☆しろの雑記帳☆


5/10 ガーベラ

ロシアでいろんなお花を見てきましたが、とりあえず、今回の更新はガーベラ。
何でガーベラかといいますと…3月の終わり頃、掛川花鳥園に遊びに出かけまして
そこで見かけたガーベラの鉢がとってもきれいで、それでガーベラを作りたくなったんですよ。
こんな感じの鉢植えがずらっと並んでいて、大輪で明るい色合いで
それに、ガーベラって切り花が多いでしょう。葉っぱがついてるのが珍しくて、すごく嬉しかった。

 

花鳥園は,鳥が飛んでいる画像をネットで検索すると必ず引っかかってきて
ぜひ一度行きたいと思っていたのですが、ご近所ではないのでなかなか機会がなくて…
でも、花鳥園の目玉は、食堂スペースいっぱいにつるされた熱帯の花のハンギングバスケット
それに、熱帯スイレンの池の上を飛び回る鳥たちに、バードショー。
…なのに、なぜだか、玉はガーベラ。
すみません〜、鳥の玉もいずれ作りたいと思っていますので、今回はこれで…(汗


ハンギングバスケットを上から見られるんです。お花の雲の上みたい。            熱帯スイレンの池と華やかな鳥たち。              フクロウやインコやタカが飛び回るバードショー

ガーベラは前にも作りましたが、せっかくだから花びらの数を増やして
花鳥園で見かけたのになるべく近づけるべく、努力しました。
まあ、本物にはかないませんが、とりあえず今回はこんな感じで…
よろしければご覧になってやって下さいませ。

 


5/7 モスクワ講習会

突然ですが、モスクワに講習会しに行ってきました。
モスクワは今、ランプワークがものすごく盛んになっているんですよ。
以前もロシアのお客さまについて書いたことがありましたが
ジュエリー作家さんももちろん、ランプワーク作家さんもすごく増えてるみたいです。
モスクワのガラス工房からお声をかけていただいて
お客さまにお会いできるかもと思って,お出かけしてきました。

海外での講習会となると、例によって、問題はバーナーとガラス。
もちろん、モスクワでも世界標準ビーズ用ガラスモレッティと、酸素バーナーが使われています。
講習会用に生徒さん用のエアバーナーをそろえるにはあまりにお金がかかりすぎるため
結局、デモだけということにして、レンタルのバーナーを1個だけ日本から担いでいきました。

しかし、デモだけなら準備も簡単だろうと思ったのが甘くて…
ガラスやらバーナーやらお道具やらで、ものすごい荷物…
おまけに、今回は成田から飛んだせいか、以前オーストラリアに行ったときより空港が厳しくて
ガスが残っていないか調べると言って、荷物を全部開けてバーナーのにおいをかいでましたよ。

で、向こうに行ってバーナーを設置して火をつけたらば…何と巨大な炎が立ち上がり,びっくり!
どうもプロパンボンベの圧がすごく高いらしいんですよ。
何とか調整して使える火にしたんですが、通常の1/10の圧だそうで
このボンベにとっては想定外の使用状況なんでしょうね、圧がとても不安定で
毎朝バーナーをつけるたびに、ガスとエアの調整に時間を取られて大変…
それにやっぱりスス入りやすくて、デモだけでよかったとホントに思いましたよ。
自分のだけならともかく、佐竹初心者の生徒さんのバーナーを全部調節して回るなんて
考えただけでも無理、無理、無理…

デモは、桜とコスモスとガーベラ。
鉛ガラスの柔軟性に、皆さんびっくりされてました。
ロシアは最近経済危機があって、かなりキャンセルが出ちゃったそうなんですが
少人数で楽しいお教室でした。


しろ、バーナーの調整に苦戦中

お客さまも遊びに来て下さって、一緒にご飯食べたり
講習会のあとで、工房の作家さんにあちこち連れて行ってもらいました。
モスクワでは今sushiが大流行。あっちにもこっちにもお店がありました。
日本のお寿司とはかなり違うものですが、盛りつけがきれいだし、けっこうおいしかったですよ。
でも、何で日本食なのかなあ。向こうでは日本人はあまり見かけませんでしたし
お店の人もアジア系でもないし、日本語も全く通じなかったんですけど。

  
箸を持った手が鶴になった形がおしゃれ                カラフルなおsushi                       配達用のバイクのようです

5月9日に第二次世界大戦戦勝70周年記念のパレードがあるとかで、赤の広場は準備で閉鎖中。
でも、クレムリン外壁の庭園のチューリップがそろそろ咲き始めていました。
近くの歴史博物館もおもしろかったです。古代のガラスビーズがたくさんありました。
古代から近代までいろんな資料があったのですが、表示がロシア語だけで残念。
でも、工房の方が英語がお上手で、いろいろ説明していただきました。

  
奥の方のピンクのチューリップは咲き始めです                古代のビーズ                       ガラスのツイストでできたブレスレットの破片

工房の方もしろと同じくらいお花好きで、お花をモチーフにしたジュエリーを作られています。
というわけで、モスクワ郊外の大きな自然公園や、市内の古いフラワーガーデンに出かけました。
モスクワは初春で、お花が咲き始めたところ。
ワイルドフラワーが咲き誇って、ホントにきれいでした。

  
郊外の公園の森には早春のお花がいっぱい            歴史のあるフラワーガーデンなのだそうです               シダの若葉とワイルドフラワー

モスクワの住宅地(というか団地街)には街路樹がたくさん植えられていて
それが一斉に芽吹いていて、これもホントにきれいだったんですよ。
この時期に来てすごくラッキーだって言われました。


ホテルの周りは団地街で街路樹の新芽がとてもきれいでした

でも、モスクワの市街地はすごい車社会で、 名古屋の100メートル道路も真っ青な大通りに、車がビュンビュン走っていて
人は地下道や歩道橋でないと渡れず、おまけにあちこち工事中。
その上なんと、しろは高所恐怖症で、モスクワの地下鉄には乗れないのです。
(ものすごく深くて、エスカレータしかなく、それが超高速だそうで…しろにはほとんどホラー(泣)
というわけで、一人で行けるのはホテル周辺だけで、それもけっこう歩くのが大変でした。
海外旅行ではいつも一人勝手気ままに行動しているのですが、今回はなんだか勝手が違って…。
それに、モスクワは物価が高い上、円との両替レートが驚くほど悪くて
(渡航時のレート 公定レート:1RUB=約2.4JPY、JPY→RUB:1RUB=約2.8JPY、RUB→JPY:1RUB=約1.8JPY)
カフェの食事とか、しろ的には、目が点になるような値段なんです。
よかったらまたおいでって言われたんですけど、ちょっと考えちゃいますねえ…

でも、海外販売始めてから、いろんな方と知り合えて、いろんな場所に行く機会もできて
すごく世界が広がった気がします。
今回もいろんな方にお世話になって、親切にしていただき、とても嬉しかったです。
みなさまありがとうございました!!
また会うときまで、ダズビダーニャ!




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