☆しろの雑記帳☆


10/25 秋の昭和記念公園

先日、昭和記念公園の無料開放日に行ってきました。
何しろ貧乏なプー作家なので、無料という言葉についふらふらと引き寄せられてしまいます・笑
公園は、ご家族連れ、カップル、ワンコといっしょなどの、たくさんの人々で賑わっていました。
それに、この日はガイドボランティアによるバードウォッチングの講習会もありました。
喜んで参加したのですが、まだ木の葉っぱがたくさん茂っていて、私にはなかなか小鳥が発見できず…
一度、カワセミが現れたらしいのですが、私が双眼鏡で探している間に飛んでいっちゃいました。残念。
でも、水鳥はたくさんいましたよ。池にはボートがたくさん浮かび、水鳥に餌をやってました。
いいなあ、鳥さんと一緒にボートをこぐなんて、ちょっと楽しそう。


水鳥と一緒にボートでお散歩               池の縁に集まった水鳥たち

公園では、現在コスモスまつりの真っ最中。
3ヶ所の広大な花壇いっぱいに3種類のコスモスが咲いています。
確か去年の無料開放日には、1種類終わってしまって、2種類だけだったと思います。今年はラッキーだったかも♪
私の大好きな黄色いコスモス(キバナコスモスではなく、普通のコスモスでクリームイエローの種類)も満開でした。




クリーム色のコスモス、イエローキャンパス                 キバナコスモス                    ピンクのコスモスいろいろ

でも、紅葉はまだまだっていう感じ。
去年の無料開放日には、山茱萸や花水木が紅葉して、赤い実がきれいだったんですけど…ちょっと残念。
それでも民家園の畑にはソバの花が咲いてたし、日本庭園では一部紅葉してたし
盆栽園や山野草展には、秋らしい鉢植えが並んでいました。


ほのかに色づく日本庭園                        秋らしいマユミの盆栽                       満開のソバの花

バードウォッチングの講習会は毎月あるらしいんですよ。小鳥の見頃はこれからだし、花水木の紅葉も…
でも、他にも出かけたいところもあるし、お仕事もしなくちゃ…。
また公園に出かけたいけど、ちょっと迷ってしまっている、しろでした。


10/15 水源林ふれあいウォーク

夏に奥多摩湖に行ったときに、水道局主催の無料ツアーの情報をいただいたので応募してみたら
何と当選しまして、本日参加してきました。
多摩川の水源となる水源林の遊歩道を、水道局のスタッフの方の解説を伺いながら歩くツアーです。
上級者向けのコースもあったのですが、私の参加した柳沢峠コースは登山初心者でも大丈夫でした。
水道局は東京都の奥地から山梨県にかけて、広大な水源林を所有、維持管理しているのだそうです。
多摩川のほとりに越してきて、おいしいお水を毎日飲めるのは、水道局の方々の努力のおかげなんですね。

ツアーの集合場所は何とうちの最寄り駅。そこからバスで約2時間半、水源林に到着します。
途中、奥多摩湖を通ったのですが、夏より水量が増えてて、やっぱりこの方がきれいですね。
夏には使えてなかった浮き橋も、ちゃんとつながっていました。
もう少し紅葉が色づいたら、またぜひ行ってみたいな。
秋晴れのすばらしい青空で、水源林のふもとから富士山が見えました。
さすが、山梨は富士山に近いんですね、こんなに間近に見えてちょっとびっくりでした。


満水率88%の奥多摩湖、バスの中から取ったのでぶれてます       富士山、すごく近くに見えました

水道局で、いつも水源林の管理をされているスタッフの方が何人も、一緒に歩いて
森の植物や水源林の維持管理の解説、初心者のフォローなどをして下さいます。


ユニフォームがカッコよいスタッフの方たち

水源林は人工の雑木林で、100年ほど前、丸裸だった山を水道局が購入して、植林されたのだそうです。
人工の森というのは、手を抜くとあっという間に荒れてしまうので、維持管理が大変なのだとか。
きれいな雑木林でしたが、鹿害や虫害で木が枯れたり、ご苦労も多いようです。
紅葉の水源林という触れ込みでしたが、温暖化で紅葉が遅れているみたいで
赤くなってたのはヤマブドウと山漆くらい…でも、山栗やドングリなど、木の実はいっぱい落ちてましたよ。
コースは足下もよく整備されていて、高低差もあまりなくて、とても歩きやすかったです。


         こんな感じの雑木林でした            お弁当食べた展望台より、正面に主たる源流の水干が見えます

雑木林や山の景色、水源林の解説もおもしろかったのですが、しろ的にツボだったのは苔でした。
水源林だけあって、もちろん湧き水もあるし、全体的に空気がしっとりしていて
おまけに間伐や鹿の食害による倒木がそこそこにあるわけで、そこに苔がいっぱい生えているのです。
それもいろんな種類が生えてて、どれもふさふさと茂って、色もつややか、凾出していたり、すごくきれい。
苔、好きなんですが、種類とか全然わからないんです。詳しい方なら、きっともっと大喜びされるかも。


いろんな苔がありました♪

水源林は公共交通機関ではちょっと行きにくい場所なので、ツアーに参加できて、とってもラッキーでした。
ただ、4時間くらい歩くのですが、その間トイレなしなんです。中高年にはちょっときつかった。
それに天気はよいけど、寒くて…事前に電話で聞いたときは、下界より2℃くらい低いと伺ったのですが
今日はどう考えても5℃以上低かったです。
もっと厚着していけばよかったのですが、やっぱり山の天候は読めませんね。
帰りに水道水のペットボトルと間伐材グッズをお土産にいただきました。
春や夏も同じルートのツアーがあるみたいで、何度も参加されてる方もいらっしゃいました。
春は山ツツジがきれいだそうです。ダメ元で、また応募してみようかな♪
ちょっと都心からは遠いですが、ご興味のある方はどうぞ応募してみて下さいませね。


10/10 秋の地味玉(アザミ)と江戸東京たてもの園

秋って好きなシーズンなんですけど、お花を考えるとなると、やっぱりちょっと地味…
というわけで、今回はアザミです。
草原にしっとり咲いているイメージで、黒いシジミチョウを飛ばしてみました。



…どうでしょう…やっぱり、地味…??

今回は申し訳ありません、ちょっと変則で、10/12の朝の更新です。
よろしくお願いいたします。

ところで、先日、小金井市の江戸東京たてもの園に行ってきました。
私が生まれ育った愛知県には、明治村という割と有名な屋外建築博物館があるのですが
何しろ広大で…訪問するには覚悟が要ります。
江戸東京たてもの園はそこまで大きくはないですが、建物の保存状態や展示の工夫がすばらしかったです。
お店や家を集めて、街角を表現した一角があるのですが、表通りだけではなく、裏側もすばらしく整備されてます。
建物内外のインテリアや小物の造り込まれたディティールがすごいんです。



表通りはこんな感じ。



こちらが裏側の路地やお庭です。(表の写真の建物のお庭ではないのですが…)
この盆栽や庭木の手入れもよくされているし、路地の看板とかゴミ箱とか防火用水とか、凝って作ってあります。
お店の中の商品やレジスターとか、作り付けの棚とかの作り込みもすごくって
建物の周りをぐるぐる回ったり、出たり入ったり、何度もじっくり見てしまいます。

出かけた日は職人さんの実演や、体験講座などもあって、木工建具の実演がとってもおもしろかったです。
専用の鉋や型枠などを駆使して、細かくて正確なパーツを作成し、それを組み上げて
繊細で美しい透かし模様ができあがります。障子や欄間に使うものだそうです。良いなあ、一個ほしかったです。



でも、建物でいちばん印象的だったのは、建築家の前川國男邸でした。
スイスの山荘のような外観、広い吹き抜けのサロン、壁一面に取った窓、ギャラリーを兼ねたロフト
寝室には作り付けのクロゼットとセントラルヒーティング、キッチンには輸入品のオーブン、サロンに続く配膳窓…
とにかくモダンでおしゃれで、そして明るくて建坪の割に広々として、とても快適に暮らせそうなすてきなおうちです。
ところが、これが1942年、戦時中に建てたものと聞いてちょっとびっくり!
みんなが物がなくて困っていた時代に、どうやって資材を集めたのか…ちょっと複雑な心境になりました。



今回は建物を見て回るのに夢中で、体験講座とか参加できなかったので、またぜひ行ってみたいと思います。
東京都、いろいろあって、だんだんお金がなくなりつつあるようですが
こういう施設もだんだん保存が悪くなってしまうのかなあ…とちょっと心配。
せっかくこれだけ凝って作られた施設なのですから、何とかこのまま維持していただけたらと切に願います。




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