☆しろの雑記帳☆


10/25 マーブル委託

ほんとに久々にマーブル委託のお知らせです。
蜻蛉玉ばぶるすさんでの展示会のあと
売れ残った分のマーブルをそのままおいていただくことにいたしました。
あと少しだけど、せめてその間、お客さまにマーブルを直に見ていただきたいと思ったのです。
追加のマーブルはこちらです。


クリックすると大きな画像がでます。
ほんとはもっと早くHPに載せたかったのですが、いろいろばたばたしてまして…
もうトシもトシで、なかなか仕事が進みません…悲しいなあ。

来年から国内でのマーブルの販売をどうしようか、今考え中です。
できれば、店頭で見ていただきたいんですけどねえ…
でもまあ、マーブル自体は日本のコレクターさんにも浸透してきているようですし
私が無理することもないかなあ…
あとしばらく、ゆっくり考えますね。

ばぶるすさん、今年のクリスマスまでの営業のようです。
まだいかれたことのない方は、この機会にぜひどうぞ…
あと少しですが、よろしくお願いいたします。


10/19 緑の薔薇

ここ何年か、9月頃ばぶるすさんで展示会をさせていただいて
その後すぐに欧米のクリスマス商戦突入…という状態で、秋の玉をあんまり作っていないような…。
でも、この時期、日本は秋まっただ中なので、秋冬使えるデザインを作れないかとアタマを絞りました。



で、緑の薔薇。
薔薇ならハデっぽいけど、グリーンならシックだろうという、安直な発想です。
…できたのは、う〜ん、シックというより、地味といった方がよいかも…
薔薇って、スタンダードな作り方があって、それがとってもきれいなんですけど
スタンダードなだけに上手い下手がでやすく(汗)、それにオリジナリティが出しにくいんです。
何とかオリジナルな薔薇が作れないかと思って、いろいろ試行錯誤してますが…
さて今回はどんなもんでしょう???
「レースに薔薇」っていうのも、少女マンガチックであこがれるモチーフなんですが
これも難しいなあ。引き続きがんばります。

ところで、急にすっかり寒くなっちゃいましたが、この玉作ってたときはまだ暑くて
クリスマスにも使える秋冬物渋玉を作ってるつもりが、周りは夏で
何だかアタマおかしくなりそうでした。
来年からは秋の玉を作る時間ができるはずだけど、肝心の秋がどっかいっちゃった感じ。
バーナーやら電気炉やら使って二酸化炭素出してる身ではありますが、何だかなあ…。

とりあえず、とんぼ玉と帯留めです。
よろしくお願いいたします。


10/16 ばぶるすさん訪問

10月の連休(と本業の出張)を利用して、東京の蜻蛉玉ばぶるすさんに伺ってきました。
展示会の作品の引き取りもかねて、もうこれでおじゃまするのも最後と思いますので
店長さんにご挨拶してきました。
今回は、お店の工房やバックスペースとか、周りの風景とか、いっぱい写真に撮ってきました。
今年いっぱいと伺ってたので、年末に打ち上げでもされるならおじゃましようかと思ってたんですが
年内に次のお店に引き渡しとのことで、営業はクリスマス頃までだそうなんです。
本業の職場はかなり年末まで営業してて、年末は休みも取りにくいし…ちょっと無理みたい。(涙

銀とガラスのコラボ作品の展示会中で、作家さんにジュエリー制作についていろいろ教えていただけました。
その方のお友達のCGクリエーターさんや貸し工房によく来られているデザイナーさん
もちろん、お客さまや店長さんともおしゃべりしたり
店長さんにアートやデザイン関係の資料を見せていただいたり…
店長さんのお人柄のせいか、このお店はいろんな作家さんやコレクターさん、作品や情報が集まる場所で
いつも一人で作ってるしろにとっては、貴重なクリエイティブな環境だったんですよね。
今度この場所に来ても、このお店はなくなっちゃってるわけで、さみしいなあ…

でも、店長さんは今後は作家活動に専念されるそうですし、またお会いする機会もあるでしょう。
新しい門出なんですから、お祝いしないといけませんよね。

とりあえず、12月までおいていただく作品を選んで、またお願いしてきました。
クリスマスに向けてこれから新作も作ってお送りする予定ですし
お客さまにも、引き続き、今後ともよろしくお願いいたします。


商店街の中にあるお店

ところで、せっかく東京に行ったのですから、もちろん遊んでも来ましたよ。
東京大学小石川植物園というところに出かけてきました。
住宅街の中にある都会のオアシスのような緑地で
中には、森、温室、薬草園、並木道、日本庭園、湿性植物園、桜の園など、など、なんでもありです。
よく手入れされた日本庭園と、巨木がうっそうとした森の対比が印象的。
森の中は順路にドングリや木の実が落ちてけものみち状態で、住宅地のただ中とは思えないくらいすてきな場所。
花の季節はほぼ終わっていたのに、コスモスやアザミに蝶々がいっぱい飛んでました。
桜の園は、草地に並んだ桜の古木が美しく、花の季節はさぞすばらしいと思います。
中には大学の建物もいくつかあって、それがいちいちレトロですてきなんです。さすがは東京大学。

お弁当を持ったご家族連れや、毎月来ているとおっしゃる中高年カップル、スケッチのグループが数組来てましたよ。
都会の真ん中にこんな場所があるなんて、ちょっとうらやましいですねえ。
職場もWeb会議が導入されて、出張もなくなりそうですし、ばぶるすさんもなくなっちゃうし
私は東京に行く機会も少なくなりそうですが、お近くの方はぜひどうぞ。おすすめですよ。

森の中の巨木(樹齢何年なんでしょう!)   日本庭園(奥に見えるのは移築された医学部の旧館だそうです)  アザミにとまったカラスアゲハ(じゃなくてクロアゲハ?)


10/5 伝統工芸展と旅番組

今日はちょっと制作をサボって、名古屋三越でやっている
日本伝統工芸展に行ってきました。
毎年やってる展示会ですが、なかなか毎年行けないんですよね。
今年もどうしようかと思ったんですが、ちょっとだけのつもりで出かけちゃました。
でも、最近の伝統工芸展、ギャラリートークや映像資料が充実してきて
ついおもしろくてあっちもこっちも見てると、結局何時間もかかっちゃう…。
いや、楽しいしお勉強になるし、ありがたいんですけど、自分の作る方が進まない〜〜。

今回、ガラス作品で、すごく気になるナゾの作品がありました。
透明で四角の大きなお皿で、真ん中から放射状に筋状のカットが入って、カット部分がキラキラ光ってます。
お皿の裏側にカットが入ってるとばかり思ってたんですが、ギャラリートークの先生のお話では
カットを入れたガラス板をカット面を内側に重ねて、カット部分に別のガラスを入れ
全体を炉で溶着してから、表面を研磨したのだとか…
いわれてよく見たら、確かに裏側も平らです。うううむ、すごい。

ガラス板を溶着した作品は他にもありましたが、これ、内側のカットが残ってるんですよ。
どうやったらカットが溶けないように、隅だけ溶かすんでしょう。…ナゾだ〜〜。
作った作家さんがいらっしゃってたら、ちょっと聞いてみたかった。でも、企業秘密かなあ。
みなさまも、機会があったら見てくださいませ。すごくきれいで…そしてとっても謎めいています。

ところで、全然話が変わるんですが、しろは作業中テレビ番組(またはその録画)をずっと流してます。
お気に入りは旅番組。…だって、旅行が好きなのに、なかなか行けないんだもん。(泣
それで、いつも見ているNHKBSの旅番組を見てましたら
プラハの広場の市場の一角の屋台で、バーナーやってるおねえちゃんが出てきたんです。

露天でビーズを作って、アクセサリーに仕立てたのを並べて
隣でおねえちゃんのお姉さん(ややこしい)が売り子さんしてました。
あれ、酸素バーナーかなあ…サングラスもしてなかったけど…。裏にプロパンボンベらしきものはあったけど。
そのおねえちゃんは、これはチェコの伝統工芸で、技法も伝統のものだといってました。
チェコの伝統ガラス工芸って、カットグラスにカットビーズ、ガラスボタンは知ってましたが
バーナーもあるんでしょうか??
でも、現地の土産物屋にもランプワークビーズはなかったけどなあ〜
そのおねえちゃんが作ってるのは、無地のビーズプレス成形や水玉模様のシンプルなビーズでしたが…
う〜む、これもナゾだなあ。どなたか、事情をご存じないでしょうか。すっごく気になっちゃいました。

それはさておき、考えてみれば、私もどこか海外で、こんなふうにとんぼ玉作って
観光客相手に路上販売とかして、のんきに楽しく老後を送るのが夢だったんですよね。
今は英語圏の国は移民の制限がどんどん厳しくなってて、とうてい無理そうではあるけど
日本で大道芸デモやったあとで、こういう映像を見ると、自分もやってみたくなっちゃうなあ。

ええと、番組は10/8火曜日の朝8時からNHKBSプレミアムで再放送されるそうです。
プラハのおねえちゃんの大道芸ビーズ販売、よろしければごらんになってくださいませ。




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