☆しろの雑記帳☆


6/27 立葵

ふと気がつけば、またしても、もう月末です。
…今月は、ちょっと遊んじゃった上、その後へばってたからなあ。反省。
もちろん、それだけじゃなくて、展示会用の玉やマーブルも作ってはいたのですが…

ともかく、今回の更新は立葵。夏っぽい玉にしたかったんですが、どうでしょう。
縦長のお花なので、縦玉にしようかと思ったのですが、それではお花がかなり小さくなっちゃいます。
それで、玉にぐるっと巻く形で茎を伸ばして、お花を並べてみました。
…ちょっと、写真ではわかりにくいでしょうか…

トンボの羽の筋を本物に近いくらいたくさん入れたかったのですが、ちょっと細かすぎたかも。
写真にとって拡大するとはっきり見えるんですけどねえ。
線の1本1本はそれほど目立たなくても、羽の雰囲気がでてれば良いんですが…どうでしょう。

とりあえず、今回はこんな感じです。
よろしくお願いいたします。

  


6/20 Glass Line Magazine

アメリカのランプワークの雑誌「Glass Line Magazine」さんのコンテストに応募して
掲載していただけましたので、ちょっとご紹介いたします。
いろんな国から応募された中から、40名選ばれたようです。

サイトの宣伝ページを見ていただくとわかるように、日本の作家さんの割合がかなり高いです。
私はアメリカの方に紹介いただいたので知らなかったのですが
日本のランプワーク業者さんのサイトに宣伝が上がっていたそうで
それで日本から応募された方が多かったのではと思います。

でもまあ、日本にはすばらしい作家さんがたくさんいらっしゃるので、当然ですよね。
英語のコンテストだからこんなものだけど、日米合同で主催すれば
ビーズ部門はほとんど日本人になっちゃうんじゃないかなあ。
このコンテストだって、日本にはもっと優れた作家さんがいらっしゃるのに
私なんかが載っちゃって、なんだかお恥ずかしいです…

中身をちょっとご紹介…両側日本の作家さんが載ってるページを選びました。
他にも日本の作家さんたくさんいらっしゃいますが、全部は無理なので…
もちろん、アメリカの作家さんのビーズも、とっても素敵ですよ。


一応、しろの玉…




すみません、お顔をのせてよいかどうかわからなかったので、上半分…
どなたの玉か、わかります?

それはさておき、雑誌を個人販売しようかと思って、何冊か取り寄せたんですが
袋が破れて届いて、中身もよれよれ…(涙
厚紙の郵便局の封筒に、雑誌が裸で入ってたんです。雑誌重いんだから、破れますよ、そりゃ。
一応ビジュアルな雑誌なんだから、ビニール袋に入れるとかすればよいのに…ぶつぶつ。
日本の郵便局の「包装が破損していたので、補修しました」というシールが貼ってありました。
日本の郵便局、最近は配送ミスも多いとはいえ、こういうところは丁寧ですね。
アメリカ人のアバウトさとの差が際立ちます。
実のところ、雑誌との事務連絡も、結構「?、?、?」ということもあったりしましたし
まあ、こんなもんなのかなあ。

というわけで、ちょっと通販で売るには苦情が発生しそうな状態でしたので
考えた末、9月の東京のばぶるすさんでの個展でお安く販売しようかなあと思ってます。
実際によれよれぐあいを見ていただいて、納得してお買い上げいただいたほうが良いかなと…
って、ほんの3、4冊なんですけどね。
もし、興味のある方で、もっと早くほしいという方は、他の入選作家さんにお問い合わせくださいませ。
(でも、もしかしてそちらに届いてるのも、よれよれになってたりして…?)

実は、もう1つアメリカの雑誌に載ってるはずなんですが、そちらはまだ届いていないので…
また届きましたら、ご紹介しますね。
(今度は破れずに届きますように…!)


6/8 奈良

実は、ウィークデイだというのに、会社をサボって、奈良へ遊びに行ってきました。
唐招提寺東山魁夷画伯の障壁画の公開が例年この時期なんですよ。
唐招提寺ではしばらく前まで金堂の解体修復工事をしていて、BS-TBSがずっと独占取材してたんです。
割と最近それが再放送されて、録画して作業中流しながら見てたら、これがおもしろくって。
奈良はときどき行くのですが、前回唐招提寺に行ったときはまだ工事の真っ最中。
修復工事後どうなったか、是非一度見てみたいと思って、これを機会に出かけてきました。

障壁画は歴史の教科書によく載ってる鑑真像のある、御影堂の全室の襖に描かれています。
鑑真さんの故郷の中国と日本の景色を、鑑真さんに捧げて描かれたものだそうです。
撮影禁止なので画像はないんですが、会社をサボって見る価値はありましたね〜
東山魁夷先生、好きなんですよ。一番好きなのはヨーロッパシリーズなんですが。
その土地の景色のきれいな部分を抽出して、誰もが心洗われる美しい絵画に昇華されてます。
障壁画の前にいると、日本の森の滝の水音や、黄山の風を感じるような気がしました。
私も自然の美しさを抽出して、誰にも楽しんでいただけるとんぼ玉が、いつか作れたらいいなあ。
ただ、鑑真さんのいらっしゃる部屋は灯りを落としてあるので、そこの絵は暗くてよく見えませんでした。
鑑真像も是非見たかったのに、これも当然暗くて見えなくて、ちょっと残念…

年に3日の公開なので、すごい人出でした。
ホテルを早めに出て、30分前から並んだんですが、その時点ではそれほどでもなかったのですが
開場後御影堂の前で更に並んでる間に、どんどん人が増えて、早めに来てよかったと思いました。
奈良は修学旅行のシーズンのようでしたが、こちらのお寺は私のような中高年の方が多く
海外からのツアーも来てたみたい。鑑真さんは中国出身ですから、中国台湾の方にも人気のようです。


障壁画は撮影禁止なので、御影堂の外観です。

もう一つの目的の金堂もおもしろかったですよ〜
なにせ、2時間(実質約1時間40分)の特集番組を11本も繰り替えし視聴し、アタマの中ウンチクで満載(笑
隣の薬師寺にはお気に入りの仏像がたくさんあるのですが、唐招提寺はそうでもなくて
いつも薬師寺のついでに見るって感じだったのですが、建築に興味を持つとすごくおもしろいお寺です。
宮大工さんが古い材木をどう修理したとか、天井の組物が免震構造になってるとか
脇侍の千手観音の脇手が953本あって、解体と組み立てがすごく大変だったとか、そのほかいろいろ
テレビ番組の知識を実物で確認するのがすごく楽しかったです♪

鑑真さんって、聖武天皇に招かれて日本に来て、先進国の高僧として歓待されてたと思ってましたが
次の天皇からは冷遇されてて、唐招提寺は都のはずれの僻地で、鑑真さんの死んだときは小さい学問所で
だから金堂の建った年代も長らく謎だったのが、解体修理でいろいろわかったのだとか。
テレビ見るまで全然知らなかったので、大変勉強になりました。
古い小さな金堂に歴史ミステリーと物作りの醍醐味がつまっているんですねえ。
BS-TBSのこのシリーズ、歴史や古建築、仏像、物作りなどの好きな方にはおすすめですよ。
ごく一部DVD化されてるみたいですが、私もコンプリートしてるかわかんないし、また再放送しないかな〜


金堂の全景と有名なエンタシスの列柱。よく見ると、柱に修復の跡が見えます。

この他にも、奈良の大好きな仏像をまた見て回ってきました。
奈良って好きなんです。緑が多くてひなびた感じもいいし、異国情緒を感じるんですよね。
あんな小さな盆地なのに、かつてのコスモポリタンな都の雰囲気が、未だに残っているみたいで…
それから、もちろんJuBeeさんにもおじゃまして、ちょっとだけお買い物してきました。
小倉わかな先生のラズベリーストラップ。わかな先生のとんぼ玉もすてきだけど、こういうのも可愛いなあ♪



しかし…やっぱりもうトシですねえ。
強行軍だったので、翌日会社で大変つろうございました。
うちへ帰っても、疲労困憊でガラスもさわれず…週末がんばらねば〜
旅行好きなのになあ。ああ、トシはとりたくないです…




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