☆しろの雑記帳☆
★ 8/30 ゲンノショウコ ★
まだ8月というのに、うちの周りは秋の長雨風にしとしと降っているのですが
これはうちだけでしょうか、それとも今年は全国的にもう秋なのかな…
とりあえず、今回の更新は、夏の終わりのイメージで作ったつもり。
ゲンノショウコと白い蛾です。
先日、御岳山に出かけたときに見つけた小さい白い花、あとで調べたらゲンノショウコでした。
整腸作用が日本薬局方にも認められているという、日本の代表的ハーブなのですが
実は見たのははじめてかもです。
小さくてかわいいお花で、葉っぱの形もきれいですよね。
これだけでは地味なので、その近辺で見かけた蛾をアレンジしてみました。
一応、ネットで名前も調べて、画像をたくさん検索して、なるべく似せようと努力したのに
できあがったら似ても似つかぬものに…
う〜ん、昆虫を細かい種類まで特定して作れるようになるのは、いつのことなのでしょうか…
とりあえず、今回は名前は乗せずにごまかしておきます…(汗
蛾って蝶より嫌われているけど、けっこうかわいいのがいるんですよ。
それに、夜行性なので、昼間は草陰でじっとしてくれているし
羽根を伏せて止まる種類が多いので、模様をじっくり鑑賞できます。
チョウチョは活発すぎて、しろの動体視力では捕らえられないことも多く…
ただ、蛾が花によってくる種類なのかどうか、つまり何を食べているか,よくわからないんです。
ネットでも幼虫の食害についてはすぐわかるのに、成虫についてはあまり書いてないんですよ。
花の蜜とか樹液とか、何も食べない種類もあるようですが
自分の作りたい蛾が,作りたい花のそばにいるのが自然なことなのか、判断できなくて…
とりあえず、今回は近くの葉っぱに止まっていたので、そんな感じに作ってみました。
とんぼ玉と帯留めです。よろしくお願いいたします。

★ 8/23 多摩川の初秋 ★
なんだかすっかり秋っぽくなってきましたが、みなさまお元気でお過ごしでしょうか。
今年は夏が短かったのかな、それとも今すんでるところが名古屋より涼しいのでしょうか。
引っ越してきたばかりでよくわからないんですが…
8月下旬になったら、トンボの群れが見られるかもと思って、また多摩川の河岸公園に行ってみました。
トンボはいっぱい飛んでました。都会で見るよりちょっと小さめだけど、あまり赤くないトンボ。
でも、公園の草っぱらではなかなか止まってくれなくて、写真が撮れなくて〜〜
ちょっとがっかりして,公園からそれて川に沿ってちょっと草むらの中を歩いてみたら…
…いました〜〜!!原っぱを飛んでいるのとは全然違うトンボ。
これはハグロトンボですよ〜〜!!

川の畔を4、5匹、おっかけっこしながらひらひらとしろの周りを飛び回って…
こんな人家の近くにもすんでるんですね〜。びっくり!
きれいでしたよ〜、漆黒の羽根をひらひらと翻し、ボディはメタリックに輝いて…
画像では全然再現できていなくて、申し訳ございません。

気温が下がったせいか、川の水は夏頃より更に透明感がありました。
調べたら、うちの地区の水道の取水口よりちょっと上流なんですよね、この辺り。
清流…とはいえないまでも、人家の近くにしてはかなりきれいと思ってたんですが、まあ当然ということでしょうか。
(この水、いざとなったら、わかせば飲めるってことかな。試してみる気はないですが。)
原っぱで飛んでたトンボも,その後なんとか写真撮れました。
…種類何かなあ。マユタテアカネの雌?
野の花にはチョウチョが止まり、草むらには虫の声…
良いなあ、ハグロトンボが比較的ご近所で見られるなんて、それだけで引っ越ししたかいがありますよ。

秋になったらまた紅葉や、別の生き物が見られるんでしょうね。
今度は鳥かなあ。楽しみです。
★ 8/13 ロシアの早春の野原 ★
毎日暑いですね〜、皆様いかがお過ごしでしょうか。
…とかなんとかいって、引っ越し後遊んでばかりいたと思ったら、このクソ暑いのに早春の玉…
すみません、5月にロシアに行ったときに見たお花と鳥を作りたかったのですが、諸般の事情でこんな時期に…
お花はモスクワ郊外の公園や庭園で見た早春のお花。ウッドアネモネと姫立金花。
キンポウゲ科なんですが、日本には自生していない種類のようです。
鳥はタイリクハクセキレイ。セキレイにもいろんな亜種があってちょっとずつ模様が違うようです。
これはヨーロッパにいるタイプ…のつもりです。…なるべく模様は似せたつもりなんですが…
なにぶんしろがね屋の造ったものですので、細かいところは気にしないで下さいませ。(汗
野原の上を鳥が飛んでいるところを造りたかったのですが、
縮尺の関係で、お花だけのと鳥がいるのと、お花のパーツを別に作りました。

葉っぱのパーツは共通にしたら足りなくなっちゃって、今回はとんぼ玉だけです。
葉っぱってお花よりはシンプルなので、その分パーツが小さくて、よく先になくなっちゃうんですよね。
とんぼ玉だけですが、よろしければご覧になって下さいませ。
★ 8/7 御岳山ハイキング ★
お遊びしろのお遊び日記の続きでございます。
今日は、御岳山にハイキングに行って参りました。
ええと、「おんたけ」さんじゃないですよ、「みたけ」と読むんです。
関東の方はもちろんご存じと思いますが、私は名古屋在住時に全然知らなかったので、念のため。
ちなみに、漢字が御岳だったり御嶽だったりするんですよね、何でだろ。どなたかご存じでしょうか。
私の最寄り駅から電車で約25分、その後バスとケーブルカーを乗り継ぐと、ハイキングコースの登り口です。
御岳の夏の風物詩はレンゲショウマという山野草なのだそうです。
見に行きたいと思ってネットで検索していたら、ケーブルカー会社主催のハイキングツアーを見つけて
それがたまたま今日だったんですよ。
山登りのベテランの方がボランティアで案内して下さるのですが
軽い気持ちで参加したのに、10キロくらいを4時間で歩く,けっこう本格的なハイキングでした。
レンゲショウマの群生地とロックガーデンを回ったのですが
ロックガーデンって、岩を並べて山野草を植え付けたお庭かなって思うでしょう??
これがなんと、岩のたくさんある渓流登りなんですよ。
何とかついて行けましたが、さすがにきつかった。年取ると登りより、急な下りがしんどいですね〜
でも、山野草や昆虫を見ながら、緑の水辺を歩くのは、ホントに気持ちいいですよ。
夜は虫の声がきれいなんですって。
レンゲショウマは登り口の右手奥と御嶽神社の入り口付近が群生地です。
満開になるのは8月後半ですが、咲き始めの方が花殻が少なくて写真を撮るには向いているとか。
日陰に咲いている方が色がきれいなんですが、私のカメラはくらいとピントが合いにくくて…
早朝、朝露に濡れた姿がいちばんきれいなんですって。それは確かに見てみたいかも。
春はカタクリにスミレ、秋は紅葉、冬は見晴らしが最高で、横浜湾まで見えるそうです。
せっかく地元なんですから、四季折々にいってみたいですね。

これがロックガーデンです (どこが「ガーデン」なのかやや疑問が…汗) この巨木は有名な神代ケヤキ

こちらがレンゲショウマ。 キンポウゲ科でちょっとふしぎな形。 しっとりとした色合いが美しいです。

昆虫いろいろ。ルリボシカミキリ以外は名前不明です。

ミヤマタニワタシ タマガワホトトギス ソバナ

こちらは名前が不明です。すみません…
さて〜、いくら何でもいい加減遊びすぎなので、明日からはちゃんとお仕事いたします。
がんばります〜。
★ 8/6 中嶋邦夫先生と庭園美術館 ★
友人から「あんた大丈夫?」といわれてしまうくらい、遊んでばかりいるしろがね屋です。(汗
実は、昨日は以前ヤマザキマザック美術館の展示会でお話を聞かせていただいた
中嶋邦夫先生のスタジオ見学に、お客さまに誘われておじゃまして参りました。
中嶋先生はパートドヴェールやプリカジュールの技法を駆使したハイジュエリーを作られています。
お客さま向けの見学会に、私なんかがくっついていって良いのかなあと不安だったのですが
先生はとても気さくな方で、いろんなお話をしていただきました。
美の壺の七宝特集に登場した蜻蛉のブローチの実物を見せていただいて
感激でした。
先生のサイトのトップにも上がってますが、実物は羽根の透明感がなんともいえない美しさ。
作品の他に、デザインのスケッチもいろいろ見せていただいたのですが、デザインの段階ですでにうっとりです。
先生の作品は主に自然をモチーフにされているのですが
草花や鳥や虫のお話をすごく楽しそうにされていて、聞いているとなんだか嬉しくなってしまいます。
先生はロシアで個展をされていて、ロシアの芸術アカデミーの会員にも選ばれているのだそうです。
私も最近行ったばかりなので、そんなお話も興味深かったです。
ロシアはやっぱりジュエリーの伝統があるんですね。
モスクワの国立美術館で個展なんて、すごいです!!!
ガラスとお花つながりなのか、とんぼ玉にも興味を持たれて
たまたまつけていたうちの玉をルーペでのぞかれてしまい、大恥…(汗
先生、こんなプー作家じゃなくて、ちゃんとした作家さんのをご覧になって下さいませ〜
日本は欧米に比べたらジュエリーの伝統は短いですが
とんぼ玉はいろいろすごいのがあるのですから、先生にも知っていただけたら嬉しいのですが…。
何しろ高級宝飾なので、私なんぞには手が出ないのですが、
また都内で展示会とかあったらぜひ伺いたいです。
で、そのあと、ついでに目黒の庭園美術館に行ってきました。
9月まで「アールデコの邸宅美術館」という展示をやっていて
この展示会の期間中、平日は内部の写真も撮り放題とのこと。
各部屋の装飾に貼り付いて写真撮ってきました。
庭園美術館は、去年までしばらく改修で閉まっていて、今も庭園が一部閉鎖中です。
でも内部は以前より公開部分が増えてると思うんですが…(記憶が定かではないのですが、たぶん…)
私のお気に入りは2階の2つのテラスと、1階の藤棚。
個々の装飾もきれいですが、こういう外部に開いた空間がとても居心地良く造られています。
お風呂場も公開されてますが、戦前とは思えないモダンな造りでびっくりですよ。
けっこうお気に入りなので、また庭園の改修が終わったら見に行きたいなあ。

1階ホールの装飾 2階のテラスの1つ 床のタイルがさわり心地満点 階段の手すり こんなすてきな装飾がそこそこに…
…実は、また明日も遊びに行く予定なんです。(ホントに大丈夫かしろがね屋。)
いえ、たまたま予定が重なっちゃって…来週からはお仕事します、ハイ。
★ 8/2 国立科学博物館 付属自然教育園 ★
今日は所用があって区内へ出かけたので、ついでに目黒にある付属自然教育園に行ってみました。
上野の科博はよく行くし、自然教育園の隣の庭園美術館も何度か行ったことがありますが,こちらははじめて。
でも、科博のリピーターパスで無料で入れるんですよ。(元々そんなに高くないですが)
それに、上野で見逃してしまったボタニカルアートのコンテストの原画展をやってました!
サイトに載ってなかったので知らなかったので、とっても嬉しかったです。
特別賞の作品なんて、すごく細かくて、近寄ってじっくり観察してしまいました。
もともと大名屋敷だったそうなんですが、今は跡形もなく雑木林みたいな状態で
巨木の森や,湿地の水生植物園、山野草の茂みなどが続いています。
もとは回遊式庭園の庭木だった松とか、巨大になっちゃって,なんだか不思議な感じ。
湿地にトンボがたくさん飛んでました。
8月はチョウトンボが見られると聞いてたのですが、温暖化の影響で時期がずれちゃったそうで,残念。
来年はもう少し早めに来てみようかなあ。
チョウチョにハチに、スズメガや、もちろんセミとか、昆虫鑑賞にはぴったりです。
でも鳥はあんまりいませんでした。バードウォッチングはやっぱり冬の方が向いているみたいです。

園内の巨木 ツリガネニンジン 花全体の形状がホントにハンドベルみたい
トンボは水生植物園にもいるんですが、ちょっと日差しが強くて暑すぎるみたいで
水鳥の沼のもう少し奥の道の脇の湿地の方が元気に飛んでるかもですよ。
水生植物園の近くにクサギという灌木のお花が咲いていて、チョウチョが群がってました。
クサギって葉っぱがくさいんだそうですが,むしろお花の甘いにおいがいっぱいに漂ってました。
カラスアゲハ(だと思うんですが…)が何羽もぐるぐる回りながら飛び交って
三段フリルの黒いドレスのバレリーナが群舞を舞ってるみたい。
でもね、写真に撮れないんです。だって全然止まってくれないんだもん(涙

シオカラトンボの雌と雄 クサギの花 すんごくあまいにおいです
実は今回、お客さまに引越祝いでいただいた双眼鏡を持って行ったんです。
はじめて使うのでどうかな〜と思ったんですが、これが2mくらい離れたトンボを鑑賞するのにぴったり!
近づかなくて良いので逃げられないし、羽根が光にきらきら光ってるのがよくわかります。
距離2mくらいなら割と楽に被写体をとらえられるし、昆虫って初心者向きかも。
もう少し練習したら、冬にはバードウォッチングもできるかな。
科博は筑波にも植物園を持ってるんですよね。
こちらもいつか行ってみたいんですけど、かなり遠いですからねえ…
自然教育園はまた季節を変えて行ってみたいな。
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