのシルエットはなかなかの見物でした。
それから、シメとか、ホオジロとか、茶色系で、自分では絶対に識別できない鳥も
講師の方がちゃんと教えて下さいます。
今回は、ハクセキレイの他にセグロセキレイも見たので、これで白黒黄色をコンプリートです!やったあ!
あと、コジュケイというのが茂みを歩いてるのを、ちらっと見ました。
これは食用に放されたのが野生化した外来種だそうです。食べるとおいしいのだとか。ほんとかな。
おいしいといえば、トビが獲物を見つけて直滑降をするのを見ました。初心者一同、おおーって感じでしたよ。
でも、トビ、カラスに追われて逃げ回ってもいました。
トビは優しい鳥だからいつもああなんですよ、と講師の方のお話。なんだかかわいそうですね。

…しかし今回は写真は全然ダメです…
ピンぼけというより、デジカメのズームの限界を超えていて、画像がざらざら…
でもまあ、せっかく撮ったので、よろしかったら見てやって下さいませ…


アオサギのコロニー、もっとたくさんいました。とっても高い梢なんですよ     逆光のアオサギさん、かろうじてトサカが見えます


セグロセキレイ              ホオジロ、確かにほっぺに白い模様が…   シメ…らしいのですが、遠くてさっぱり…  カワラヒワの群れ、シメも混じってるそうです

そうそう、姿は見えなかったけど、ウグイスが鳴いてましたよ。やっぱり春ですね〜
(っていうか、私に識別できる鳥の声は、ウグイスだけ…笑)
河岸段丘の崖沿いの木にお花が咲いてました。
今度はお花を見に出かけたいなあ…と、また不届きなことを考えている、遊び人のしろでした。




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