☆しろの雑記帳☆


8/31 梅鉢草とオトギリソウ

やれやれ〜、何とか8月中に更新、ギリギリセーフです。
ええと、今回は梅鉢草とミヤマオトギリソウ、夏の終わりに咲く山野草です。

梅鉢草って、花芯がものすごく複雑な形してるんですよ。
ガラスではもちろん表現し切れておりませんが、実物はとってもおもしろいです。
仮のおしべがあって形が複雑な上、自家受粉を避けるために、おしべとめしべの開く時期をずらしてて
時期ごとに花芯の形がかなり変わるんだとか。(すみません、花芯同じ形しか作ってません。)
でも、とんぼ玉ではいつものとおりチョウチョを飛ばしてますが
このお花、チョウチョよりアブとかの方がよく来るみたい。

今まで、あまり気にせず、お花といえばチョウチョを飛ばせてたんですが
お花って蜜のある部分の形で、来る虫の種類も変わってくるみたいなんですよね。
う〜ん、まだまだ研究が足りません。
でも、アブの来るお花だからって、アブ入りのとんぼ玉ってのもちょっとどうかなと思いますし…
う〜ん、難しいなあ。

とりあえず、今回箱のデザインで…とんぼ玉と帯留めです。
よろしくお願いいたします。

 


8/23 不思議な生き物の美術展

今日は一日職場(と制作)をサボって、展覧会巡りをしてきました。
一番良かったのは、前にジュエリーの展示会がすっごくツボだったヤマザキマザック美術館
「夏の思い出 森の夢 不思議ないきものたち」展。
生き物をテーマにした工芸や絵画の展示会ですが、
新野洋先生の不思議な虫たちが、今回もものすごくツボ!でした。

草花から型どりをしたパーツを組み立てて作られた架空の昆虫なんですが
虫の羽が葉っぱだったり花びらだったり、触角は草の穂や羊歯の葉、足は枝や根っこ
あり得ない造形なのに、どれもものすごくリアルに見えるんです。
「虫の羽の筋って葉脈に似てるな」くらいは、誰でも感じるとは思うんですが
それをリアルっぽく造形するには、虫にも草花にもよほど精通してないとムリですよね。
新野先生は、中学生の頃から草花でできた架空の虫の絵をずっと描かれてたそうで
その絵がずらっと展示されていましたが、ものすごくお上手。とても中学生とは思えない。
それにそんな昔から興味を持たれてたなら、お詳しくて当然ですよね。

写真撮影可だったので、夢中になって撮りまくったんですが
美術館って暗いですからね〜、手ブレまくりの上、色もでてないし…(涙
いくらかマシなのをupさせていただきますが…ほんとはもっとかわいかったのになあ。
写真集あったら買うんですけど出版されてないそうです。
小さい美術館なので、展示会のパンフレットも小さめで、絵はがきもなかったし…残念。
他の作家さんも、彫金で作られた野の花や、バードカービングなど、どれもしろのこのみでした。
こちらの学芸員さん、きっとしろとお話が合うのかも。


今日出かけたのはこの他、
名古屋市科学館の深海展とアートアクアリウム展
深海展は東京の科学博物館のを見たかったのですが、先日行ったとき40分待ちで断念。
東京の呼び物はウワサのダイオウイカの標本でしたが、名古屋ではダイオウイカは模型でした。
しろのお気に入りは、生きている実物のオオグソクムシ。かわいいんですよ♪(画像はあえて省略)
アートアクアリウム展は、金魚をアーティスティックに展示しようという趣旨の展覧会。
う〜ん、きれいはきれいなんだけど、真っ赤やブルーのライトが当たると金魚の色が変に見えて…
こちらの天然色ライトの普通っぽい水槽が一番かなあ。やっぱり金魚には水草の緑が映えますね。
上からも横からも見られて、金魚は水鉢で上から眺めるように作られた鑑賞魚だとよくわかります。



しかし…1日で3個はやっぱしんどいです。
3つが位置的に微妙に離れてて、全部徒歩でまわったので、けっこう足も疲れましたし…
でも、明日からはまたがんばって玉作りしよっと。
私もいつかもっとかわいい虫がいろいろ作れるようになれますように。


8/6 ニッコウキスゲとノビタキ

す、すみません…7月は結局更新なしでした。
ええと、作ってはいたのですが…展示会用の旧作の再制作とか、マーブルとか…
それでも計画では何とか7月中に新作を作れるはずだったのですが、なぜか計画通りに行かないんですよね。

まず…お題はニッコウキスゲとノビタキなのですが、ノビタキが難しくって…
お花やチョウチョはそんな大失敗はそんなにしなくなりましたが
鳥や魚のパーツが一度でできあがったためしがないです。
おまけに、もうトシなのに東京で遊びすぎたり
その上、とんでもない事故が…!!

なんと、電気炉のコントローラーが壊れちゃったんですよ。急に温度が600度くらいまで上がって…
電気炉って普段はとっても頼りになって、中でひずみを取って徐冷すれば、絶対割れない玉になります。
ところが、それが暴走始めたとたんに、中に入れたものが全部破壊されちゃうわけで…
このショックというか、裏切られた感ときたら
たとえるなら、自己免疫疾患で全身じんましんとか、空き巣を捕まえたら近所のお巡りさんだったとか
…まあ、そのくらいのショーゲキなわけです。

幸い、やられたのはとんぼ玉3個だけで、不幸中の幸いでしたが…
日曜日とかとんぼ玉10個近く作るし、マーブル作ってるときとかじゃなくて、ほんとに良かった。
あわてて購入したA3インターナショナルさんに電話したら
店長さんが海外出張で、電気炉のことはわからないとのこと…
地元の業者さんに伺ったけど、同じタイプのコントローラーがなくて
結局、A3さんの店長さんに国際電話かけて、やっと部品が手に入りました。は〜

そんなこんなで、こんなことになってしまいましたが、何とか更新できました。
高山植物っていろいろあるけど、高い山に登らないとなかなか実物が見られなくて。
でも、ニッコウキスゲって高原の草原に咲いてるから、私でも何度か見たことあります。
黄色のお花が青い夏空に生えて、とてもきれいですよね。
ノビタキはニッコウキスゲに集まる虫を捕りに来るんですって。…虫は作っておりませんが…

とんぼ玉と帯留めです。
どうぞよろしくお願いいたします。

 




前の雑記帳