☆しろの雑記帳☆


12/18 またまた昭和記念公園

立川に所用があって、ついでにまた昭和記念公園を歩いてきました。
もう紅葉はほぼ終わり。雑木林も紅葉の色はきれいですが、かなり葉が散って、モミジのエリアはかなり狭まってました。
盆栽園も寒さに弱い鉢は屋内に移り、冬ごもり状態。でも、実物は見頃のものがあったし、タチマユミなどの葉っぱもきれいでした。
今年はブッシュカンが丸っこい形に実って、結構かわいい。ブッシュカンの実ってほぼ皮だけで、種はないのだとか。知らなかった…
日本庭園も紅葉はほぼ終了ですが、なんと花をつけているアセビがありました。さすがに早すぎないでしょうか…

民家園では建物の内部を公開してました。お正月の飾りつけの羽子板などを見られます。園内の柿が軒下につるされて、みんな写真撮ってました。
ボランティアの方に解説もいただけます。この民家は築260年の民家を移築したものなのですが、途中で藩の役人を迎える座敷を増築したり
建具は明治のものだったり、移築直前まで住居として使用されてたり、その他いろいろ時代がバラバラで、復元が大変難しかったとか。
建具とか、きれいな鳥の絵が描いてあるのに、すでにボロボロで…修復したらきれいだと思うんだけどなあ…
以前は3月に大正時代のお雛様を展示してたのが、傷むので最近は展示を控えてるとか。これもどこかの博物館で修復して、展示してほしいです。

お花は前回と同じツバキ、サザンカ、スノードロップなど…。今年は日本庭園前の橋の横にあるイイギリが全然実をつけてないのです。
園内の他の木はきれいに実ってるのに、ちょっと心配…。橋からだときれいな赤い実が近くに見えて、写真も撮りやすかったのになあ。


スノードロップ   ブッシュカン   クチナシの実      タチマユミ       アセビ     民家園の干し柿       お正月飾り       イイギリ  

とっても良いお天気で、立川に向かう電車の中から富士山が見えました。
冬場は見所が少なめの公園ですが、天気の良い日に木の生えてるところを歩くのはやっぱり気持ち良いですね。


12/12 昭和記念公園

昭和記念公園のサイトに、雑木林の紅葉が見ごろになりました、とあったので、また行ってみました。
前回より多少赤みが増してたかなあ。昼からお天気が良くなって、モミジの葉っぱ越しの光が鮮やかなオレンジ色で、大変きれいでした。
あと、紅葉のきれいな場所が例によって東側に少し移動してました。これは例年通りですね。

ヤブコウジは盆栽園にももちろんあるのですが、雑木林に露地でたくさん生えてました。落ち葉の陰の赤い実が可愛いです。
雑木林の中では、ガマズミの実やキチジョウソウの花も見つけました。キチジョウソウ初めて見ました。
大きな群落が園路の方まで広がってて、写真は撮りやすかったけど、落ち葉に埋まりかかってるので、気づかない人に踏み潰されそうで心配…
キチジョウソウって、スズランの仲間なんですね。ちょっと見、蘭の仲間かと思っちゃいました。
(ちなみに、スズランって、ユリ科だと思ってたら、いつの間にかキジカクシ科スズラン亜科になってた…知らないことが多いなあ)

公園は初冬の雰囲気で、お花の種類も減ってきてますが、サザンカやツバキは見ごろでした。あとはスノードロップや原種系シクラメンなども。
池にマガモがたくさん来てました。見かけない年もあるので、ちょっと嬉しい。芝生広場の大花壇でこぼれ種の菜の花がぽつぽつ咲いてました。
夕方から強風が吹きだして、落ち葉が風に舞ってきれいでした。でもこの風で、そろそろ紅葉もおしまいですね。


雑木林の紅葉


マガモのつがい      原種系シクラメン    こぼれ種の菜の花    雑木林のヤブコウジ      ガマズミ         キチジョウソウ    

野鳥が少なくなって、冬場はあまり見どころがなくなってしまった公園ですが、足がなまらないようにときどき歩きに行こうと思ってます。


12/7 ワニとフランドルの板絵とデューラーと着物

歴博で着物の展覧会をやってるらしいと聞いてはいたのですが、歴博ってうちから遠いんですよ。で、迷ってたのですが
調べたら、私の好きな江戸前期のものも出てて、写真撮り放題と聞き、また友人宅に泊めていただいて、行くことにしました。
例によって、ついでに科博と西美にも…。見たのは国立科学博物館企画展 ワニ国立西洋美術館
フルーニング美術館・国立西洋美術館所蔵 フランドル聖人伝板絵―100年越しの“再会”物語る黒線たち―デューラー「三大書物」の木版画
そして国立歴史民俗博物館野村正治郎とジャポニスムの時代―着物を世界に広げた人物です。

科博さんのワニ展。すみません…正直、ワニって剥製をまとめて見ても、大きさ以外、違いがわかりません…色が同じだからかなあ。
でも、生態や分類、あと人との関わりの話はとても面白かったです。成体が皆で幼体の世話をする種類がいたり、意外に社会性が高いし
心臓が二心房二心室でほ乳類に近いとか、帰巣本能が強くて127Kmを130日かけて縄張に帰った個体がいるとか。あと子ワニの剥製可愛かったです。
中国のヨウスコウワニが北限の種類だそうですが、環境悪化で現在約150頭まで減ってるとか。ワニは乱獲や駆除もあって絶滅危惧種も多いようです。
中国には古代に別のワニがいて化石が出てるそうですが、唐代に大型ワニの駆除の宣言文が残ってて、これがそのワニではと推測されてるとか。
日本にもかつてはマチカネワニというワニがいたそうです。あと海を渡って流れ着くワニはいたようで、江戸時代などの記録が展示されてました。

16世紀に描かれた聖ヤコブの聖人伝の板絵が、めぐりめぐって、パネルの1枚がフランドルの美術館の、1枚が西美の所蔵品となり
最近、両美術館での調査によりセットらしいと判明し、この度期間限定で、西美で一緒に展示されることになりました。
多分祭壇画のパネルの一部だったらしい板絵には、聖ヤコブがキリストにスカウトされたり、魔術師を改宗させる場面などが描かれてます。
板絵も興味深いですが、調査の過程が一緒に展示されていて、大変面白いです。絵の具や裏側の補修などから同じセットとわかったり
赤外線画像で、西美所蔵の改宗場面などで、人物の顔の向きなどが下描きからかなり修正されているらしいとか。
それぞれ20世紀初頭に美術館に購入されてて、西美のパネルは松方コレクションの1枚だそうです。不思議なめぐりあわせですね。


 マレーガビアル    ヨウスコウワニ   唐代のワニ討伐とハンユスクス マチカネワニ頭骨化石  
聖ヤコブおよび聖ヨハネ伝の諸場面1525(フルーニング美術館)    聖ヤコブ伝(国立西洋美術館)

緻密さで有名なデューラーの木版画。本当に木を彫って描いたのか信じられないくらい。実物を見ると、その密度と迫力に圧倒されます。
西美さんがデューラーの三大版画集「黙示録」「大受難伝」「聖母伝」を収蔵された記念とかで、壁中に緻密な木版画がずらりと並んでました。
黙示録は、そこに書かれたイメージを忠実に絵として再現したそうで、不思議な生き物や無数の天使が画面いっぱいに躍動してます。
受難伝や聖母伝はもう少し現実的な雰囲気で、聖母伝などはデューラーがイタリアで見た建築が参考にされてるとか。
これらの版画はデューラーが自分で彫ったのか疑問に思ってたのですが、当時も彫り師はいたそうで、全部を彫ったのかはわからないようです。
こういうイメージを描く人なら、彫るのも人に任せたくないだろうな。でも一人じゃ時間が足りなかったかも…などと想像してしまいました。


デューラー 黙示録 8ラッパを鳴らす七柱の天使 12龍と闘う聖ミカエル  大受難伝 6この人を見よ     8磔刑      聖母伝 10キリストの降誕   14エジプトへの逃避  

さて、千葉に移動し、友人宅に泊まって、歴博へ…。野村正治郎は西欧のジャポニズムに乗って、19世紀末から日本の文物の輸出業を始め
着物の販売を主な業務とするようになり、同時に貴重な着物や古裂をコレクションしていたとのこと。
歴博の設立にあたり、アメリカに渡っていた彼のコレクションを買い戻したそうで、歴博の所蔵品の重要な一部なのだそうです。
今回の展示では、所蔵品の貴重な着物がたくさん並んでいました。美しい染や刺繍の他、酒井抱一の描いた小袖などもあって、うっとり。

でもしろ的にお気に入りだったのは、時代小袖雛形屏風。傷みのひどい着物などを、衣桁に架けた着物の形に貼装した屏風です。
一瞬、誰が袖図屏風がいっぱいあるかと思っちゃいましたが、絵じゃなくて布で、それも私の大好きな安土桃山から江戸初期の布がたくさん。
私にとっては、着物って服というより工芸品なので、こうやって平面に加工されると、ますます素敵。この屏風のカードがあったら欲しいなあ。
この他、古裂を着物の袖の形に切り取ったシリーズもありました。これも素敵。これは印刷して出版されてたそうです。
常設展では、コレクションを引き継いだ娘婿の野村賤男に関する展示も。彼は日系アメリカ人で、コレクションをメトロポリタン美術館に寄託しました。
彼の手になる小袖裂貼装屏風や、正治郎作の時代小袖雛形屏風などが展示されています。


梅樹下草模様小袖 酒井抱一19C 女郎花模様振袖(部分)19C 流水三扇模様小袖裂17C  時代小袖雛形屏風 小袖は17C 小袖は16-17C 小袖は18C  小袖裂貼装屏風 小袖裂は17-18C

充実したお出かけでしたが、やっぱり歴博は遠いです…。うちからはもちろん、千葉市内の友人宅からもかなり時間がかかります。
細かい展示物を一生懸命見たり、撮影したりした後では、うちまで帰るのもけっこうつらい…
冬場はなぜか閉館時間も早いし、せっかく常設展も充実してるのに、広い館内をいつも十分見られず…
と、いろいろ不満はあるのですが、面白い展示があるとついでかけてしまいます。でも次は都心の展覧会でまとめたいなあ。


12/3 ウィーンスタイルとアールデコ(及び公園)

旅行記で遅くなりましたが、11月末に展覧会も行ってきましたよ。パナソニック汐留美術館ウィーン・スタイル ビーダーマイヤーと世紀末
三菱一号館美術館アール・デコとモードです。オーストリアとフランスですが、年代的には割と近い時代の装飾美術展ですね。

ウィーンスタイルでは、19世紀前半のビーダーマイヤー期が、20世紀初頭の分離派やウィーン工房などのモダンスタイルに影響し
それが戦後のデザインにまで影響しているという流れを、当時の服飾、家具、器などの展示から解説されてました。
ビーダーマイヤーって、フランス革命やその後の戦争の反動で、保守的で装飾的な時代と思ってましたが、世紀初め頃は装飾が少なく
シンプルでモダンなスタイルが流行ってたんですね。20世紀初期のモダンスタイルと並べると、確かによく似てます。
20世紀初頭は女性デザイナーが活躍し始めた時期でもありました。当時の調度品や部屋のデザイン画を見ると、機能的で使いやすそうです。
一方、ジュエリーや器は、形がスタイリッシュすぎてちょっと不思議…。個人的には、二次元のものが大変好みです。
タイルやカレンダー、トランプなど、おしゃれでちょっとほしくなります。撮影禁止なので、画像は例によってネットで盗みました。


サモワール1838   コロマン・モーザーアームチェア1903  ベルトルト・レフラー 鳥紋タイル1906-07  ディタ・モーザー 1908のカレンダー  マリア・ルカルツ ビーズネックレス1920s  ヨーゼフ・ホフマン ドリンクサービス1911

アール・デコとモード展では、アールデコ期のドレスやファッションプレート、ジュエリーや帽子や靴、化粧品などがいっぱい並んでました。
この時期のすとんとしたデザインは好みだし、撮影可の部屋も多くて、大喜びで写真撮りまくりでした。(某服飾博物館も撮らせてほしい…)
アールデコ期の女性用下着、コルセットの時代に比べると、格段に楽そうです。(写真のテディはパンティ付きのシュミーズのことだそうです。)
女性が活動的になった時代で、オープンカーを運転するための帽子や手袋、コートが流行。持ち歩ける化粧用具なども開発されました。
スポーツウェアも流行ったそうですが、ビーチウェアは暑そうだし、スキー服は寒そうで、着心地はまだ今一つに見えたかも…
双眼鏡で華やかなビーズ刺繍を鑑賞したり、テキスタイルの展示もあったし、西洋美術館の指輪がたくさん出品されてたり、楽しい展覧会でした。


ミル打ちリング1920頃   バルビエ パリスの審判1924   デディ1920s  ヒールいろいろ1925頃 デュナン コートのテキスタイル1925 ランバン イヴニングドレス1920s パトゥ ビーチウェア1929頃 スポーツウェアのスケッチ1920

昭和記念公園にも行ってきましたよ。久々になっちゃって、すっかり秋も後半でした。
モミジはだいぶんチリチリになってましたが、雑木林は見頃と思われます。去年よりはずいぶん赤くなっていて、ちょっとほっとしました。
盆栽園の柿にすごくたくさん実がついてて、あんまりつやつやなので、お客さんが皆「あれは本物?」とスタッフに聞いてました。(本物ですよ。)
盆栽園ではイソギクやツワブキがきれいでした。メタセコイアも見ごろだし、イチョウも芝生広場の遊具周辺はまだ見ごろでしたよ。


                    雑木林の紅葉                         イソギク        野柿        メタセコイア

この時期は展覧会が多めなので、また時間を見つけて出かけたいです。公園にもまた歩きに行きたいな。




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